炭・やき肉 やまがた屋

さて、土曜日は本日最初の忘年会でした。ってか、余りの暖かさに年末の意識が薄いです。なので忘年会というよりも、普通に旨い焼肉喰いに行く、ってな感じです。自分の記憶障害加減が末恐ろしいですな。
今回は「関西焼肉.com」のいかりんさん御一行と同席させて頂きました。総勢四人。質素。ま、このくらいの方が小回りがきいていいものです。何の小回りかはよく分かりませんが。ってな具合で今回のお店は「炭・やき肉 やまがた屋」さんです。
このお店、以前から何度か伺いたかったのですが、前を通るのは仕事がらみの真っ昼間か、懐具合の寂しい夜だったモノで、なかなか機会がありませんでした。というわけで、今回は非常に楽しみだったのです。
お店は、カウンターでずらり。後でお聞きしたのですが二階席もあるそうです。ま、四人ですからカウンター。よろしくお願いします。
このお店、まずはセットから頂くのが決まりとか。郷に入れば郷に従う私ですから、早速そのようにお願いいたします。でも、生ものは先に。生レバを。そしてキムチの盛り合わせで肉待ちとなります。
この生レバ。胡麻油と塩で頂くのですが、肉の方に前もって塩してあるのですね。なるほど、これなら塩の偏りが無く、美味しく頂けます。素晴らしい。レバーそのものは「今日は最高というほどじゃありません」とおっしゃってましたが、いやいや、なかなか美味しいです。軽く散らしてあるゴマがアクセントになります。
で、いよいよ焼肉。まずはタンステーキ。ほうほう。これは見事な拍子木切りですね。まさにステーキです。焼き方は転がしながら全面がパンパンに膨れるまで焼く。ふむ。なるほど。そのために拍子木切りな訳ですか。納得です。
このタンはよく焼いて食べることに決まりました。ということは、普段のように薄目を片面焼ということが出来ないのですね。となれば。ご店主に隠れて、こっそりと生で囓りました。ええ、ナマニクダイスキ。うん、これは旨い。普通に刺身で喰いたいほどの鮮度。脂が非常に乗ってますから、確かによく焼いて食べるのは正解ですね。でも、マグロの大トロのような味わいは、生でも喰いたいと思う、そんな私を再発見(いや、知ってましたが)。
続いてはウルテ。コチラは打って変わって小振り。これも十分に遠火で焼くとのこと。郷に従いましょう。アミの上はさながらクリスマスリーフ。これからの季節にぴったりです。が、食べるのは十分焼けるまで、今しばらく待たねばなりません。
そのクリスマスリーフの真ん中。空いているスペースで今度は「肺」を焼きます。これは淡泊な部位ですから、焼きすぎないように注意とか。ええ、焼きすぎませんよ。両面色が変わったところで頂きます。うん、淡泊。アミの上は更にクリスマスリーフっぽくなりました。赤色最高!
そして、私は初体験のハツスジ。と、今このひとり言を書きながら思い出しましたが、これ、以前に違うお店で食べたことがありました。その時はかなり小さめにカットされていたのでイメージが違っていたようです。え〜と、どこだっけ?恐らく「満月」さんか「くにきや」さんか「玄萬亭」さんだったと…。記憶障害。
それはそれとして。このハツスジ、旨いですねぇ。実に旨い。ホルモン系の歯ごたえと、赤身のような味わいを残しているのが肉好きには堪らないものがあります。もう、いつの間にやらビールからヂョカに変わってました。これはビックリ!
そしてツラグレンス。ほう、これは。全く初めての部位。うん、素敵。この脂っこさ加減が焼酎を呼んでいます。イラシャイマセェ。旨、これ好き。よく年齢と共に脂っこいモノはちょっと…。といいますが、老いてなお脂に走る自分が微妙に可愛いのです。喰うよオラ。
すげぇすげぇ。じっくりと焼いて喰うのは基本ですね。止めどなく湧く食欲が空恐ろしいのです。と、ここで野菜焼。え〜と。普段は食べないのですよ、野菜。でも郷に従います、はい。ちなみに山芋旨かったです。うん。酒すすむし。ヂョカお代わり!
さて、一服したところで小腸に移ります。小腸。テッチャンが品薄になった今、この小腸が私のホルモン欲を慰めてくれているのです。うん。脂、最高。よく見ると、この脂に包丁が入ってないのですね。
脂に隠し包丁が入っていると、焼いているときに腸部分が縮んでパッと広がるのですが…。これがですね、広がらないとまるで焼貝のように締まっていくのですね、脂。う〜ん、なんともビジュアルが意外な方向に。そして、確かにこの方法だと脂が散らないのでよいです。脂が苦手な人にはどうかと思いますが、私、好き。喰う。
さて、ほぼホルモンは満喫しましたので、赤肉を頂きましょうか。え〜と。これは。ツラミ?でしたっけ?ツラミ頼みましたよね?たしかそうだと思うのですが、記憶死んでます。う〜ん写真だけだとコウネにも見えるし。って、これ旨かったのは覚えてるんです。覚えてますよ。大丈夫、キオクハダイジョウブ。
で、タン下。「くにきや」さんで頂く「タンのクリ」とほぼ同じ部分。「くにきや」さんでは芯だけですが、ここではその周りも一緒に。これ、旨い、お薦め。めちゃめちゃお薦め。今回の肉の中では最高にお薦め。旨い、旨い、旨い。これとハツスジを堪能しまくりたいですね。これはイイ!
コリッとした感触を残しつつ、タンの旨味と赤肉の旨味が混ざった感じですか。内ツラのあたりの旨味といいますか。これは食べねば人生の損失です。この辺りでマッコリに。マッコリ、肉に合う。
喰ったことのないモノは取り敢えず喰らいます。キモグレンス。以前、岩崎塾で食べたのですが、コチラはまるでモノが違いますね。脂の新鮮さが段違い。旨い。私、やはりホルモンの脂大好きです。ビバ!内臓脂肪。
そして、ハラミを頂きます。これも安定した味。美味し。いや、満足満足。と、ここまできて全て塩で食べていたことが発覚しました。これはいけない。ということでミノサンドをタレで。これもイイですね。揉みダレだけのホルモンは実に旨い。辛めのタレが実に旨いのです。
いやぁ、本日大満足です。久しぶりにがっつりと食べさせて頂きました。あ、別にこの後もう一軒食べに行くのはかまわないですよ。別腹用意しますから。でも、この旨かった余韻で本日は終了としておきましょう。
総括して、この「やまがた屋」さんは私にとってハレの焼肉ですね。「焼肉を食いに行こう」と言って選ぶ店ではなく、「今日はやまがた屋へ食いに行こう」という感じです。焼肉店の中の一店ではなく一つのジャンルですね。
何はともあれ、本当に大満足の2004年第一回忘年会となりました。やまがた屋さん、ご馳走様でした。

最終的にホルモンしか食っていませんが、私。
ハラミとツラミは内臓肉と分類しております。

今回のお店:「炭・やき肉 やまがた屋」
大阪府大阪市北区西天満6-8-17
TEL.(06)6367-3666

4 comments to “炭・やき肉 やまがた屋”
  1. そうですか、やはりいかりんさんと行っていたのですね。
     私も関西焼肉.COMを見て、やまがた屋さんにはぜひ行きたくなり、行こうとしたとたんやまがた屋さんのHPが無くなったので予約できず、行き損ねたままです。
     もっとも会社が梅田なのでその内行けるでしょう。コースも安くなりましたし。
     ともかく新年会を楽しみにしていますね。

  2. はい、行って参りました。
    実に堪能させて頂きました。
    HPは無くなりましたが、電話で予約できると思いますよ。
    今回はいかりんさんにお任せだったのでよく分かりませんが。
    来年からランチも扱うそうなので、是非行ってみてください。
    新年会は「くにきや」さんですよ。
    何でしたら二次会は「やまがt…げふげふ。

  3. いや、なかなか殺傷力の高い画ズラですね(笑)やはり大阪は焼肉エルドラドのようですな。ここは一度行ってみたいお店のひとつでしたのでいい人柱ができ(笑)、いえてつやさんの信頼度の高いレポートのおかげで訪問してみたくなりました。今度行こっと!

  4. ええ、是非食べに行ってください。
    後悔はないと思います。<やまがた屋さん
    この写真は凶悪ですね。
    特にウルテが焼けていく3枚の連続写真…。
    自分で釣られてしまいました。
    焼肉喰いてぇ(笑)

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