アメリカ帰りと生レバー「焼肉 ポッサムチプ」

先日、アメリカより「生レバーを食べに」帰国された方がいらっしゃいましたので、そういう融通の利くポッサムチプへと行って参りました。我が夫婦とYoshi、そしてうたまろさんの四人で。まぁ、最初に書いておきますが、大変な事になっています。
今から思い出しつつメニューを書いていこう!と思ったのですが、既に無理という事がわかりました。だって。私の灰色の脳細胞が覚えきれないのはいつもの事ですが、酒の力とメニュー数の膨大さに最初からお手上げです。ま、それでも行けるところまで行ってみましょう。これぞ日本男児の心意気。
ちょっとした事故(うたまろさんが駅を間違えた)があって、予定よりやや遅れつつも焼肉宴会スタート。今回のテーマは「生レバーをどれだけ楽しく食べられるか」です。実際の所、それだけですむ訳はないですが。ええ、テーマに色々とかぶせてくださるのがポッサムチプの底力なのです。つーか、今回もやりすぎ。
ま、いつものようにナムルやキムチでおとなしくスタート。そして生もの盛り合わせ。ハラミやクリ、センマイにミノ湯引き、ピリ辛のタケノコ湯引きも美味しく頂いて。ええ、そうです。生レバーがありません。今更言うまでもありませんが、ここにないという事は別皿でやって来るという事です。
レバーが四種。厚切りレバー、薄切りレバー、湯引きレバー、レバーユッケ。ありがとうございます。厚切り、ねっとりと旨ー。薄切り、あっさりと旨ー。湯引き、サックリと旨ー。ユッケ、これが今回も堪らなく旨い。いやー、絶妙の味付け。いいね!ビールがすすむわ、これは堪らない。
で、厚切りレバーをお代わり。あのね、うたまろさん、いや、うたまろ、もう呼び捨て。こいつ莫迦だわ。美しく莫迦だわ。あまりのスマートな莫迦さ加減に、追加レバーは一人で喰って頂きました。つか、ほら、我らはいつでも喰えるから。わざわざアメリカから帰国して焼肉&生レバーに特攻かける人には優先的にね。
でまぁハツ刺なども頂いているところに、海外からの帰国ということで寿司。特上タンのにぎり寿司。ニンニクの醤油漬けが乗っかったタンの寿司。これがもう、言葉にならない旨さ。これは素晴らしい!日本万歳!むしろポッサムチプ万歳!旨すぎ。酢飯のホロリ感が実にタンとマッチしているじゃあないですか。
この後はいつものように塩責め。赤センマイ四種盛り。センマイ側から反対の出口まで。もうね、よくもこんな事思いつくなぁ、と思いますよ。当然ですが入口側から食べ始めて出口方面へ。旨い。センマイとアカセンのハーフみたいな部位だとか、コリッとしたアカカブまで実に楽しめますわ、素敵。
更に赤身が追加。本日オススメのクリ。うーん、サシのない綺麗な赤肉。味の方も実に淡泊。これをおろしポン酢で頂くのです。あ、そうそう。この日の塩ものは基本的におろしポン酢で食べるという和風仕立て。海外からの帰国という事で、絶妙な演出してくださいますね。参った。そして旨い。
ここでユッケなのですが、こちらもクリのユッケです。クリってのは腕の部分だそうです。いわゆる芯の辺りのサシの少ない赤肉。これはユッケにいいですね。サシの無い分あっさりと頂けます。旨い。まだまだ塩が続きますよ。えーと。何だっけ次の肉。ダシ醤油で揉んだ赤肉。えーと。ま、旨い肉。
これはそのままで、ということで。この辺りからビールはマッコリに変わっております。そしてハラミスジ。ちょろりと旨いスジ肉。カリカリに焼いて酒の肴。もうちりちりに縮んじゃうんですけどこれが旨い。で、赤肉スジ肉ときてがっつりとサシ肉。たしか、サーロイン。もうね、私の記憶なんてアテになりませんから適当です。
何故か再びホルモン帰りしてやって来たのはハチノスとシロミノ。シロミノはハチノスの柔らかいところなので、実質ハチノス二種盛りというところでしょうか。これがまた適度な固さとホルモンらしさを感じさせてくれるのです。旨い。ポン酢で喰ったら実に旨い。和の心で頂くのです。旨い!
ここからようやくタレにすすみます。えーと。これもクリだっけ?の薄切り。ほとんど片面焼で頂けば実に旨いのです。つーことでご飯ください。ええ、大ご飯。さすがにてんこ盛りはやめておきます。この流れで行くと、多分この先まだまだ肉出てくるんでしょ?軽くしておきます軽く。怖いから。
で、ハツ。脂付き。これもカイエンペッパーとダシ醤油。軽く焼いて芯が暖まったくらいでぱくり。旨い。あうあう。旨すぎ。まぁあれです。タレものということはアレがやってきます。火肉山。最近は立てる事を諦めたのか、玉葱の上に乗せて「山」を演出。当然玉葱ごとわっつりと焼いて頂きます。
そうそう。なぜか偶然、隣の席は「満月」や「一斗」でご一緒したゆうちゃん之助さんのご友人が。ちょうど良かった。ちょっと食べます?ええ、どうぞどうぞ、ということで人数増えてるの。だって火肉山が喰いきれないから仕方がない。網の上でのたうち回るように焼いて、ハサミでジョキジョキ。旨!
豪快さを楽しんだところで箸休め。タケノコ、ハツスジ、ミノ火肉山の梅肉和え。これを焼いて梅塩で頂きます。あー口の中がさっぱりして…さっぱりしても肉!これ肉!などと大騒ぎしながら完食。先ほどと同じようにお隣さんにお裾分けしながら。そして次の肉。アカツラミとタンのクリ。ピリ辛仕立てで旨ー!
ああ、もうこのピリ辛ホルモンが堪らない。何ものにも代えがたい旨さ。幸せ。そしてご飯がすすむのです。さて、いよいよラストの肉が運ばれてきました。ホルモン盛り合わせ。あまりの鮮度の良さに、辛口ダレで揉むのは勿体ないということで塩で。あー幸せ。でも今回はお隣お裾分けのお陰でちょっとだけ余裕。これがいけなかった。
ついトマトユッケをリクエストしてしまったのです。その上うたまろが曰った。「全然大丈夫、負けてないッスよ」とファイティングポーズ。あーあ。大将に火をつけちゃったよこの莫迦が。ということでトマトユッケで〆のはずが。うたまろ専用に一切れずつ。ツラミとハラミを。ええ、一切れだけ…って普通に一切れが一人前だって!
巨大な肉塊。負けず嫌いの大将とうたまろ。焼く、喰う、焼く、喰う。ってかハサミで切ってちょっと頂きましたけどね。それにしてもよく喰うわこのアメリカ帰り。で、「いやー、デザートにアイスクリーム欲しかったなぁ」とか言う訳ですよ、うたまろ。冷凍庫の具合なのか、PINOが全部溶けた、と聞いたものだから。
…来たよ。とろけたPINO。てんこ盛り。ご飯はわかるけどPINOがてんこ盛り。ま、喰ったけどね。これで最後だし。気持ち良く頂きました。さて、ごちそうs…あ?何か来ましたよ。特製ピビン素麺だそうです。ホルモン入り素麺。うわーおいしそー(棒読み)。しかも上に生レバーが乗っかってる。ということは、あ、うたまろ君。君のだわ。
その大半をうたまろへと押しつけて、ちょっとだけ味見に頂いて、もう今度こそ御馳走様でした。私、もう喰えません。旨かった。今回はホルモンが中心だったのと、サシ肉の量を減らして頂いたので割と楽に喰えました。あ、楽とはいえ腹ははち切れんばかりです。脂酔いしなかった、という意味で楽だっただけです。くれぐれも、次回量を増やさないように(私信)。
アメリカからの大切な友人も満足頂いたようで何よりです。お土産に頂いた巨大チュッパチャップス(48個分)は、お店の飾りに無理矢理押しつけて帰りましたがね。ということで焼肉三昧の日々レポートを終わらせて頂きます。
というのも、本日の夜から一週間ほど旅行に行って参ります。毎年恒例の例の旅行です。多分今年も2〜3kgは太って帰ってくると思われます。無事に帰れましたら、またご報告などさせて頂きます。

旅行前に思い残すことなく焼肉は満喫できましたしね。
では、来週の週末にお会いしましょう。

今回のお店:焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888

5 comments to “アメリカ帰りと生レバー「焼肉 ポッサムチプ」”
  1. 肉に食いつかずに申し訳ありませんが、この「チュッパチャップス」中身も1個ですか?
    時々、ローソンの「チュッパチャップスの木」を買ってしまいそうになります。

  2. >おっちゃんさん
    はい、一個です。
    なんでも、通常のチュッパチャップスは一個30分楽しめるそうなので、これは24時間舐め続けれます(笑)
    ポッサムチプのお店に置いてますので見てみてください。

  3. 「灰色の脳細胞」ときましたか(笑!)
    てつやさんに髭でも生えてりゃ言うことないんですけど・・・(^^ゞ
    ワタクシ先日宮古島から帰ってきて空港から走って行った先は「三千里」でした(^_^;)
    宮古牛もアメリカンステーキも焼肉には敵いません。
    たらふく食って旅行の締めくくりとさせていただきました。
    旅行に行く前に食い溜めするなんざ?さすがでございます。

  4. ばかのうたまろ、ちぢめてばかまろですこんばんは。
    翌朝全く腹が減っていないことに多少のめまいを覚えつつ、写真など眺めていたのですが、どう見ても5人前の量ですね。まったく不届きなお店です。
    しかもあの最後のハラミツラミのワンツーパンチと、その後のホルモン素麺に至っては、15ラウンド打ち終って握手を交わした後に勝手に16ラウンドに突入するか如き暴挙だったと思うのですが、その相手の突如のルール変更を受けて立って完食したワタシは真のファイターだと思いますよ。戦って2階級くらい上がるってのもヘンなファイトですが。スーツがきついよー。

  5. >添乗員さん
    無精髭程度はあるのですが(笑)
    焼肉は行く前に喰っておかないとどんな事故があるか分かりませんから。
    用心深さは人並み以上なのです!
    >ばかまろ
    腹が減っていなかったのは皆同じです。
    むしろ、あの状況からさらに戦いを挑む貴方に感服です。
    是非これからもご一緒しましょう。
    最後になりましたが、お疲れ様でした(笑)

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