カッパ肉といってもあのカッパじゃありません

先日頂いたカッパ巻。ええ、キュウリを巻いたカッパ巻ではなくて、肉です肉。さすがに1kgほどもあると二人で喰いきれるはずもなく。一部はお嫁に出しまして、無事に食べられたようです。よかったよかった。
で、私たちもいい加減喰いましょう。日曜日の焼肉喰いすぎで、かなりのダメージを受けた胃袋。そろそろ復活してきたので、カッパを調理する事にしました。
ほら、カッパってのは基本的にスジ肉ではないですか。いや、厳密には違うのでしょうが、ま、ほぼそんな感じ。ということは調理法としては煮込むのが一番。これをフライパンで焼くと、間違いなく脂で一杯になるでしょうから。あ、そういう勇者もいましたが、賢明な私たちは網焼き以外では焼きません。
ということで、カッパカレーを作ることにしました。カッパカレー。この甘美なる響き。えーと。まず作り方としては、カッパ、切ります。脂は取り除きません。そのまんま。で、ぶつ切りのカッパを寸胴に放り込みます。
この時注意すべき事は、脂の部分を下にすること。ええ、油を引きませんから。カッパからの脂だけで調理するのです。あっという間に脂が溶け出して、塩胡椒されたカッパがじゅうじゅうと焼けていきます。
なるほど、このまま喰いたい気持ちはよく分かります。でもここは我慢。肉の焼ける香ばしくも芳しい香りがキッチンに充満してきた頃にジャガイモとニンジンを放り込みます。こちらはバババーンと。
で、せわしなく木べらで材料をごろごろごろごろと転がして。ここからは説明するまでもなくカレーの作り方。詳しくはカレールーの箱の裏側でも見てください。
あ、玉葱が入っていないのは、自宅に置いておいた玉葱がお亡くなりになられていたから。御料人様に帰りに買ってきて頂くように連絡して、後追いでフライパンで炒めて放り込み。あとは煮込むだけ。出来る。カレールー簡単。粉を合わせるの面倒。
とまぁ、あっという間に手抜きカレー。でもまぁこれが貴方、旨いんだわ。カッパの肉の旨味が実にしっかりとカレーに反映されているじゃあないですか。やはり肉の脂だけで作ると旨味が見事に調和します。そして煮込みには、やはりこういうスジ系の肉が合いますね。是非、また作ってみたいと思います。

どうやってカッパ肉を入手すればいいのか分かりませんが。
精肉店で売ってないですよねぇ。また、裏から手を回して…。

7 comments to “カッパ肉といってもあのカッパじゃありません”
  1. 同士よ、相変わらずレアな部位を食べてますなあ。
    一瞬キューカンバーかと思いましたが・・・
    カッパって一頭でどのくらいとれるのでしょう??

  2. >ぜんちゃん
    いけると思いますよ。
    でもチルトで長く置いているので、しっかり煮込んだ方がいいと思います。
    >フジワラさん
    キューカンバーってキュウリですか?
    あ、キュウリも食いましたよ、サムジャンで(笑)
    カッパの量は、一頭あたり3kgくらいと聞きましたが…。
    っていうか、1kgもらってきたんですが、いくらくらいになるのでしょう?(笑)

  3. カッパにこんな食べ方があるなんて、目からウロコです。
    カッパは通常、部分肉にまで付いていますが、部分肉から精肉に加工される工程で廃棄されます。変色が早くて挽肉用にもならないし、何より硬いですから、でもカレーだなんて…
    てつやさんの喰いモチベーションには脱帽です。

  4. >dagingsさん
    確かに固いです(笑)
    変色も早いですから、すぐにチルトに回しました。
    でも煮込むと固さは適度な歯応えになるし、臭みも気にならなくなっていいですよ。
    今後カレー肉として流通しないかと…(笑)

  5. ふーん。そんな食べ方もあるのですか・・・
    それにしてもカレーになるまでよく我慢できましたね。
    お誕生日オメデトー!すてきな誕生日過ごせましたか?

  6. >yumiさん
    カレーを作る前の、炒めている時の誘惑は非常に厳しかったです。
    つまみ食いしなかった自分を褒めてあげたいです(笑)
    ありがとうございます。
    無事にいい歳になりました(笑)
    楽しく仕事しております(本日誕生日)。

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