南国旅情ハワイ日記 〜機内、そして到着したのは…の巻〜

さて、空港バスを使って関西国際空港。ここからはとんとんーんとテンポよくいきますよ。昨日みたいな調子では、記憶の彼方へと全て消えるのも時間の問題。それではいけない。
色々とあって機上の人。これから八時間の苦行を経て、約束の地へと降り立つのです。が、その前に機内食を。今回もチキンorカレーなわけで。即、御料人様にカレーを取られたので私はチキン。なんだ、これは丼ですか。
もうね、見たままです。機内食に期待をしていないとはいえ、ネタにしかならないじゃないか。えぇ〜と。旨いとかどうとかという感想はありません。ここまで来ると笑うしかないかな。うん、それしかないね。
対して御料人様のカレー。ま、はっきり言ってこちらの方が随分喰える。というか、少なくとも不味くはない。ああ、いくらネタが欲しいとはいえ、絶対にダメだと分かっているのに選んでしまう、ダチョウ上島気質の自分が憎い。
で、何が悔しいかと言えば、チキン丼なのに付け合わせが鶏の唐揚げ。あのね、メニュー作った人ももう少し考えるといいと思うよ。しかもこの唐揚げは、幾分美味しいんだ。いや、きっと比較しているからだとは思いますが。
いっそのこと、唐揚げ増量して、パンで喰わせて頂きたい。ちなみに、パンも付いてます。丼物にパン。炭水化物万歳。とまぁ、既にデブへの道は始まっているのですが、それはまた後日の話。
さて、しばらくの苦行(禅)の後、更に機内食。これを食い終わる頃には楽園への秒読みが始まるのかと、そう思うと味気ない機内食にも喜びを感じることが…いまいち出来ないですがそこは無理矢理出来るということで。
あ、そうそう。ヨーグルトはそこそこ美味しかったです。かなり無理してますが。で空港着なのです。あ〜毎度、このシートに縛り付けられる八時間は辛いです。寝るに寝れないデリケートな自分の心根が憎い。
これで終わりではなく、今度はカウアイ島へとローカル機で移動。これはあっという間の航路なので特記無く。敢えていえば、例の溶けたゼリーのようなジュースはデフォルトです。
その後は特に問題なくホテルにチェックイン。荷物を放り込んだら近所を散策です。一番近くのお店まで徒歩。ま、あれです。やはりここも米国。歩行者なんていやしない。みんな車なのです。ああ、二酸化炭素が増えていく。
ほんの3kmほど歩いたところにガソリンスタンドを兼ねたショップ。ここでバドワイザーとハンバーガーを買い込んで、取り敢えずの昼食といたします。つーか、この辺りで、日本から数えて何食目かよく分からない。本当に昼食でしょうか?
まぁいいや。ということで早速ハワイの初飯。これがまた、いかにもそれらしいハンバーガーじゃあないですか。中身はチキン。うん、いける。これは旨い。…が、ちょっと待って欲しい。
日本を出発前に喰ったのが蕎麦と“軟骨唐揚げ”で、機内食は“チキン丼”と“鶏の唐揚げ”です。そしてこれは“チキンの唐揚げサンド”とは。いやぁ、笑えますね。わはははは。そういえば、ここカウアイ島では野良のニワトリ、略して「野良トリ」が闊歩しています。なるほど、そのための伏線でしたか。
そう、この野良トリ。実にどこにでもいます。ホテルの敷地内はおろか、車がびゅんびゅんと行き交う道路脇の草むらにも潜んでいるのです。なので、道を歩いていると、まるでアメコミのようにぺったんこになったニワトリなどいたりします。
ということは、ここカウアイ島ではチキンは安いのではないでしょうか?と、後日ですが地元の方に聞いたところ、野生の鶏は固くて食えないそうです。うん、確かに固そうだ。ちなみにホテルの庭には“鶏に餌を与えないでください”の看板が立っていました。日本でいうところの鳩みたいなモンですね。
さてさて、野良トリ話はおいておいて。続いてはエッグソーセージクロワッサン。あまり甘味のないクロワッサンとソーセージが玉子にあっていて実に旨い。これは日本のクロワッサンサンドと変わりがない。
敢えていえば、ソーセージが無駄にデカイことでしょうか。あ、そういえばここでも“エッグ”じゃないですか。またまたチキンがらみですか。ニワトリとタマゴに攻められ続けている今回のハワイ旅行ですね。
では、こんどこそチキンから逃れて。CHARBROIL with CHEESEですか。なんだろう。ああ、牛肉とチーズですね。これはいかにも私好みな感じ。では早速喰らいましょう。うん、ダメだこりゃ。
パンの片割れがビスケット。というか、ばさばさで甘い。これは好きな人にはいいのかも知れませんが、私達的にはちょっと辛い。う〜ん、でも喰いますけどね。そうそう、甘いんならマスタードをかければ…、さらに泥沼化。
とまぁ文句を言いつつも、バドワイザーがあれば完食です完食。御馳走様でした。せっかくなので、ホテルのビーチなど散策しまして。いや、なかなか綺麗じゃないですか。安いホテルと言ってましたが、何のロケーションは最高ですな。
着いた直後は雨が降っていたりして、ちょいと困ったなぁ、と思っていましたが、いつの間にやらすっかりと青空。やはり南の島には青い空が似合うのです。そして青空の下を歩いているとすっかり腹が減るのは世の常。ということで晩飯を食いましょう。
取り敢えず、初日はホテル内で食事することを常としていますので、メインレストランというか、ここしかないレストランでステーキを喰らいましょう。肉肉。わしゃあ肉喰いに来たんじゃけんのう。
でも野菜も大切。サラダバーで豆のスープと山盛り野菜サラダ。アルファルファとセロリが旨い。わしわしと喰う喰う。ピリリと辛いピクルスなども肉の前哨戦にはもってこいなのです。どんどんと盛り上がる我が食欲。
で肉なのですよ。ここで肉。え〜と。普段はストロボ焚かないんですが、さすがにこのレストランは暗かった。仕方なくばしゃりと。他のお客さんゴメンナサイ。ま、観光ホテルですからアチラコチラで記念写真を撮っていて、誤魔化しはききましたが。
で、肉。アタクシのいただきましたのは「ウイスキー・ペッパーステーキ」君です。これがまぁ旨いんだ。サイズの方は10オンス。うん、285gほどですか。ははは、たったそんなもんですか。小さい小さい。
この肉、ソースはあっさりと、でもペッパーが効いていて実にしっかりとした味付け。肉自体に甘味が少ない分、ソースが味わえるという趣向。付け合わせのチーズとポテトのグラタンがこれまたスゲェ旨いの。
コレだけで一品でいいじゃん、と思うほど。野菜とオニオンのフライも付いていて、これで$18.95ですか。これが安いのか高いのかわからんですが、満足度は異常に高い一品。いやいや、早速の肉の歓待の参りました。
さて、こういう場合の私達は、基本的に違うメニュー。“アロハ バーガー”を御料人様が御注文。あえてステーキではなくバーガーからスタートとは渋い、渋すぎるチョイス。当然のように開いたまんまで登場。
ちょいと頂いたのですが、これも旨い。パテはパテというよりも肉。まさに肉の塊。これが見事にグリルされていて、肉厚のフライドポテトと食べた日にゃあ、もう、あんた、堪らんですよ。ビールが欲しいところですが、ここはグッと我慢で赤ワイン。いや、全然我慢してないし。
いやあ旨かった。本当に旨かった。初日からこんなに旨いモンが喰えるとは、この先の自分達が恐ろしくなってきます。きっと尻上がりに旨いモンが目白押しなことでしょう。わはははははは。

昼のハンバーガーの失敗は既に忘れています。
忘却は人間に許された大切な権利です。

今回のお店:PALMS RESTAURANT

4 comments to “南国旅情ハワイ日記 〜機内、そして到着したのは…の巻〜”
  1. >やっさん@鳥頭さん
    ハワイ、楽園です。
    バドワイザーの泉が湧いてますよ。
    どでかいチーズバーガーとバドワイザーがあれば、そこはいつでも天国なのです。
    あ、あとロコモコと(笑)

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