戦いの前に腹ごしらえ「神戸牛・炭火焼肉 港提」

このところお客様を招いて自宅でワインをいただく機会が増えまして。御料人様がワインに凝ってらっしゃるもので私もその御相伴にあずかっています。休日などは料理の持ち寄りやそれこそ誰かが何かを作ったりして食べているのですが、先日は平日のワイン会でしたので外食してからということに。



ええ、当然のように御近所で焼肉。もうね、ワインなんだからイタリアンとかフレンチとか色々と選択肢がありそうなものなのに焼肉。すぐ近所という地理的要因もありますが、ほら、私達夫婦ですから。焼肉に走ってしまうのは仕方のないところなのですわ。あまりにも頻度が高すぎるお店「港提」であまり食べ過ぎない程度に。

普段ならニンニク焼きやら石焼きピビンパなどの強力メニューに突っ走るのですが、今回のメニュー選択は結構上品な感じで。まずは【生レバー】。定番ですね。これが無くては焼肉を食った気分にすらなれません。旨い。しっとりとしたレバーは実に旨味がしっかりと。まとわりつくようなレバーの食感が堪りません。牛レバーの喜び。

焼き物は【上塩タン】を二人前。御料人様と二人で来る時にはあまり食べないのですが、こちらのお店のタンは結構旨いのです。割と厚切りで大ぶり。くにきやのように芯の芯だけを切り出している上品な上タンではないのですが、こういうがっつりとしたタンの旨さってのもあるのです。軽く両面を炙る程度でいただいても、しっかりと焼いても大丈夫な大きさと厚さ。

ジューシーさを味わいつつ【特上ハラミ】も二人前をいただきましょう。この辺りは鉄板ですね。間違いのない旨さ。やや脂がさしているハラミは焼くほどに肉汁が凝縮されるのです。はふはふと口に放り込めば肉汁が舌の上でダンスを始めるシャルウィーダンス。うひょー!四人ですのでこれだけではさすがに足りませんからいつのもメニューもいただきます。

【ホルモンミックス】の大。てんこ盛りのホルモン。おや?今日は珍しい部位も入ってますね。肺じゃないですか。プップギとかバサとかフワとか呼ばれる部位。綺麗なピンク色の肉は食欲を実にそそってくれます。そしてこれが実に旨い。本来バサ自体にはそんなに味があるわけではないのですが、その食感とたれとの絡みが実にいい塩梅。

あっという間に平らげて、せっかくなのでちょっと追加。【コテッチャン】を二人前。うん、ちょっとじゃないね。でもコテッチャンの旨味は脂の旨味。しかもホルモンの脂なので見た目以上にあっさりとしてます。つまり二人前でも大丈夫ということ。何が大丈夫なのか良く分からんですが。ということで本日はこの辺りで。

どうも御馳走様でした。軽くということで食べたつもりでしたがそれなりに満腹になっちゃいました。相変わらず居心地のいいお店ですが本日はサッと引き上げて。で、この後我が家でワインを呑んだわけです。ええ、呑んだんです。むしろワインに呑まれたといっても過言ではありません。当然のように翌日は宿酔で目覚めました。

いや、敢えていえば目覚めませんでした。
焼肉を控えるよりも酒を控える方が難しいですね。

今回のお店:
神戸牛・炭火焼肉 港提
兵庫県神戸市兵庫区切戸町7-13
TEL.(078)671-8455

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