お好み焼を考える

昨日は久しぶりに自宅でお好み焼を作りました。というのも、普段から私のお好み焼は世界一だと豪語していたところ、是非喰わせろとのお達しがあったからです。ええ、いいですとも作りましょうとも。
まずは朝、寝起き一番生活協同組合にてキャベツを購入してきます。そして四分の一をひたすら刻みます。ざくざくと。大体5mm〜1cmくらいに。そして水で洗った後、ザルのまま冷蔵庫で寝かせます。こうやって適度にしんなりとさせた方が生地になじむのです。
そして出汁をとります。今回はお好み焼用だけなので雪平鍋で必要分だけ。沸騰したお湯に鰹節を適量放り込み、火をゆるめて4〜5分、これで完成。実に簡単。でまぁ冷ましながら、空いた時間でお買い物です。
今回、ソースを切らしていましたので、本来でしたら電車で三駅ほどのところまでバラソースを買いに行きたいところですが、面倒というか掃除洗濯で疲れ切っていたものですから近場でオリバーソースなど。実はこのオリバーソースも神戸のソースなんですね。
そして「あぶらかす」を入手。更に長いも、小麦粉、玉子などの必要な材料と豚肉を購入。これで一通りそろいました。
さて帰宅してからは、出汁をとった後の鰹節を煎ります。これで香ばしさをつけて生地に混ぜ込むのですよ。煎り終わったものをすり鉢で粉末にしておきます。次は長いも。大和芋や自然薯なども使いましたが、入手の容易さと適度な水っぽさがお好み焼に合うということでこれを使います。
これもおろし金でおろした後、すり鉢でふんわりとなるまであたります。これで下ごしらえ完了。粉を出汁で溶き、作った粉鰹を入れ、刻んだあぶらかすとキャベツ、長いも、玉子を適量入れて混ぜます。実に簡単。あ、このときに軽く塩コショウしておくと生地の味にしまりが出ます。
さぁ焼いていきましょう。フライパンに油を引いて焼くのです。このときにサラダ油を使うのですが、実は豚の脂で焼くと表面がかりっと焼けて旨いのですよ。でも、ないですよねヘッドとかって。なのでラードで代用するか、先に豚肉の脂身が多い部分を炒めて、その脂をフライパンに残しておいてサラダ油を足してやると結構使えます。ちなみに、二枚目からは、一枚目を焼いたときの脂を利用しちゃいます。二枚目の方が美味しかったりするのです。
さて、豚肉を乗せるときには基本的に大きさは3cm四方くらいに切っておきます。この方がテコで食べる場合も箸で食べる場合も食べやすいのです。よくお店で長いままの豚バラスライスを使っていますが、うまく切れずにバラバラになってしまうことないですか?私はよくやります。なので切っておきます。主婦の知恵。
そうやって焼き上がったお好み焼にソースを塗って出来上がり。実に簡単です。ちなみにここまでの課程ででた生ゴミは長芋の皮のみ。キャベツはきっちり芯まで使います。地球にも優しいのです。
さぁそれでは頂きます。どう?旨い?そう旨いですか。じゃあ私も。…ん?なんだ?ちょっと思った味になってませんよ。ああ、これは調子に乗って「あぶらかす」を入れすぎました。一枚あたり20gほどいれたのですが明らかに多すぎ。脂が勝ってしまっています。そのために苦みもあります。
う〜ん、やはりこのところのブランクのせいでしょうか、納得できるものになっていません。お客様は機嫌よく食べてくれていますが、私のベストのお好み焼ではないのです。よし、さっそくリベンジしなければ。本日よりしばらくお好み焼強化月間とさせて頂きます。

こうやって必要以上に食べ過ぎることになるのです。
ああ、ダイエットは遠くにありにけり。

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