お江戸の旅2008〜一日目の夜「ふじ芳、西口やきとん、bevi」

この連休、仕事を上手い具合に絡めて、御料人様と二人してお江戸への旅を満喫して参りました。御料人様は早朝から出発、私は午後から追いかけるように。今回のテーマも昔からの下町をしらみつぶしに歩こう!ということで。相変わらず歩きまくりの強行軍。お陰で足の裏全体が水ぶくれという惨事になりましたが。


ふじ芳の外観まずはホテルに荷物を放り込んで、早速御料人様と二人で出発。前回のお江戸旅から気になっていた浅草橋西口のお店へと。冬といえば鍋。ということで「四季の味 ふじ芳」へと行ってきました。このお店の看板メニュー、というか、本当に看板に書いてあるのですが「うずらなべ」をいただきに。

突き出しのもずく前回はお店が大繁盛で入ることが出来ず涙を飲んだのですが、今回はカウンターにお客さんが一人だけ。いやに空いているなぁと思ったら二階で宴会が行われておりました。ではまぁ頂きましょうか。まずはお通しから。モズク。かなり細いモズク。旨い。サッポロ黒ラベルによく合います。つか、ビールが旨いのでなんでも旨い。

山うどの酢味噌和え続いてはちょっと気になった「山うどの酢味噌和え」を。これ旨いわ。何というか素朴な美味しさ。これをちみちみと摘みつつ黒ラベルを頂く。そして御料人様ご希望の「白子ポン酢」も。これが温かいのね。これは初めての経験。白子が温かいので甘味が倍増して、しかも喉越しがいいのです。

温かい白子ポン酢もう、この辺りで日本酒が欲しくなるのは道理でしょう。と、思っていると升酒が。え?注文してませんよ?あ、お正月の振舞酒ですか。これはありがとうございます。升の角に塩を盛ってありますので、それを舐め舐めお酒をちびり。日本の冬の幸せがここに凝縮しております。と、ここでちょっと意地悪心。

うずらなべの具材!これで一人前!というのも、東京に来ると大抵一緒に遊んでいるながしまさん・アマグリさんご夫妻が、スキー旅行で会えないことになったのです。なので旨そうな写真をメールで送りつけようという嫌がらせ。我ながら性格が悪くて感心しますね。で、メール。うほほ、悔しがるがいいわ!プルルル、あれ?携帯が鳴る。

ぐつぐつ!「今から合流します」って、ながしまさん。え?あ、明日から旅行でしたか。これはこれは。そういうことでしたら是非お待ちしています。御料人様が店の場所をお伝えして待つことに。だからといって喰う手を緩めるほど甘くはありません。なぜなら、既に注文していた鍋がやってきたからなのです。

振舞酒を升で!おー、これが「うずらなべ」ですか!っていうか、これで一人前の量?多いよ!そして、うずらはつくねになっているのですね。可愛い店員さんが手際よく鍋に投入。どんどんと煮上がっていく具材。よーし、喰うぞーー!ええ、煮詰まるので待ちません。これが我ら夫婦のジャスティス。だって、升酒と鍋があって、おあずけ喰らっても無理ですよ。私が犬なら飼い主に噛みついてでも喰います。

ぎんなんあげまずはうずら肉から。うは、これは「上品なジビエ」風ですね。ちょっとクセはありますが、旨味の方が勝っております。わしわしと喰うのはいつものこと。そしてお酒は飲み過ぎないように注意して。「ぎんなんあげ」など摘みつつ鍋を完食したところでながしまさん合流。後からアマグリさんもやってくるとか。

いかわた焼、旨!ではでは、かんぱーい!いやーお久しぶりです。と、予想通り呑んでおります、振舞酒。いくらでも入れてくださるものだから、いくらでも呑んでしまうというダメニンゲン。「いかわた焼」のぐつぐつ来る頃にはすっかりと酔っぱらい。ってか、このいかわた焼が旨いんだわ。塩からのようなワタでイカを鉄板焼。

きずしは注文を受けてから〆るそりゃあ酒が進むに決まっております。程なくアマグリさんも合流して更にかんぱーい!その後も、きずしや砂肝炒めなど酒の肴三昧。あ、アマグリさん達もうずらなべ喰ってましたよ。私たちだけじゃないからね。で、最後に看板メニューその2の「せいろめし」。だって目の前にせいろが積み上げられているのだもの。

せいろめし、超お薦めやってきたのはせいろ。当たり前。そこには鮭の刺身にイクラを大量に乗せて蒸されたご飯。こ、これは!何という旨さ!まさに親子蒸籠じゃあないですか!そして汁物は赤だし。もうね、がふがふと貪り食うね。堪らん、この幸せ!ということですっかりと腹くちましたので次のお店に行きましょう。ご馳走様でした。

で、いつものワインバーへと。なぜか「いつもの」という常連的なことを言い出すのがおかしい。ま、毎回行っているからね。ところがところが、お店は満員御礼。ありゃあ、貸し切りですか。それは仕方がないですね。ということで素直に引き下がります。では、やはりいつものあっちへ行きましょうか。

この大盛況!西口やきとんそう、浅草橋西口といえば「西口やきとん」と相場が決まっております。が、こちらも満員。もう立錐の余地も無し。と思ったのですが、上手い具合に焼き場の目の前の方が帰られて。しかも周りの方に詰めて頂いて四人分の場所確保。当然立ち食い立ち呑み。残念ながらあまりの盛況さにレバ刺しは売り切れてましたが。

串も軽く摘みましたでも焼き場の前。注文し放題。我々はハイボール、ナガシマさんご夫妻はココア割でまたまたかんぱーい!どうしても気になったうずら焼きを頂いて、赤獅子、白獅子もとうぜん。で楽しく語らい、この辺りで解散となりました。ええ、ながしまさん達は明日は五時起きだとか。遅くまでお付き合いありがとうございました。

とまぁ無事に送り出してから、私たちはどうしましょうか。もうすっかりと遅い時間…あれ?21:30?早いじゃないか!そしてさっきのバーの貸し切りはたった今終わったはず!よし!行こう!ということで「Wine&Dining bevi」へと。

beviで軽く赤ワインこのお店もやきとんに引き続き立ち呑み。ですが、壁際の段差に軽く座れる構造なので、テーブル付きで腰掛けて頂きます。といっても先ほどから大概呑んでますから控えめに。本当に控えめに二人とも一杯ずつだけ。相変わらず安いです。そして放っておかれながらも上手い具合にかまわれるという絶妙な間合いの接客が嬉しい。

ほのかな甘さが大人の味。ブルーチーズケーキもういい加減食い物はいらないなぁ、と思ったのですが、考えてみればデザートがまだでした。これはしまった。ということで「ブルーチーズケーキ」も頂きます。これ、チーズの具合が半端でなく多くて、甘さ控えめメチャ旨。酒飲み(主にワイン好き)には堪らない旨さなのです。いやー大満足。ご馳走様でした。

この後、余りに喰いすぎたということで、御料人様と二人して浅草橋から両国のホテルまでぶらぶらと歩いて帰りました。せめて少しでもカロリー消費しようという涙ぐましい努力なのです。

焼け石に水という言葉は知っているのですがね。
無駄な抵抗もしないよりまし。まだまだ続きます。

今回のお店:
四季の味 ふじ芳
&
nbsp;東京都台東区浅草橋4-1-2
TEL.(03)3866-6229

焼き鳥 西口やきとん
東京都台東区浅草橋4-10-2
TEL.(03)3864-4869

Wine&Dining bevi
東京都台東区浅草橋1-35-8
TEL.(03)3863-0388

2 comments to “お江戸の旅2008〜一日目の夜「ふじ芳、西口やきとん、bevi」”
  1. >ばかまろさん
    す、すみません。
    いや、行き当たりばったりの予定だったもので(笑)
    突然の呼び出しでもいけそうなら、次回は声かけます!

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