すっかりと寒さが身に染みる季節になりました。なのにいまだに八月末の日記が続いている不思議空間、焼肉の罠にようこそ。
でまぁ無事に、というか何というか焼肉の日の本番が終了した翌日。朝から呑みに行きましょうかと東京組と予定していたのですが、当然のことですが朝はパスということになりました。でしょうね。あれだけの吞み喰いした翌日の朝からは無理でしょう。
ということでお昼ご飯の待ち合わせ。東京からの移動で使った機内備え付けの雑誌で洋食を所望とのこと。ならばと選んだのは、神戸人なたいてい知っているという「グリル 金プラ」に行くことに。せっかくなので新開地のお店がいいかと。ブラブラと歩いて店を目指します。途中で発泡酒を呑んだりするのはご愛敬。
あまり無茶をしないようにと、カツカレーやらハイカラやら。ハイカラ。ハヤシライス(金プラではハイシライス)とカレーのハーフ&ハーフ。私は焼肉の日ということで【ポークカツ】を頂きました。あ、ビールもね。
もう20年ほど前から勝手知ったるお店ですが、呑みに来たのは初めてかも。そんな感じで軽く頂いて御馳走様。相変わらず繁盛してますね。開店と同時に入ったのですがあっという間に満席になっていたのでご迷惑にならない程度に早々に。 アルコールが入ったことで一気に呑みモードに。でも呑み過ぎ厳禁ということで「山田酒販」にて軽く一杯呑み。私はいつもの様にホッピーで。カロリーを減らして夜に備えるのです。
そしてここで万策尽きました。前日のようにカーレーターなどという卑怯な裏技もなく、たちまち路頭に迷うわけです。地元の観光スポットというのは得てしてわからないものです。 あ、歩き始めていきなりの朗報。なんとフクロウカフェを発見したのです。うん、これいいかも。「ふくろうの家族」は最近出来たおみせだそうです。早速中に入ると、ああ、なにこの癒し空間。
ずらりと並んだフクロウとミミズクにガッツリと心を持っていかれてしまうのです。ひゃっはー!可愛いよ、可愛いよ猛禽類。
とまぁそんな訳で半時程度をここで過ごしてそのあとは「熊澤」にて一杯頂いて。この辺りは元町での宴会のいつもの流れ。
さて。いよいよ夜の本番、焼肉の日Carnival of the final day!いよいよ長かったイベントの最終カウントダウンです。とりあえず、自宅にていつもの様に祭半纏に着替えて「くにきや」へ! 皆様、長々とお付き合い頂きありがとうございました。本年度最期の「焼肉の日バンザイ」の掛け声で宴会のスタートです。
まずは生ものから。【生センマイ、ハツ刺】を盛り合わせて。旨い、旨いよ!相変わらずの暫定日本一の生センマイ。そういえばこれを言い始めて以来いまだに日本一のまま。もう本当に日本一でいいんじゃないかと思うのです。
そして【ナムル盛り合わせ】も。野菜も食べたよ、焼肉の日なのに。
【タンの三種盛り】は特上タンとタンルート、そして通常の上タン。上タンは軽く片面焼き、特上タンはブリブリに焼き上げて、タンルートは巻き上がってくる程度の焼き加減で。旨い、もう文句なく旨いのです。
いつもの【ツラミ】もしっかりと炙って、脂がジュワリとしたところでそのまんま。塩の塩梅がビールをそそるのです。
【タン先】はあっさりと脂のない部位。これも割としっかり焼いた方が私の好みです。何というか、目の細かいタンの旨味が染み出してくるようなイメージなのです。
ここで【イチボ】の登場。言わずと知れたこの旨さ。転がしながらしっかりと焼き目をつけて。これがまた旨いんだわ。塩だけでいただくのが吉。足すことのない旨さのバランス。
そして【カブリ】。このサシ加減で判ると思いますが旨味と脂が一気に流れ込んできます!
【ハネシタ】はこれまたキレイにサシが入ってます。そろそろサシ肉がきつい年齢になってきた私にはこのくらいの量が丁度いいです。一口で片面焼きをパクリと。たちまち染み出す脂と肉汁。うは、一気に胃袋を満たします。
そして【塩ハツ】を。脂付きでないところがあっさりと食べられる秘訣。あの脂付きも食べ過ぎるとあとが辛いのですわ。このあっさり感に助けられます。そう、この三日間で随分とダメージを受けているのです。
【サンドミノ】は脂がジュウジュウと。こいつだけは少々レモンを搾るのが好きです。臭みではなく独特の脂が果実の酸味に合うのです。
そして【サガリ】。キッチリと下味がついてますから、ほら、あれが欲しくなる。そうです。白飯。自分で注文するのは憚られますから他人のご飯を横から拝借。もう、ダメニンゲンを体現しております。
そろそろこの辺りから本格的な赤身肉へと。【特撰カルビ】はみっちりとサシ肉。だから、サシ肉はそろそろ…。なのでかなりしっかりと焼いてご飯に乗せて。こうなるとそれなりに食べれるのが白飯マジック。うん、旨い旨い。
【上ロース】はさらにサシが。ヤバイです、サシで腹が苦しくなってきた。オトナになるって脂との戦いなのですね。旨いけど辛い。
そしてトドメの【上カルビ】。ごめん、悪かった。旨いけど悪かった。こう、すっかりと肉の勢いに負けてます。
なぜか復活したのが【ゲタカルビ】のおかげ。このスジ肉感がさっきまでの弱っていた胃袋を刺激して復活させてくれます。はっきり言って、最近のくにきやメニューの中でもこのゲタカルビが至高なのですよ。なにせ肉の旨味を噛み締めるほどに感じさせてくれるのですから。
いよいよ大詰めはホルモン。【そっちゃん、ハラミ、赤セン】の三色。この店の赤センは何といっても肉厚ジューシー。この旨味が堪らんです。
小腸であるところのソッチャンもしっかり焼いて脂を楽しみます。
いやーようやく肉が終わりました。長かった戦いの終止符が打たれました。で、これで終わるはずもなく。ちなみに同席の東京組は既に死んでました。生ける屍。まぁね、初日から飛ばしてましたからね。私も同じくでしたが何のかんので誤魔化しつつここまでやって来ました。そしてラストバトルは【ピビンバ巻き】です。
ピビンバをしっかりと混ぜ混ぜしてからチシャでカルビと共に巻くのです。はいそうです。ここで【カルビ三種】の追加です。肉の説明聞きましたけど脳味噌が拒否してました、食べ過ぎで。
しかしこれで長かった焼肉との戦いが終わるということでしっかりと巻いて頂きましたよ。旨いですから。マジ旨いですから。コチュやヤンニョムの刺激でご飯とカルビが腹の中へと。
いやー喰った喰った。途中でヤバイと思いましたが何とか最期まで食べきりました。これにて宴会は終了。最期にくにきやマスターとさいとーさん家のリョウ君が誕生日ということでスパークリングワインで乾杯!おめでとう!お誕生日!焼肉の日!毎年の事ながら、本当にお疲れ様でした!
ということで四日目に続きます!
ある意味、まだ先があることに驚きを隠せない焼肉の日なのです。
今回のお店:
グリル 金プラ
兵庫県神戸市兵庫区大開通1-1-16
TEL.(078)575-4601
ふくろうの家族
兵庫県神戸市中央区元町通3-8-7
TEL.(078)322-2960
酒商 熊澤
兵庫県神戸市中央区北長狭通4-4-15 1F
TEL.(078)333-0087
炭火焼肉 くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050