勢い余って贅沢「寿司 一心」
この間の日曜日。東灘にて「大黒正宗ファンの集い」に参加して参りました。実に楽しい一日でした。多分。いや、一応最後までご機嫌だったのですが、二次会云々というあたりからすっぱりと記憶がございません。もしもご迷惑をおかけした方がいらっしゃいましたらこの場を借りて陳謝致します。あの時の私は今の私とは別人なのです...。
とまぁ、そんな訳でその時の模様は
他の方のブログなどを参照下さいませ。で、昨日にまですっぱりと話は飛びます。大丈夫ですか?ついてきて下さいよ。
昨夜は御料人様と二人して、日頃の疲れを癒すために鮨など頂きましょう、という話になりまして。いそいそと職場を片づけて。が、ここで御料人様から緊急の電話。「定期入れを落としました」と。えーー!しかも免許証も入っているということで、落としたと思われる最寄りの交番へ。ええ、無事にありました。
さすが日頃の行いの良い御料人様。

さてさて。本来は三宮のお店へと行く予定でしたが、神戸駅まで移動してしまったこともありどうしたものか。で、交番で手続きをしているところに、道をお尋ねのかたがいらっしゃいまして。聞くとはなく聞いていると「いっしん」というお店を探していらっしゃるらしい。「お寿司のお店ですか?」とお聞きするとラーメン店だとか。あーそれは知らないわ、鮨なら知っているけど、と交番に居合わせたお巡りさん&我ら夫婦。ということで、そのあと「一心」で鮨と決定しました。ええ、これも神の啓示。

前置きが非常に長かったのですが、まぁ、早い話が一心で鮨喰ったんですよ。落とし物が見つかったということで、無駄にテンションがあがってしまい、贅沢食いで。まずは【貝の盛り合わせ】を造りで。赤貝・貝ヒモ・鳥貝・貝柱・アワビの盛り合わせ。この段階で贅沢スタート。アワビ盛りすぎ。で、すげぇ旨い。こりゃ堪らん。

続いては【サヨリの糸造り】なのですが、これも大ぶりなところをてんこ盛り。てんこ盛りサヨリ。大味かと思いきや、これが繊細な旨さ。紫蘇の香りと白身の甘味が堪らない。ビールなんてあっという間に呑み切って私は冷酒にさせて頂きますよ。【山田錦】を頂きます。くは、こりゃいいや。一瞬ぬる燗で頂こうかとも思いましたが、冷たい酒の誘惑に負けました。

で、私の大好物。【蒸し穴子の造り】をば。蒸し穴子と長芋を海苔で巻いた一品。これが有れば日本酒なら三合、白飯なら丼一杯は軽くいっちゃいますね。堪らんですよ。くいくいっと呑んじゃいますから気をつけなけりゃあいけません。あ、鰹。では【鰹のタタキ】で頂きましょう。大根おろしと葱とポン酢。シンプルな薬味。

うん、これもいい。この時期の鰹なら刺身で頂いても良いのですが、思いの外脂ののった鰹でしたのでこれもまた旨い。冷たいものばかりというのもいけませんから焼きものも一品。【シマアジのカマ焼き】などを。シマアジのカマ焼き。私始めて頂きます。カマ焼きというと、もっと凄いイメージだったのですが。

シマアジですから実に上品。これをしっかり目の塩で焼いてあり、酒の肴にも飯の友にもよく合いそうです。私は酒の方ですが。骨までしゃぶれる旨さを堪能。さて。そろそろ握って頂きましょうかね。先ほのカマ焼きが旨かったので【シマアジの握り】をお願いします。おや、これはまたしっかりとしたネタがのってます。

取り敢えず御料人様と一貫ずつ。ぱくり。うはぁ旨!シャリは小さめネタは大きめ。酒が呑める握り。普段はてんこ盛りご飯ですが、鮨のシャリは小さくても良し。この辺りに贅沢さが滲み出ております。御料人様が目をつけていた肝があったのですが、「きっとヒラメに違いない」という御料人様の判断で【鮃の握り】を。

ええ、予想通りでした。鮃の上には鮃の肝。これがまぁ旨いんだわ。ポン酢で頂く鮃とその肝は、口の中で旨さ爆発、幸せ。よーし、つぎつぎ!えーと、【イカの握り】を。正直言って、私寿司ネタの中でもイカが大好き。いや、ほとんど好きなのですが、その中でもかなりの上位。これがまた旨い。イカの甘味がふわりと広がる。

さらにウニを。【由良のウニの軍艦】です。由良のウニと聞いては頼まないわけにはいきません、と御料人様。大好きだそうです。ウニは由良に限るそうです。ちなみに私には違いが分かりませんが、ウニは好きです。一舟一人で喰いたいくらい好きです。そんなことすると足下に吹き荒ぶ痛い風ということになりかねないのでやりませんが。

よし、じゃあ次【車海老の握り」を。御料人様はそのまま、私はツメをお願いします。海老にツメを使うの結構好きなのです。あの甘く煮詰まった味が堪らない。そしてこちらの海老は頭付きで握って下さるので、そのまんまばりばりっと。あう、旨いわー。さて、そろそろ本日のメインをいっちゃいましょうか。先ほどから非常に気になる憎いヤツ。

【トロの握り】をお願いします。ええ、お願いしちゃいました。もうね、目の前にその美しくも豪勢なお姿で鎮座坐すトロ様。これは相当なお値段とは思いますが、定期入れが見つかったというマイナスからのテンションアップで。人間勢いが大切です。でトロ。旨い。旨い。アッサリとしたそのサシは、牛肉とは別次元の旨味。

旨ーーー!こりゃ堪らないわ。よし、じゃあこうしよう。すみません、トロ、追加でお願いします。莫迦。本当の莫迦夫婦。これ一貫いくらだろう、とか、トロ喰いすぎてどうするの、とか後先考える能力が全くない。だって旨いんだもの!で、今気がついたけど、御料人様はシャリなしだったのね。これまた贅沢の極みだわ。

実はトロに連荘の間に【焼き穴子】というのがあったのですが、トロのパワーの前にはその存在は実に軽く扱われてしまいます。いや、旨かったんですよ。でもあれですわ。戦艦大和と武蔵の間に挟まれた巡洋艦くらいの扱いになっちゃうわけですよ。弩級の旨さの前にはいろいろと吹き飛ばされるものも有るわけで。

なのにラストで【ゲソ握り】など頼んでしまう私。一貫はツメ、一貫はそのままで。このお店のゲソ、本当に旨いのです。これを食べないとどうしても収まらない私。御料人様の方はといえば、【赤だし】ですっかりと〆ちゃっています。私も二貫のゲソを頂いて御馳走様でした。いやー旨かった。そして調子に乗った私は、翌日の朝に鉄火巻き喰いたいな、ということでお土産に巻きまで。
ええ、今回信じられないほど喰っちゃいましたね。量ではなくて金額的に。今まで何度かこのお店に来ておりますが、倍近い金額。そりゃそうだわ、あれだけ高級ネタ喰ってるんだから、しかもお土産付きで。

さて、そして今朝。昨日のお土産を朝食に頂きましょう、と包みを解いてみたのです。あれ?鉄火、ですよね?えーと、どう見ても【トロ鉄火】なんですが。いつもは真っ赤な赤身がこれでもか!と巻かれているというのに、どう見てもトロ。醤油を垂らすと脂が浮いている。紛うことなきトロ。すっかりとトロ祭だった昨夜、勢いで鉄火までトロで巻かれちゃいました。
旨すぎて朝からテンション上がりすぎです。
ちなみにご主人がラーメンの一心ご存じでした。
今回のお店:寿司 一心
兵庫県神戸市兵庫区新開地6-1-5
TEL.(078)512-4323
2008年5月28日 12:06