炭火焼肉 くにきや その2

(前回までのあらすじ)
前日食べ過ぎてもう駄目かと思っていた自分の胃袋。とてもフルコースでは食べられないのではという恐怖。ところが何と、肉を食べ始めた途端に回復していくではないか。どうなる今宵の焼肉。戦え、焼肉戦隊!!
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まぁそんな大層なことではないのですが。でも本当に、見る見る食欲が出てきてしまうのですよ。本来なら、一杯一杯のはずの胃袋が、全力で消化を始めているのです。つまり、食べながら食欲が増すという、壊れたミキサー車のような胃袋です。
一気に生モノを浚えた勢いで、次は塩焼。いつものようにバランス良くホルモンと肉が並んでいます。テッチャンやサンドミノなど一気に喰らいながら、上タンや上ハラミをわしわしと頂きます。最早頂点に達している食欲。普段よりも活発に動く胃袋。止まらない箸。間髪入れずにタレ焼に移るのです。ここで、いつものようにピビンパを混ぜ混ぜしながら心を落ち着けます。
出てきたのはサガリ。見事なサガリ。うふ。もう巻き巻き攻撃ですよ。チシャ→ピビンパ→味噌→キムチ、そして焼けた肉を乗せてガッツリと頂きますよ。がががががっと頂きますよ。もうたまらんのですよ。そして、次に出てきたカルビも瞬殺。コッソリと「いつもの量に変えてください」とお願いしたことは言うまでもなく。そして、肉の追加をお願いするのですよ。チシャもね。
で、ここで登場するのがカルビ。ただのカルビではなく「フランクなカルビ」。決して「フランク永井」ではないのです。似ているのは語呂だけです。似てないですか、そうですか。
こいつがですね、見事なサシの入り具合。もうオヨダ(※ヨダレ)がダーーーーーっと。早く喰わせろと言うのですよ、胃袋が。既に別人格を形成しつつある私の胃袋。そんな感じですよ。おいちゃんは我慢できないよ。とばかりに一気に頂いちゃいますよ。ふーーー、ゴチソウサマです。
さて、というところでお店のマスターから声をかけていただきました。「これからどこかに食べに行かれますか?」。いやいや、冗談じゃないですよ。行くに決まってるじゃないですか。私の胃袋をここまで活性化してしまったのはアナタじゃないですか。これから小腸を喰いに行ってきます。残念ながら、くにきやさんにはないメニューですから。ゴメンナサイね。

まさに「悪魔とダンス」です。
結局、ホルモンとトロロ蕎麦をハシゴして、前日のお菓子の残りを喰いました。

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