休み明けなのに色々と考える

久しぶりのお仕事。取り敢えずやらねばならない事が多いのですが、つい昼休みを徹してBBSのお返事書きをしてしまいました。おかげでここに書くだけの時間と力が足りません。仕方がないのでその内容をここにコピーしようかと思います。

さて、BSE問題ですが。
私は米国牛の早期輸入再開には反対しています。
これは食云々ではなく、内政干渉による輸出入は問題であると思うのです。
農作物全般に言える事ですが、米国からの過干渉はハッキリ言って不愉快です。
BSEの問題とは切り離しても、全頭検査という日本の国策に対して自国では輸入せず(これは世界的な基準として仕方がないとして)、無検査でどういう経路で入ったかも分からない牛肉を日本へ無理強いするということが納得出ません。
と、これは私個人の感情でした、すみません(笑)
全頭検査は安全ではないかも知れませんが、少なくともそのおかげで二十ヶ月以内の若い牛からも異常プリオン(異常というところが肝心です。プリオンは誰しも持っています)が見つかったのではないでしょうか?
フグと比べるのは乱暴かも知れませんが、フグには毒がありその部分が確定しているから全て除去しますよね?
BSEは全ての牛が感染している訳ではありません。
除去する事に異存はありませんが、全く検査せずに取り除けば大丈夫、と言えるほどの研究も進んでいないようです。
ですから、今後恐ろしい話ですが、例えば肩ロース部分に蓄積する事が分かるかも知れませんし、そんなことは関係なく、全てのほ乳類の肉には異常プリオンが散在・蓄積しているかも知れません。
確かに日本人の知識と意識は低いのかも知れませんが、少なくとも感染牛を全頭検査で(例え一部でも)特定して原因と予防が出来るようにするべきだと思っています。
その部分をないがしろにして、国内産、和牛、輸入物すべて条件が同じとは思えないのです。
「感染する時はするんだから、何でも喰おう」という極論になってしまいます。
で、ピッシングですよね。
脳と脊髄を破壊して牛の動きを止める方法ですね?
これは、血液に異常プリオンが流れるとの話もあります。
肉質を維持するため、作業員の安全のために仕方がない、とも聞きます。
更に、背割りで髄液が精肉部分にかかってしまうという事は有名です。
実はこれらに対して、日本でのBSE発見以来いくつかの個人が対策を提案していました。
例えば背割りする前に脊髄を吸い出す装置などは国から許可が出ないために普及しませんでした。
ヨーロッパで使われている吸引装置は、たしか300万円くらいだそうですが、国産の装置は30万円くらいで作れると聞いた覚えがあります。
数字を覚えるのが苦手で済みません…。
ピッシングに関しては今のところ代替の方法がなく、放置して動かなくなるのを待つそうです。
効率が悪い事もさることながら、作業員の安全確保が出来ないので、広い場所を作るしかないとか。
これに対して、国からの対策は「ピッシングをやめないとBSE対策費を国から補助しない」という一方的な通達だそうです。
気楽でイイですね、国のエライ方々は。
日本の頭のいい官僚ってのはこういう時に仕事をして頂きたいものです。
ということで非常に長くなりましたが、現状を良しとはしませんし早急に対策は必要だと思います。
本来は国が先頭に立つべきです。
全頭検査実施で終わりにしてしまわないように、研究・対策を怠らないように国民全体の監視が必要だと思います。
せっかく、少なくとも米国産の牛肉よりは格段に安全度が高いのですから。
ちなみに、米国でピッシングを行わないのは、動物愛護団体からの非難が大きい事と、と殺後に放置するスペースに困らないという背景もあります。
ピッシングこそBSEの原因と言わんがばかりな報告を見るにつけ、米国の影響力は経済という武力を使ったごり押しと、草の根レベルでの情報かく乱と感心してしまいます。
少なくとも(まぁどのレベルのアンケートか分かりませんが)日本人の多くが即時輸入再開に危惧を覚えている事は、いい事だと思っています。

こうやって手抜きで誤魔化す訳ですね。いかんいかん。明日からは一生懸命。

しかし、これは無駄に長いわ。
取り敢えず本日はここまで。またそのうち機会があれば続きなど。

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