お江戸の旅2008〜二日目の夜「色川、bevi」

上野からスタートして浅草、そこで個人的な用件を済ませて。本来ならば一度ホテルへ戻ってから夕飯の予定でしたが、思いのほか私の用件で時間を食ってしまったので浅草で飯喰おうということに。というか、歩きながら良さそうな店があれば入りましょうといういつものパターンではあるのですが。


この店構えで不味いわけがないで、歩き始めてしばらく、いかにも旨そうな鰻店発見。お店は賑わっているようなので、入れたら入りましょうか、がらりと引き戸を開ければ、丁度テーブル席で相席ができそう。「ちょっと待ってね。準備できたら呼ぶから」ということでお店の前で待つ事しばし。無事に席を確保。

白焼き、旨い!が、奥の座敷で宴会が催されているようで、女将さんも親爺さんも忙しそう。うーむ。間隙を縫って白焼きと酒を熱燗で注文。しばらくかかるかと思いきや、結構早く出てきました。ああ、下拵えしてあるんですね。白焼き。旨い。よし、じゃあ鰻重も。特上と上を。本当はその上に筏ってのもあったのですが今日の所は許してやろう。

特上!肝焼きも欲しかったのですが、品切れ。そりゃそうだ。昼から営業している上に奥で宴会。肝が残っているはず無し。しばらく後にやって来た鰻重。頂きましょう。うん、江戸の鰻だ。とろけるような優しい鰻。旨い旨い上と特上の違いは鰻の量だけみたいですね。ということでどちらも旨い。

上!その内、かかってくる電話の予約も「鰻がなくなったから」と断るようになってきて、ああ繁盛店なんだなぁと旨さに納得しつつ、これ以上の長居は無用。御馳走様でした。きっちりと吸い物もいただいてお店を出ました。さて、どうしたものでしょうか。ここで御料人様からのご提案。両国駅側に出来たショットバーに行ってみましょうと。

開店がちょっと遅かったので時間を潰しつつ駅前探索。でお店へ。えーと。このお店が、まぁ何というか、大変出来の悪いお店でした。ということで割愛。お店の悪口を書くのは憚られるので仕方なし。ですが、呑みたい心がうずうずの我ら夫婦。最早呑まずにはおられません。ということでまたまた欲望という名のJRに飛び乗り浅草橋。昨夜と同じワインバー「bevi」に行ったのです。だって、機嫌良く呑みたかったんだもの。

生ハム旨いよー!前夜に「また東京に来た時には来ます!」とか調子よくお店を出たのに翌日にはまたまたやって来る莫迦二人。せっかくだからと生ハムなども注文したりして。あのね、この生ハムがてんこ盛りで500円って。可愛いオネェサンが切り回すこの店が大繁盛なのは当然でしょうね。ちなみに、まだ3〜4回しか来た事がないのに既に見知ったお客さんが。いったいどのくらいの勢いで常連さんなのでしょうか?

黒板メニューに釘付け我々も、まぁ、言ってみれば同じようなものですか。東京に来るたびに、間違いなく毎回呑んでおりますから。結局、ワインを二杯ずつ、実に機嫌良く呑んで、二人分が両国の出来のよろしくないバーの一人前の値段でお釣りまで来る始末。あー、やはり浅草橋は我らの味方だわ。これからはホテルもこの辺りで探そうかしら。

爪楊枝入れだそうです。とまぁ超ご機嫌でほろ酔い気分。御馳走様でした。お店も一杯になってきましたし、我らもこの辺りで引き上げましょう。ちょいと千鳥足でお店を出まして両国のホテルを目指して歩き出してしばらく。後ろから自転車で先ほどのお店のオネエサン。え?お店の記念品をくれるのですか?そんなわざわざ追いかけてくれなくても、お店も忙しいでしょうに。

別に物を貰ったから言うわけではないですが、本当に客商売の基本をきっちりと押さえてくれています。滅多に来ない客なのに、こうやってよくして頂けるとまた来ようと心に誓っちゃうじゃないですか。ってか、それでなくても必ず行きますけどね。

浅草橋から両国までの徒歩は適度なカロリー消費に丁度いい塩梅なのです。< /span>
だから、全く足りていないのは自覚してますけどね。あと少し続きます。

今回のお店:
蒲焼 色川
東京都台東区雷門2-6-11
TEL.(03)3844-1187

※悪口は書きたくないので二軒目のバーは内緒

Wine&Dining bevi
東京都台東区浅草橋1-35-8
TEL.(03)3863-0388

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