今朝はいつもよりちょっと早く起きただけなのに窓の外の暗さに二度寝しようとしてしまった、貴方のてつやです。
イタリアン肉食の第二回は「イタリアンレストラン AeB(アー・エ・ビー)」です。以前からジビエをよくいただいているお店なのですが、入荷しました!という報告をいただいてしまいました。ええ、もう滅多に食べることのない肉を頂けますよ。
てな訳でいそいそと欲望という名のJR神戸線にて垂水駅。逸る心を帰宅ラッシュの人混みに遮られながらやって来ました。うふふ、来ちゃった。
カウンターのど真ん中を御料人様と二人で陣取って。まずはスパークリングワインで乾杯。目の前のメニューなど眺めていると一品目が。【イカ墨のリゾットと生ホタテ】が。いや、メニュー見てイカ墨リゾット食べたいねとは思ってましたが、おまかせコースでいきなり出てくるとは。シェフ、心読めるのですね。これがトマトを煮詰めたイカ墨なので実に旨味が嬉しいのです。
いやー幸せだなぁ。ワインが白ワインに代わると二品目【イワシのベッカフィーコと自家製鯖の燻製】。おう、しっかりと燻された香りが堪りませんわ。香草焼きであるベッカフィーコも実にワインに合います。というかこのワイン。単品で飲んだら味の起伏のないペラッとした印象だったのに、この香りの強い料理と合わせると途端に旨くなるというマジック。
さて。肉をいただきましょうか。【サルシッチャ】ですね。ジューシーなサルシッチャをひよこ豆のソースで。思ったよりも香辛料を使っていないのでサラリとしてますがしっかりとソースがそれを補ってます。うん、旨い。
そしていよいよ本番です。わりとショッキングな食材ですが。今回の食材、カラスです。えーとさすがにこれはアレなのでモザイクにしてますが、写真クリックで本来の画像でます。【カラスの頭部のグリル】と呼べばいいのでしょうか。それです。さすがにカラスなので脳味噌デカイです。スズメやピジョン、山鳩、雷鳥なども食べましたが過去最大の脳味噌です。美味しいです。脳味噌は結構みんな似た味してますね。
あ、この後は大丈夫。みんな普通に鳥ですから。【カラス腿のグリル ワイン塩添え】は見た目も焼鳥でよく見るルックス。ここからが本格的にカラスの肉ですね。ガブリと喰らえば思ったほどの固さでもない。むしろピジョンよりも食べやすい。ふむふむ。何となく黒いイメージでゴムのように硬いとか臭みがあるとか思ってましたが鶏でいえばヒネドリくらいの食感と味です。これは旨い。
さらにメインの皿。【カラスのロースト】ですね。いや、何と呼べばいいのか分からないです。濃厚なソースと肉の相性が実に良いです。そしてその周りには肝、砂肝、心臓などが。こちらは独特の苦みがありますがワインの肴に実に美味しいのです。
うん、大満足。【フロマージュ】もいただきます。あ、カラスのインパクトが強すぎてチーズの種類忘れました。いや、美味しかったんですよ。また後日御料人様に聞いてみます。
この後はグラッパやなぜか芋焼酎などをいただいて。【ハムやサラミの盛り合わせ】など摘まんでました。まぁ酔っ払いすぎないようにセーブしましたけどね。呑みだしたら節制がきかない方の人種なのもで。
いやいやいや御馳走様でした。実に楽しいカラス料理でした。本当はカラス丸ごとの写真とか毛をむしった写真とか内臓の写真とか色々とあるのですが、さすがにアップするのは憚られますので。ちなみにこのカラスは街中を飛び回っているカラスじゃない、ちゃんと食用にしても大丈夫なカラスですので。
間違っても自分で捕まえて料理されませんように。
そんなチャレンジャーはいないと思いますが。
今回のお店:
イタリアンレストラン AeB(アー・エ・ビー)
兵庫県神戸市垂水区天ノ下町1-1-160 ウエステ垂水 1F
TEL.(078)707-3270