鍋や日本酒の誘惑を考える

元々外食は好きですが、家で食べるご飯も大好きです。特に鍋。冬は鍋。もっとも真夏でもスキヤキを食べる家庭で育ったので、あまり季節感がないのは難点ですが。
それでも食材は季節を選びます。例えば牡蠣。牡蠣。牡蠣。好きなモノは取りあえず三回は叫んでみるタイプの私です。そう、牡蠣。牡蠣。牡蠣。あ、もういいですか、そうですか。その牡蠣。鍋には実に素晴らしい。
我が家では、ごくまれに鍋に牡蠣が投入されました。しかしながら「これは子供の食べる物ではない」的な躾という名の虐待によりまして、幼少のみぎりには口にしたことがありませんでした。ええ、今にして思えば虐待ですよ。
結局、牡蠣を食べ始めたのは、身銭を切って食事を始めてからです。つまり、食卓には上っていたのに、家庭内で食べたことのない食材であった訳です。
そんな訳で、未だに牡蠣フライも土手鍋も家で食べるということがないのです。これは不幸。まさに不幸。そこで、今年の冬こそは牡蠣を家で調理しようと思う訳です。そうですね、手始めに土手鍋あたりで。
土手鍋。この甘美な響き。実に日本酒が旨そうじゃないですか。最近は常時日本酒を飲むことが少なくなったのですが、それでもやはりこういった「味噌」っぽいモノは日本酒でしょう?それも、寒い季節に冷酒。というか、冷や酒。
一時期、日本酒ブームの頃には、日本酒をキンキンに冷やして飲むことが多かったのですが、あまり冷やしすぎると日本酒本来の旨味が感じられないのですよ。もう何を呑んでも変わらないんじゃ無いかと思うほど。
ある程度のレベルの日本酒は、冷やしすぎるとタダの淡麗辛口になってしまいがちです。なので、冬場は冷暗所の常温で。これが一番好きなのです。
さて、今年はですね。どういう訳だかお歳暮として「久保田 紅寿」を頂きました。ええ、頂戴奉りました。しかも一升瓶。もうね、呑みたくて呑みたくて。でも、この時期ということでお正月まで封印です。
そして、前述通り「日本酒は冷やしすぎずに冷暗所」ということで、私の自室に鎮座。もう、PCで作業しているすぐ後ろに鎮座。何といいますか、背後から日本酒の気配を感じながらPCに向かっているのです。
お年玉をいただけなくなって久しく、そのために、これほどまでにお正月を待ち遠しく思うことはなかったかも知れません。ええ、早く、早く来い来いお正月、なのですよ。間違いなく、三が日は呑みすぎポンコツ決定です。

早々と正月更新は不可能と宣言しておきます。
その前に、忘年会・クリスマスで(呑みすぎによる)不定期更新になると思います。

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