現在過去未来全ては豚ホルモンから「かどやん」

マラソン完走以降、すっかりと走らなくなったがためにすっかりと重くなってしまった体重をなんとかすっきりしようとようやく重い腰(物理的に)を持ち上げてランニングを始めた、貴方のてつやです。

今を去ること30ウン年前に、呑み歩きの楽しさを覚えたばかりの頃。まぁ週に三日は飲みに行っていた幻の名店「串ホルモン 城戸」の城戸さんがお店に出るという噂を聞きつけまして。それならばともちろん駆けつけるわけですが、まぁ昔から幾多の人々から慕われていた城戸さんですから開店直後は満席は必至。なので十日ほど置いた今日、満を持してお店に伺いましたとも。

今回は一人で呑みに行くということで御料人様には前もって了承を得まして、もうね、今朝なんか「城戸さんに会える」と気持ちが先走り朝は四時から目が覚めるという恋する乙女。で開店時間に合わせて電車に乗るつもりが開店時間より20分ほど早く着いたものだから近所を徘徊して時間を潰すという、初デートの男子中学生みたいな大莫迦具合。

でまぁ時間となりましたのでお店に向かうとちょうど看板を出している城戸さんが!「こんにちは!」「おおぉ!久しぶり!」とまぁ熱く道端で握手しているオッサン二人。いや、もうねよかった。お元気そうで本当によかった。随分と久しぶりな再開ですが昔と変わらぬその姿に一気に時代を遡りますわ。

昔のお店を思い出しつつ階段をトントンとあがってゆく。ああぁそういえば初代加納町のお店の時も、震災後のお店の時もいつだって階段を上った先にいつものあの笑顔があったのでした。取り敢えずグッと込み上げる思いを静めるためにまずは瓶ビールを。そういえば以前はスーパードライだけだったけどキリンもあるんですね。

【付き出し】に肉豆腐っぽいのをいただいたのですが、余りにも色々とお話ししたいことが多すぎて忘れちゃいましたよ、ゴメンナサイ。

怒濤のように昔話と近況と、そして飲食業から遠ざかっていた間のお話を聞きつつおばんざいの【肉団子と蓮根の甘酢あん】をいただきます。あ、そう。ここはホルモン城戸じゃないのです。「おばんざい かどやん」なのです。すっかりと店の名前を書いてませんでした。てかそれくらい想いが暴走しちゃってました。このおばんざいが何とも酒をあおってくれるのです。先ほどの先付けも本当に酒飲み心をがっつりと掴んでくれます。

やはりここでアレでしょう。なんで朝っぱらから目が冴えたのかというとこれが食べたかったのですよ。【豚ホルモンの味噌煮込み】なのです。これを一日千秋の思いで待ち望んでいたのです。自分にとってのモツ煮込みは東京のさっぱり系でも大阪のこってり系でもなく、この煮込みなのです。二十歳の頃から食べ続けてきたこの煮込み。これが食べたくて食べたくて。自作の煮込みではどうしてもこれにならないのです。早速の一口で最早タイムリープものですわ。ああ、よかった。もう一度これを食べることが出来たんだ。ありがとうホルモンの神様仏様城戸様。

換気の関係で串ホルモンは焼けないと聞いているのですがこの煮込みさえあれば大丈夫。そして大看板の二枚目は【ガツ刺】と決まっておりまする。今回は軽く偵察ということで来たのですが、こいつを外す訳にゃあいきませぬ。やって来たガツは以前よりもガッツリとしたガツ。ガツだけに。チョジャンと生姜醤油とどちらかと選択を迫られましたが迷いは無し。生姜醤油でお願いします。

もうね、これですわこれ。このガツ刺こそが正義。昔ながらの生姜醤油でいただくのが自分の中では最高なのです。そうして当然お酒は芋焼酎・おはらの湯割なのです。煮込み&ガツ刺にはこのおはらこそが最高のマリアージュ。いやっほーー!旨いぜー!以前と違って大鉢料理が並んでいるカウンターで美味しそうなおばんざいが喰ってくれ喰ってくれと囁いております。黒板メニューも実に充実。

ああぁでも今回は本当に偵察だけなのです。次回、次回はじっくりと腰を据えて貪り喰わせて頂きます。ということで御馳走様でした。本当に懐かしくも楽しい時間をありがとうございました。また昔の仲間と一緒にあの頃の話と未来の話で盛り上がりたいと思います。

まぁそれほど呑めないくらいには年月は経っていますけどね。
老いたというより昔が飲み過ぎだったというのは公然の秘密。

今回のお店:おばんざい かどやん
神戸市中央区中山手通1-6-9 丘ビル3F北
TEL.090-1159-3691

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)