2014年10月25日旅日記 仙台漫遊記・二日目夜「源氏、Vacanze、IL DIVA、伜」

三連休の中日、そしてゑべっさんも今日まで。気分は正月なのが不思議。ではでは仙台旅行記の続き、はじまりはじまり。

ホテルで休憩して、御料人様と合流。いよいよ二日目夜の部がスタートします。初日は取り敢えず訳も分からず町中徘徊しましたが、今回は前情報をそれなりに入れての店探し。まずはSNSでお訊きして皆様ご推奨の「源氏」から。
素敵な場所

実に細い路地のどん詰まりに怪しい看板の灯り。なんとも素敵な風情じゃあないですか。がらりと格子戸の向こうにはめくるめく酒呑み立ちの世界。右奥の席に御料人様と二人して陣取りまして、まずは生ビールを。一緒にいただいたのが【焚き合わせ】。こちらのお店ではお酒一杯に対して一品肴が着いて出てくるという趣向。
まずは焚き合わせ

なるほど、これはいい。値段が妙に高めだなぁと思っていたらそういうことだったんですね。突き出しなのか【漬物盛り合わせ】も頂きましたので二人で摘まみつつ。あ、そうか、二人だから別の肴になっているのかな?
漬物が旨い

よし、そういうことならお酒頂きましょう。今度は【冷や奴】が。さっぱりとして美味しいのです。10月の終わり、歩くと意外と暑かったりますからねぇ。
木綿豆腐です

そしてメニュー的に気になってしまったので【蕗と葱の佃煮】。うわぉ日本酒キラーだ。これならいくらでも呑めるわ。ちみちみとやりながら、御料人様もお代わりを。
佃煮二種

今度は【穴子の煮付け】。ちょっとこごってますがこれがまたイケるのです。味濃いめが酒の肴に合いすぎます。
穴子も良いね

ふとメニューを見れば濁り酒なんてのもあるんですね。では私はそちらを。肴は【刺身盛り合わせ】ですか。ブリ、タコ、マグロの三種盛り。うふふふ、美味しいですぅ。
刺身で幸せ

おや?アレがありますよ!ということで【バクライ】もお願いします。おお、こちらも量が多くて嬉しい限り。残りの酒をこれでグイッと。ああ、幸せ。
バクライは見つけたら必ず注文します

ということでご機嫌なところで御馳走様。さすが人気店、常に満席状態で女将さんも大忙しですね。これ以上の日本酒摂取はこの後がヤバそうなので控えておきます。

そして街中探索の再開。ぶらぶらとあてもなく彷徨っていると目についた看板。ほう、炭火焼と南イタリア料理ですか。これはいい。「ヴァカンツェ」というそのお店はどうやら地下にあるようなのです。早速潜ってみましょうか。
これは目が離せない

真っ白な壁の店内は南イタリアというイメージを醸し出しています。カンターに腰を下ろして早速本日のグラスワインを。なるほど、南イタリアのワインのみを扱っているのですね。ま、私にはよく分からないので白をお願いして御料人様と乾杯。ワインに合わせて【鰤のカルパッチョ】を。うん、美味しいです。
新鮮です

色々とご店主のこだわりなどを酒の肴にさらに赤ワインを。そしてこれまたワインに合わせて【佐助豚のソーセージ】いただきます。岩手のブランド三元豚のソーセージ。ぷっちりとした食感と肉汁が美味しいのです。
三元豚は大好き!

さて、最近通っておりますトラットリアサッサでグラッパの魅力に取り憑かれている身としましては是非お願いしたいのですが、残念ながらこちらのお店にはないそうです。うーん呑みたいなぁ、てなことをご店主にチラチラとしながら呟いたところ、以前にお勤めだったお店の先輩が経営しているお店を紹介頂きました。

いい人だ!よし、では早速行ってみます!とお勘定をお願いします。教えて頂いた道順でとっとこと歩いて辿り着きました。「イルディーバ」はこれまた地下のお店。なんだろう?仙台のワインバーは地下が好きなのかな?
またしても地下

トントンと階段を降りたその場所は秘密俱楽部かというイメージ…よりはラウンジっぽいお店。カウンターにちょこんと座って、まずは一杯。グラッパお願いしたいのですが。「は?」みたいな微妙な反応。そりゃそうだ。いきなりグラッパ呑み始めるんだなんて普通はあり得ないですわ。「こちらはいかがでしょう?」と頂いたのはZanin Cavallina Bianca Blend 18。
グラッパにこってます

おう、樽熟成の憎いヤツ。そして【乾き物盛り合わせ】いただきます。これまたスナックっぽい感じで。グラッパにはこういうのもイケますねぇ。
こういうのも良いです

お店には常時7〜8種類のグラッパがあるそうですが、まぁ、あまり出る物ではないそうです。でしょうねぇ。てな事をお話ししてたら別のお客さんが珍しがって呑んでらっしゃいました。なんというか、仙台でもグラッパの布教活動が成功したというところでしょうか。
楽しくなるのです

このあともう一杯ハーフで別のグラッパを頂いたところで御馳走様でした。あまり呑み過ぎるととんでもないことになりますからこの辺りで。

さて、ではホテルに戻ることにしましょうか。またまたそれなりに距離を歩くのですが、ふと帰り道、気になる佇まいのお店が。「飲み喰い処 倅(せがれ)」。面白そうですねぇと御料人様と二人意見が合いましたので最後にちょいと。
ちょっと気になります

威勢の良い店員さんに迎えられ掘りごたつ風のカウンターへ。ちょこちょこと摘まんできたので軽くしておきましょうか。おすすめのお酒はほとんどが宮城県の地酒。いいねぇ、御料人様と二人で別のお酒をお願いしてまずは【鰯のつみれ汁】。店員さんのおすすめ。うわ、身も心も温まるわ。
夜はちょっと冷え込みます

さらになめろうを。鰺のなめろうをお願いしようと思ったら売り切れ。「代わりに秋刀魚でお作りしますよ!」の心意気に【秋刀魚のなめろう】いただきます。ほう、脂が強めで日本酒に良く合いますねぇ。案外、鰺より好みかも知れません。
秋刀魚も捨てがたい

となりに居合わせたお客さんと適当な会話を楽しんで、何のかんのでそろそろラストオーダー。ああ、そういえばここで四軒目でしたわ。いい時間になってますから〆はやはりこれでしょう【山形そば】を。辛味大根と白葱で頂く田舎そば。特有のしこっと固い麺が夜中の胃袋を満たしてくれます。旨い!
〆といえば麺

ということで御馳走様でした。いやーガッツリと喰ったというイメージ無かったのですが、ちょんちょんと摘まんでいる上に結構な酒量なので満腹です。仙台の夜、楽しませて頂きました。ワインも地酒もそして料理もやはりこだわりがあれば有るほど楽しいですね。ではまたしてもコンビニでビールを買い込んでオヤスミナサイ。

明日はまだまだ例の名物喰いますよ!
欲望に果てはないのです。

今回のお店:
源氏
宮城県仙台市青葉区一番町2-4-8
TEL.(022)222-8485

炭火焼と南イタリア料理 Vacanze (ヴァカンツェ)
宮城県仙台市青葉区一番町2-5-32 第一観光ビル B1F
TEL.050-5570-1884 (予約専用番号)
TEL.(022)265-2325 (お問い合わせ専用番号)

ワインバー IL DIVA (イル ディーバ)
宮城県仙台市青葉区国分町2-1-18 紅華ビル B1F
TEL.(022)722-0713

飲み食い処 伜 -せがれ-
宮城県仙台市青葉区本町1-12-6
TEL.(022)223-1377

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