粕汁

本日のキムチ:発酵一日目、順調です。きれいに空気を抜いていたのに、徐々に袋が膨らんできました。いやん、がんばれぇ。
毎年なのですが、利き酒会に行くと酒粕を貰いますので、この時期は粕汁を作ります。この酒粕がなかなかのモノです。というのも、よくスーパーなどで売られている酒粕は、もう、これでもかと言わんばかりに圧をかけて、酒分を絞りきっています。これに対して、この酒粕はそこまで絞っていません。圧をかける船自体がかなりの年代物で、余りやりすぎると壊れてしまうそうです。そんな訳で、普通の酒粕のようにそのまま焼いて食べるなどしたものなら、酒に弱い人は酔ってしまいます。
そんな素敵な酒粕ですので、美味しいのです、実に。今回は、キムチの材料が余っていたので、大根とニンジンだけの粕汁にしてみました。どうせならと、普段は鰹だしで鶏肉や鮭など入れるところを昆布だしのみです。うん、ベジタリアンだ。まごう事なきベジタリアンだ。
しかしこれが、案外正解でした。白みそと少量の塩だけで味付けした粕汁は、はっきり言ってあっさりと食べられます。ヤンニョムがまだ残っていますので、牛肉とタマネギをヤンニョムで炒めて、この粕汁で頂くとめちゃめちゃ食が進みます。軽くどんぶり一杯の白飯を平らげてしまいました。とても残り物だけで作ったとは思えません。いや、思ってはいけません。

とても悲しくなりますから。
でも、本当に美味しかったのですよ。

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