結婚記念日なので贅沢してみました。

結婚記念日ということで、現在旅の空の下におります。やはりせっかくの記念日ですから、ちょっと足を伸ばして海外で宿泊というのは楽しいのです。ま、近場ではありますが。
時計台の刻む時間までゆったり感じます雑然とした日常から離れて海を越えると、そこは都会のリゾート。目に映る景色、空の色まで違って見えてくるのです。我が最愛の御料人様と二人、ゆったりとした時間を過ごそうと思っております。が、ここに無料のインターネット環境があるために日常へと引き戻されます。ええ、ひとり言の更新と称して。
オレンジピールのハーブティ。セレブ気分さて、旅を満喫させてくれるのはホテルでの素晴らしい接客を受けて。チェックインもラウンジでハーブティを頂きながら。もうそれだけで優雅な気分。ここでは日々の慌ただしさから抜け出したゆったりとした時間が流れるのです。取りあえず部屋に荷物を放り込み、ラフな服装に着替えて再びラウンジで。
外はまだ明るいのにスパークリングこのラウンジではカクテルアワーというサービスがありまして。17:00から19:00までの時間はアルコールと簡単な軽食を無料で提供してくれます。もうね、私たち莫迦夫婦がこういうサービスを見逃す訳がない。当然のように開始前からスタンバイ状態。ビュッフェ形式で提供されるので、どんどんとカウンターに運び込まれる料理や酒を虎視眈々とチェック。
食事前にガッツリいきますでは頂きます。チーズやスティック野菜など思うがままにとってきて、まずはスパークリングワインで乾杯。いやいや、どんどんと暮れていく街並みを見下ろしながらのお酒は実に充実なのです。食事の方は19:00に予約を入れていますから、ガッツリと呑むだけの余裕があるのです。では、次は白ワインを。
なんだか幸せだなおい。こんな調子で結局18:30までかなりしっかりと、え〜と。多分スパークリング二杯、白ワイン一杯、赤ワイン三杯、ドライシェリーを一杯呑んで退散。多分です。もしかしたらもう少し呑んだかも知れません。
食前酒は梅酒さて、それではお食事へと移りましょう。前回の天麩羅以来、ちょっと凝っていますので、旅の空の下でも天麩羅、頂きましょう。まずは食前酒。梅酒。クラッシュアイスと梅酒の甘さが食欲をそそります。つーか、ついさっきまでチーズやクラッカーやサラダを貪り食っていながら食欲もあったもんじゃねぇ。
海老足の素揚げ突き出し代わりに天麩羅。というか海老の足の素揚げ。これ旨。香ばしさとカリッとした歯応え口当たりが堪らない。で、飲み物の注文。天麩羅といえばやはり日本酒でしょう。え〜と、この味わい三種飲み比べってのをお願いします。ほう、島根・岡山・広島の酒を頂けるのですか。いいですねぇ。
ちょっとずつ色々とチョコで三杯並べて頂けると、これは可愛くていいです。取りあえず御料人様と二人でこれが旨いのこっちの方が甘くて料理に合うだのと適当な事をいいつつ料理待ち。今回はせっかくなので刺身盛り合わせのついたメニューをお願いしました。ほら、日本酒呑んでるんだから魚は欲しいと思いませんか?
刺身をいただきます決して多すぎない量の刺身盛り合わせ。天麩羅への助走としてはいい感じ。どの魚も美味しくてこれはこれで酒が進む。あー既にワインをしこたま呑んでますからこれ以上進める必要は全くないのですがね。それでもワインと日本酒は別腹という莫迦の論理で呑み続けていくのです。すみません、この岡山の嘉美心ってのを一本お願いします。
こういうセッティングでさて、いよいよ天麩羅へと移っていきます。まずは海老から。やはり天麩羅といえば海老ですよね。割と小ぶりな車海老。それを二尾。頂く。旨い。あー旨い。やはり日本といえば「ゲイジャガール、スキヤキー、テンプラー」となるのは分かる。これは楽しくて旨い。そう、今夜も天麩羅はカウンターで。
こんな感じで、まずは海老他のテーブル席は割と埋まっているのに、この天麩羅カウンターは私たちの貸し切り状態。勿体ない。だって大きな銅鍋一杯の油は私たちだけの為に充ち満ちているのです。そして職人さんも貸し切り。いろいろと説明を聞きながら頂く天麩羅は実に旨いのです。そしてつぎつぎと供される天麩羅。
ふきのとうの天麩羅穴子や鱚、蛸などの魚介と、薩摩芋、タマネギ、下田葱、蓮根などの野菜類。実に楽しいのです。ちりめんじゃこと大根のサラダも箸休めに素晴らしい。こういうコースで頂く素晴らしさは絶対的にありますね。アラカルトで選んで食べる幸せもありますが、この道の職人さんが薦める食べ方は、それはそれで道理にかなっている。
ふぐの白子の天麩羅。生きててよかったそして一通り頂いたあとでメニュー外の一品「フグの白子です」って。もう。嬉しすぎ、そして旨すぎ。あまりの旨さに一気に喰ったら口内やけどしました。がっつきすぎ。だって一刻も早く喰いたかったから。旨〜、これ旨ぁ。塩で半分、天つゆで半分。二倍の喜び。とろとろのとろける白子。ああ、この店を選んだ御料人様に敬服です。
かき揚げ作成中最後はご飯を頂きます。こちらでは「かき揚げとご飯」「かき揚げ丼」「天茶」の三種から選ぶことが出来ます。御料人様は迷わずかき揚げとご飯。では私は天茶を頂きます。この天茶が堪らない。ご飯に揚げたてのかき揚げを乗せて、出汁をたっぷり。かき揚げの旨さと出汁の旨さ。これを完璧に受け止めるご飯の妙。
天茶の旨さはただ事じゃない幸せ以外の言葉が思い浮かばない。まさに口の中の幸せ「口福」なのです。いやぁ堪らないなこりゃ。ご飯と一緒に出てきた漬け物も秀逸。大根に古漬けと思っていたのが長芋だったりというサプライズまで含めて。いやぁ、素晴らしいディナーを頂きました。デザートまでしっかりと頂いてご馳走様でした。是非またの機会にはここで食事したいと思います。
ハワイのようなリゾートも当然素晴らしく、そして楽しませてくれれます。でも今回のようないわゆるシティリゾートというのもいいですね。ほんの少し足を伸ばすだけで全く日常から離れてしまうのです。本当。ほんのわずかな「海を越えた」だけで。

ポートアイランド(神戸市内)は夢の島です。
自宅からタクシーで1,800円の海外旅行です。

今回のお店:日本料理 やわらぎ
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1ポートピアホテル内
TEL.(078)303-5206

11 comments to “結婚記念日なので贅沢してみました。”
  1. そんな島が近くにあるとは、なんたる贅沢。
    ワタクシの住むとこの海は工業
    港ですからねえ・・・。
    トピックといえば、たまに死体が上がる程度です。
    あ、結婚記念日おめでとうございます!
    すえながーくすえながーくお幸せに!!

  2. 結婚記念日おめでとうございます!
    これからも末永くお幸せに♪
    一瞬、「え?海外?上海?香港?台湾?韓国?」と近場の海外が頭の中をグルグル回ってました(笑)

  3. おめでとうございます♪何度目の記念日ですか?
    中盤まで「うーーむ。どこの国だろう?」と悩みながら読み、
    天麩羅が登場したあたりから、「あ、かつがれてるかも」と気づき
    けれど、まさかまさかポートピアホテルだとは!(爆)
    仕事でよく使うので、私にはあまり美しい思い出のないホテルなのですが、
    こうして紹介されると、何だかすご?くいいホテルに思えてきました。
    今度フレンチを狙ってみます。

  4. わははは
    しっかりだまされてしまいました。
    近場というので亜細亜のどこかだろうと想像しながら読んでましたよ。
    でも、すてきな結婚記念日ですね。
    おめでとうございます。

  5. 皆様、お祝いの言葉ありがとうございます。
    天麩羅だけで終わっていないのが申し訳なくなるほどのお言葉に消え入りそうです…。
    >フジワラさん
    あー、基本的に埋め立て地の島ですが←ポートピアランド
    深く掘り下げないように注意しておきます(笑)
    >アマグリさん
    神戸で言うところの「もっとも近い海外」です。
    良いリゾートでした(笑)
    >ばーどさん
    宿泊してしまうと実に楽しめるホテルですよ。
    実は最初の写真にポートピアと写っていたりします(笑)
    是非フレンチも…、あ。
    >こまつさん
    誰が何と言おうと海外です。
    洋行帰りと呼んで頂いて結構です(笑)
    >びわんちゅさん
    橋の向こうは幸せのアイランドなのです(笑)
    >さいとーさん
    天麩羅は海外に限ります(笑)
    >ミホさん
    白子サイコー!旨かったッス。
    >settuyaさん
    もっとアジアっぽく攻めれば良かったでしょうか(笑)
    記念日をいい事に無茶してきました。

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