心頭滅却しても「韓国酒家 チヂミ」

今年の夏も暑くなりそうな今日この頃、皆様夏バテはしていませんか?私はしております。バッテバテ。このまま頭にシメサバと昆布を載せればバテバッテラと呼ばれても仕方がないほどのバテ加減。こういう時は辛くて熱い物を喰うのが回復の早道。


付き出しということで、やはり韓国料理がいいでしょう。ご近所の「韓国酒家 チヂミ」へと行って参りました。何はともあれマッコリで乾杯。本日の【突き出し】は二人で四種。芋のナムル・鱈の珍味・オイキムチ・ジョン。これだけでもご飯が食える、酒が呑める。韓国料理の楽しみの一つはこれですね。旨い旨い。

付き出しその2特に野菜と肉と豆腐で作るジョンは実に美味。韓国風の薩摩揚げといった感じでしょうか。涼やかな気分で【水キムチ】も喰いましょう。おおぅ、この酸味が実に爽やか。マッコリと水キムチは夏にいただく幸せ。この水キムチの汁で冷麺を作ると旨いんですよ。ま、今日の所はどちらかというとそちらへは行かない予定。

さっぱりと水キムチと、ここで賄いをいただいちゃいました。【ほたてと豆腐とキムチの煮物】とでもいいましょうか、湯豆腐の辛い版。これ旨いですわ。ほたての貝柱がいい感じで辛味を纏って、温かい豆腐との相性が抜群。いやいや、これは堪らんです。よーし、じゃあ冷たい豆腐も【韓国風冷や奴】お願いします。豆腐漬け。

賄いのほたて豆腐こちらは対照的に、ピリッとしたヤンニョムと冷たい豆腐のコントラスト。これ一品で生ビールが軽く飲めてしまう素晴らしさ。軽めの木綿豆腐がよく合います。更に辛さを追加気分で【ゴマの葉のキムチ】いただきます。これも相変わらず旨い。白いご飯が欲しくなる一時。これ、分かってくれますよね。そういう辛旨加減。

韓国風の冷奴そして本日のメインいわずと知れた韓国鍋【カムジャタン】です。ジャガイモと牛の背骨の旨辛鍋。やって来た鍋には大量のジャガイモ、大量の牛骨、大量のゴマの葉。これは凄い。そして上にふりかかっているのは以前別のお店でも見た「エゴマの実の粉」ですね。おー、これはいい!ぐっつぐつと煮込まれます!

カムジャタン使用前いよいよ完成。もうね凄い量。これで二人前?と聞きたくなるほどの量。だって、ジャガイモ大ぶりのがまるまる三個は入ってます。牛骨の方もいったいどのくらいあるのか想像もつかない。が、取り敢えず喰う。圧倒されている場合じゃないから喰う。旨い!辛旨い!といっても辛すぎない絶妙な辛さ加減。

カムジャタンぐっつぐついつも辛く辛くとお願いしているものだから、最近では黙っていても辛めにしてくれます、ありがたいことです。まぁどんどん喰って喰って喰いまくって、骨がらがてんこ盛りになってもまだまだ無くならない恐ろしさ。ジャガイモなんてでかすぎて鍋の中で崩さないと皿に取れないという勢い。負けない、負けたくない!

兵共が骨の跡ということで完食。これにご飯を入れて頂いて炒飯に。鍋なのでおじやになりそうなところですが、あえて炒飯。オコゲ具合が実に香ばしくて旨い。うん、これも結構な量です。でもね、旨いの。九州で喰った例の鍋と同じく、いくらでも喰える旨さ。わしわしとあっという間に完食。そういえば、この日はいまいち体調が悪かったはずなのに。

カムジャタン最終形態ということで御馳走様でした。お酒の方はマッコリを瓶に一杯だけという実に抑え気味な感じで、ひたすら喰う方で楽しませて頂きました。お陰様で夏バテでへろへろだった身体もしゃっきりと復活。また疲れが溜まった時にはお邪魔することにしましょう。

これだけ喰えれば夏バテとはいわないのでしょうが。
いや、バテてます。旨いもの喰いたい。

今回のお店:韓国酒家 チヂミ
兵庫県神戸市長田区菅原通3-203-6
TEL.(078)511-8068

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