自然薯

すみません。最早、一日おきが限界のようです。今しばらくバタつきますがお見限りなく願います。切に……。
久しぶりに自宅にいた時のこと、ずいぶん前に頂いた自然薯を思い出しまして。そう、流しの下に、新聞紙で来るんで保管していたのです。世間では忘れていたとも言います。
急な空腹に襲われて、いや、いつも空腹なのですが、何にせよ食べたくなったので摺りおろすことにしました。ご存じと思いますが、自然薯、曲がりくねっております。大和芋や、長芋と違い皮が剥きにくいのです。
聞くところに寄ると、皮は大体剥いて、残りは一緒に摺りおろすとそれはそれで美味しいとのこと。面倒なのも後押しして、半分くらい皮を残して摺りおろします。すり鉢とスリコギで。半時間ほどかけておろしたそれは、実に粘りけのあるトロロです。早速頂きましょう。
日本酒を少々、醤油を一垂らしで味をみますと、どこかで覚えがある風味です。ああ、秋ごろに食べた「むかご」と似ています。なるほど、むかごは自然薯の実。皮ごと食べるとその野趣あふれる風合いがよく似ています。しかし、皮と一緒に土まで混ざったのは失敗です。じゃりじゃりとしています。野趣あふれ過ぎた食べ方です。

また一歩、日本猿に近づきました。
どちらかといえば猪ですか……。

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