今年最初の忘年会は、大阪下町韓国料理「韓国家庭料理 きよし」

最近は、ネタとじっくりと寝かせて熟成させてから更新することが多いのですが…ええ、世間では遅筆と呼んでいます。ですが。今回はもう超スピード更新。昨日のネタを今日書きます。凄い!画期的!世間的には普通以下。
実は、我が敬愛して止まない「おこづかい帳」さんがmixiにて、大阪は生野区のとても素敵な韓国料理のお店をご紹介してらっしゃいまして。もう、これは行かねばならない。我が愛する御料人様に打診してみたところ「行く」。では一緒に行きましょう。ということで、おこづかい帳さんにご連絡させて頂き大阪で待ち合わせと相成りました。
既に用意されているナムル。深漬けで、焼肉の聖地である鶴橋まで、欲望という名のJRで駆け付けました。こんばんわ。では早速。お店はタクシーにて少々。土地勘がなければ分からない場所。でも、近づくにつれて、ああ、きっとこの辺りは美味しいんだろうな、と思わせてくれる町並み。ほら、そういうのって何となく分かるじゃないですか。
丼でマッコリお店には既にナムルが用意されてました。いわゆるウエルカムナムル。これをぽりぽりと摘みつつ、マッコリにて乾杯。またこのマッコリが。旨い。そして器が、丼なのです。この素敵さが堪らない。ちなみにお店は大盛況。みなさん忙しそうに働いてらっしゃる。なので、まぁ、注文の品が遅い分には気にしない。
ホヤ。刺身で。旨い!まずやってきたのはホヤの刺身。もうね、これに惹かれたの。私、この手の貝の刺身に目が無くて。季節的に小ぶりなものしか無いそうなのですが、いやしかし、旨いです。磯の香りと味が口に広がる。これって、嫌いな人には本当にダメだろうなぁ。でも旨いなぁ。つーか日本酒が欲しくなる一品。
スンデ。割とあっさりさて続いては韓国ソーセージ。「スエ」って書いてますが済州島の言葉で、いわゆる韓国語ではスンデ。血の入った豚のソーセージ。これも旨い。普段喰っているスンデよりずいぶんと太くて立派。これにタレを付けたり塩を付けたりで美味しく頂きます、ってかこれは一気にマッコリが進んでしまう。
牡蛎フェ。これはマジ旨い。喰っとけ!更に牡蛎フェが出てくると、もうねぇ、ダメ。人間がダメになっちゃいます。旨いの。やっぱりこの季節は牡蛎ですよ牡蛎。これを喰わねば何を喰うのかってくらい牡蛎。水菜と牡蛎の取り合わせはしゃっきりとそして広がる牡蛎の旨味で幸せの絶頂。これは家でも作ってみよう!
今回の目玉はこれ!子袋のタタキ!喰っとけ!で。ここでとうとうやってきました「子袋のタタキ」が。これあれです。豚の子宮を刻んだもの。これが喰いたくて。というか、本当に喰いたいのはトセッキフェの方なんですが、さすがに滅多に食べられないとか。無いものは仕方がない。ではイタダキマス。
器に盛るとこんな感じのタタキ旨!これ旨!見た目はぐずぐずですが、味の方はさっぱりと甘くて辛くて実に複雑。いやぁ堪らんよ。で、この辺りで韓国焼酎へと切り替わるのです。当然です。この時点でマッコリを二杯(丼で)呑んでます。マッコリで腹がふくれすぎる。なので焼酎は「平壌」を。これがあっさり味で韓国焼酎にしてはあまり甘くない。
肉厚もっちりチヂミだからという訳じゃないですが、子袋のタタキが実に合うのです。ああ、もう旨くて旨くて、ほとんど御料人様と二人で喰っちゃいました。丼一杯の子袋のタタキ。いやぁこれは旨いわ。わしわしと喰らい続けるのです。でもこれ一人で喰ったら凄いだろうな、という感想を抱きつつ。
蒸し豚。コラーゲンでお肌ぴちぴち(主に腹の辺り)ここでチヂミの登場。やはりこの手の腹持ちの良さそうなものはきっちりと頂かねばなりません。具にしっかりと青唐辛子が入ってますから辛さの方もきっちりと。最初、辛味を感じなかったので、寂しいなぁなどとごちようと思ったのですが、次の瞬間ぴりっびりりとやってきました。うん、やはり辛くないとね、チヂミは。
ニンニクを丸ごと揚げてますそして蒸し豚も。三枚バラの蒸し豚は旨さを残して脂を残さず。皮の部分はゼラチン質にぶるんぶるん。これを酸っぱ甘辛いタレで頂くのです。こういう素材ストレートな料理は実に旨味を感じさせるかが勝負。で、タレとの相性が抜群なこの料理は、私のガラスの顎を打ち砕いてノックアウト。旨い。脱帽。
牡蛎のジョン。これも喰っとけ!ここで御料人様のリクエスト。他人の迷惑は自分の幸せという「ニンニクの唐揚げ」を所望。皮ごとあげたニンニクを塩胡椒だけで喰らうという荒技。これが旨いんだ。ほら、明日は日曜日じゃない?じゃあ喰ってもいいんじゃない?という自己弁解で休日前だから許されるメニュー。旨。きっと帰りの電車の乗客には迷惑だろうけど。
この煮付けの旨さは感涙。喰っとけ!いつの頃からかバードさんも加わり、四人での忘年会。あ、今決めました。これ忘年会です。だから大丈夫(何が?)なのです。忘年会なら仕方がない。牡蛎のジョン、イタダキマス。どこまでも牡蛎好き。本当は牡蛎フライも食いたかったのですが、まぁそれはそういうお店で喰いましょう。ここでは韓国のお料理頂きます。
シレギスープ。辛くて旨い。喰っとけ!ようやくここでメインディッシュ。つーか、まだ喰うのか?という意見は聞こえません。ええ、メインです。青魚の煮付け。もうね、これ凄いよ。大根と煮付けてあるんですが、旨味がしっかりと出ているのです。唐辛子の効いた出し汁と一緒に喰えば、もう。白い御飯が欲しくなるってもんです。ちなみに一番旨い頭の部分はきっちり私が頂きました。
アワビの粥。しまった!アワビが写ってないチゲもいきましょう。ほら、食事ってのは最後にスープで締めるでしょ?シレギスープを頂きます。これ辛いけど旨いの。スジ肉と野菜がたっぷりだからこれからの寒い季節に非常によろしいんじゃないですか?ええ、しっかりと暖まらせて頂きます。体の芯は唐辛子のカプサイシンで。
お店の外観。ね?旨そうでしょ?そしてとうとうこの日のラストメニュー。聞いて驚け「アワビの粥」ですよお客さん。もうねどうすんのよこれ。アワビがごろんごろんと入った粥。季節かよければ更にデカイアワビが入って、しかも肝で粥が緑になるとか。うわぁ、見てみたい〜、そして喰ってみたい〜。
いや、今回は実にディープな韓国料理を堪能させて頂きました。本当に堪能。腹はち切れるかと思った。やはり、いつもいつも自宅の近辺で終わらせず、ほんの少し足を伸ばすのは大切ですねぇ。やはりこういう場合は地元の詳しい方に連れて行って頂くのが間違いが無くていいですね。おこづかい帳さん、本当にありがとうございました。

さて。牡丹鍋、河豚、スッポンに詳しい方いらっしゃいませんか?
これからは人任せで旨いものを喰いまくります。

今回のお店:韓国家庭料理「きよし」
大阪府大阪市生野区田島1-8-15
TEL.(06)6757-8377

7 comments to “今年最初の忘年会は、大阪下町韓国料理「韓国家庭料理 きよし」”
  1. 昨夜は途中から混ぜていただきありがとうございました。
    覚悟はしておりましたが、前半のくだり読んで身悶えしております。きれいな画像、見せていただけただけでも感謝!←なんかできるもんか(笑)

  2. 楽しいひとときでした。こちらこそありがとうございました。
    帰りの電車、乗車拒否されませんでしたかw
    次回はポッサム復活忘年ですね、どうぞよろしくお願いしまーす。

  3. >ばーどさん
    あ、いや、その、料理が冷めるのはいけないかと思いまして…(笑)
    是非またご一緒しましょう。
    >おこづかい帳さん
    自分達の回りだけ人がいなかったような気がしましたが、気のせいだと言い聞かせております(笑)
    今度は神戸でお待ちしています!

  4. あ、最後の画像でわかりました。
    私、2004年の秋までは生野区に住んでましたので。
    あ?この辺は家賃も駐車場代も安くていいわ?とか
    思ってたら一年で3回も車上荒らしに遭いました。
    それでも、この手のお店はこの辺にほんと多いですよね。
    で、兄さん。いや師匠。
    牡丹の件ですが、笹山になんと囲炉裏で牡丹鍋と
    一日限定で2食だけなんですが…
    イノシシのフィレ(メス3歳未満 一頭から200g)を
    網焼きで食べさせてくれるところがあるのですわ。
    もうね、結構な厚切り具合でしたよ。

  5. >カツサンドさん
    あ、そうなんですか。住んでらっしゃいましたか。
    美味しそうなものが多い場所ですよねぇ。
    その牡丹鍋。年明けに突です。
    車(足)を確保せねば(笑)

  6. 韓国済州島の家庭料理 きよし

    今回、ご紹介するお店は凄いです。韓国済州島の家庭料理「きよし」、まあ一度だまされたと思って行ってみてください。
    汚い店内、異国情緒いっぱいのメニュー、韓…

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