焼肉の日’08終焉の宴篇

いよいよ三日目。いや、普通は29日に大騒ぎして終わるものなのですが、どういう訳か三日三晩のお祭り騒ぎ。なんでここまで大事になってしまったのか訳が分からない。ま、いいか。せっかくだからこの大波に呑まれてしまうのも一興です。むしろ波を起こしているのが自分のような気もしますが。


前菜からということで三日目は「糸桜」でランチ焼肉。本来日曜日にはランチは無いのですが、無理を言ってお店を開けて頂きました。料理内容に関しては、これから出していきたいコース料理とのことです。うむ。またしても楽しそうなことになりそうです。東京組と神戸駅で待ち合わせていざお店へ。今回は神戸組と大阪組はおこづかい帳さんの参戦。

肉肉ですまずはワインで乾杯してから前菜。【ミノとハチノスのカナッペ】から。ミノはバジル仕立てで塩系の味付け。しっかりとした塩味は大変美味しい。そしてハチノスはトマト煮込み。こちらもいい仕上がり。塩とトマトをキレイに仕分けているので最初の一口から食い終わるまでその変化を実に楽しめます。旨い!

今回は温かいスープそして【スジのテリーヌ、カッパのサラダ、ハツのカルパッチョ】という盛り合わせ。スジのテリーヌはいわゆる”こおごり”です。以前は野菜を一緒にこごらせていましたが今回はスジのみ。味付けはかなり薄味。もう少しインパクトをつけるのもいいかも。それでもスジの旨味がキッチリと楽しめる一品に仕上がってます。これも旨い。

赤肉が三種カッパは塩焼きをオリーブオイルでサラダ仕立て。これもタタキ風で冷えていても肉汁がしっかりと素晴らしい。旨いなぁ、で、ハツは完全な生。これがまた新鮮で風味のあるハツ。こういう味付けでいただくのもいいですねぇ。ここで【コーンポタージュスープ】を。冷製のスープもいいのですが、前菜で適度にクールダウンした後の温かいスープは旨味が増します。

キレイに包丁がはいっていますうーむ、さすがにコースと銘打っているだけに良く計算された料理構成ですね。感服です。ここでようやくかんてきの登場。いよいよ焼肉本番へと突入です。まずは【ラムシン、フランク、ハラミ】の赤肉三銃士。本来は塊で食べて頂きたい、との趣旨なのだそうですが、今回大人数ということで、敢えてカットした状態でいただきました。

ロースとサガリです肉質については最早言うことなし。抜群に良い肉。なによりもきっちりと隠し包丁された肉のカットが芸術的ですらあります。料理を提供する側ではなく、料理を食べる側に立った見事な職人の包丁に感動です。確かに塊のステーキ状でいただければインパクトはありますが、ここまでキレイに下拵えして頂けるならこのままの方がいいような気がします。

今回はパンでいただきますそしてここでパンが登場。しまった、パンの素性を聞き忘れました。このパンも軽く炙ってあり肉によく合いました。いいな、うん。で、実は今回も参加のさいとーさんが午前中に美味しいパンを調達して下さっていました。ベッカライビオブロートのパン。これもまた肉汁のヘビーさをしっかりと受け止める美味しいパン。さいとーさんありがとう!

さいとーさんの持ち込みパン更に肉は続きます。【ロース、サガリ】の盛り合わせ。あ、ちなみにこの日は8月31日という「野菜の日」だったので、普段よりも多めに付け合わせの野菜が乗っかっ
ております。今回の野菜は【いとうり、シメジ、なめ茸、南瓜、茄子】などなど。南瓜は前もってボイルしてありそのままでも食べることが出来るほど。いや、本当に食べる側に対する配慮が素晴らしい。南瓜なんてちんたら焼いてられませんからね(肉人としては)。

料理の〆はホルモンでそしてホルモンで〆ます。【シビレ、丸腸、アカセン、てっちゃん、ミノ】の盛り合わせ。シビレはびっくりするほどパンに合うのです。そうか、脂が多い部位は、白飯やパンに合うんだわ。ミノは薄目ですが脂が少しかんだ部位。アカセンのカットがちょっと小さめなのが食べやすい。あ、これも薄目でしたね。全体にボリュームを調整してあるようです。

デザートもいただきます「とくれん」すっかりと満足。ラストに【とくれんゼリーのシャーベット】で終わります。これは東京組には見た来ないデザートだったとか。へぇ、関西限定なのですか。今回は特別にコースということでしたが、前もって予約すればほぼ同じ内容でいただけるとのことでした。あ、そうそう。今回はステーキ用ということで新しい試みのタレで頂きました。このタレが実に私の好みに一致しましたね。

ということで三日目の焼肉もこれで終了。あとは東京組を送り出して今回の大騒動も大団円を迎える訳です。せっかくなので買い物したいという皆様にお付き合いして神戸から元町経由で三ノ宮へと高架下をぶらぶら。さて。買い物終わってもまだ時間がある。どうしましょうか。ここで大阪の御大、おこづかい帳さんが動いた!

東京組を送り出すためのお店向かったのはセンタープラザの地下「どん底」。もうね、なんでこんな方向性でしめるのかと。私自身もはるか大昔に誰だか覚えていない人に連れられて来たっきり。せっかくだから神戸のどん底を見て帰って頂きましょう。ぞろぞろとテーブル席でハイボールやビールなどいただいて。何だかよく分からないけどボトル一本入れちゃったし。

港町を演出するベルとても夕方の16:00とは思えない体たらく。ダメニンゲンの集まり。いやーそれにしても今回は喰って呑んだねぇ。さすがに三日連荘はあり得ないわ。てな話をしつつ時間を潰して、いよいよお別れの時はやって来ます。そりゃそうだ、飛行機の時間ってものがありますから。名残惜しみつつタクシーを止めてお別れ。さようなら、また神戸に来て下さいね。出来れば私も東京に行きますから!

と涙の決別のあと。さてどうしましょうか?とおこづかい帳さんと二人。そういえば「原酒店」が日曜日なのに臨時営業しているとか。では行きましょう。そりゃあ行くでしょう。普段は日曜日しかお休みがない大阪のおこづかい帳さんが原酒店に行ける機会は少ないですから。

ダメニンゲンの集いでビールということで更なるダメっぷり。原酒店へ。取り敢えず梅錦の生を、え?売り切れ?なんでも前日にちょっと頭のおかしな団体さんが飲み干してしまったとか。うひゃー、それは仕方がないね。瓶でいただきます。えーと、取り敢えず適当に【梅錦ビール】の瓶を開けては乾杯。一体全体この三日間で何回乾杯した事やら。楽しいから良いんだけどね。

大黒正宗は当然いただきますそしていつもの【大黒正宗】を。やっぱりこの酒は旨いですわ。とご機嫌で呑んでいますと鳥頭の人が登場。ダメニンゲンはダメニンゲンを呼ぶのですね。うん、呑みましょう、ご一緒に。かんぱーーい!また乾杯かよ。もうね、すっかりと酔っ払い。実はこの日、御料人様は仕事の都合で午前中から機上の人。つまりリミッター解除状態。これはヤバイ。

ええ、案の定次の店に行っちゃいましたとも。もうね、一応しっかりとしているようでしたが、べろんべろん。ふらふらとご近所「一英」へと。

何だか覚えてないけど旨かったはず一体何を注文したのかよく分かりません。ただ、ひたすらご機嫌に酒を呑んでいたことは確かです。鳥頭の人とお連れさんにからんでいたような気もしますが、そこはそれ、酒の席の御乱行と言うことで御勘弁くださいませ。えーと。ところでこのお店で結構な量の料理写真があるのですが、これ本当に喰ったの?

き、記憶が...orzなんだかよく分からない。ま、いいか。ということで本当に”三日三晩”の乱痴気騒ぎとなってしまいました。最後はよく分からないままに終わってしまったのが残念ですが、覚えていてもろくな事がなさそうなのでこれはこれで美しいフェイドアウトということで。

今回ご参加くださいました皆様。本当にお疲れ様でした。特に東京組のパワーには圧倒されました。そして募集からあっという間にメンバーが決まってしまったためにご参加頂けなかった方、申し訳ありませんでした。年々騒ぎが大きくなるばかりで、関係者の皆様には本当にご迷惑をおかけします。これに懲りず、また機会があれば遊んで下さいませ。

ま、しばらくは宴会する気力が無いですけどね。
体力回復に一週間かかってしまいました。

今回のお店:
炭火七輪焼肉 糸桜
兵庫県神戸市中央区北長狭通8-3-2
TEL.(078)351-1727

洋酒喫茶 どん底
兵庫県神戸市中央区三宮町1-9-1センタープラザB1
TEL.(078)391-1736?

原酒店
兵庫県神戸市兵庫区塚本通7-4-12
TEL.(078)577-0495

居酒屋 一英
兵庫県神戸市兵庫区駅前通

5 comments to “焼肉の日’08終焉の宴篇”
  1. 日々の飲み方を、友人たちに非難されております。
    「そんなに毎日、毎日飲んで、よう体壊せへんな。」と。
    この日記を見るたびに、
    「あ、俺って小食。」
    と、自分を慰めております。
    一言いいですか?
    「この食い方は、変!」

  2. お疲れさまでした。
    原酒店の梅ビール飲み干しちゃいましたか(笑
    焼き肉の日が終わってからも東京組は反省会を日々繰り広げてます。
    「もっと食べられた!」「俺は負けてない」などなど。。
    本当に楽しい企画をありがとうございました。
    味をしめて来年も行きます(笑

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