忘年会at「ポッサムチプ」

やってきました、お待ちかねの忘年会。もうね、楽しみで楽しみで。というのも今年最初の忘年会。世間様では既に何度か行われている模様の忘年会も、年末無駄に忙しく過ごしていたために、本年度最初が22日というスロースタート。
お店の方はお馴染みポッサムチプさん。前もってぜんちゃんが予約を入れてくれてましたので、無事に席の方も確保。というのもですね、さすがは年末というか、この日、22日ってのが西日本に恐ろしいまでの寒波がやってきまして、交通網は乱れに乱れ、なのにお店は立錐の余地もないほどの満席。
ということでご注文は基本的にお任せ。飲み物は適当にマッコリやら生ビールで乾杯。最初の肉は旨辛ユッケと但馬牛ロースの塩焼そして塩タン。で、ユッケ。この辛いユッケが実に旨い。今年最初の忘年会としてはナイスチョイスじゃあありませんか。
ユッケってのはもう混ぜまくるのが旨いのですが、いわゆる「ピビン麺」状態の旨辛ユッケはその必要をあまり感じず。このままで喰っても旨いよな、と思うのです。そんなユッケ。ってか、これが今回の全ての始まりとは、この時には気づいていませんでした。
まぁ、それはともかく但馬牛ロース。サシの具合も調子よく、旨い赤身の高級肉ですね、旨い実に旨い。こういう肉は一人2〜3切れをいただくのがちょうどいいのです。サシはきついのですが、肉の味がしっかりと楽しめる感じが塩焼きとしての質の高さを物語っていますね、旨いのです。
あと、タン塩の方も。細長いタイプの、いわゆる「輪切り」っぽくないタン塩はかなりしっかりと歯ごたえのある繊維平行カット。これがこれで実に旨い。ぷりぷりと喰える感じが実に素晴らしい。ただ軟らかい肉のオンパレードよりも、緩急つけたメニューに痺れます。
でまぁ、タレ焼が出てくるのですが、ここでどういう訳か生の盛り合わせ。なるほど、辛いユッケと塩、淡泊な生の盛り合わせとタレ、という組み合わせの妙ですか。巧い!そして旨い!こういう出され方はいいですよ、ええ。
生→塩→タレ→米(麺)という流れもいいですが、こういう意表をついてセットというのは何とも楽しいものです。タレの方は巻きロースとフランク、生はハラミ・ミノ湯引き・ハツ・牛刺・レバー・生センマイ。
巻きロースとフランクは実に巧みな旨さ加減。焼きすぎないように十分注意して。ほとんどレアで旨いステーキ状ですから。拍子木ステーキって感じですかね?そんな感じです。もうねそれをタレで喰うという贅沢さはたまらんものがありますよ。
ひたすら旨いのです、喰うのですってところでもう一発。これはソトヒラだそうです。腿の外側、スジが多いところだそうですが、それを薄切りで。あのね。これ旨いですよ。ああ、肉、まさに昔から喰っている旨い牛肉の代表な旨さ。
このお店でいつも思うのですが、肉に一つ一つ名前を付けているのです。フランク、巻きロース、ソトヒラ、はねした等々。この名前ってのは、分からなくても聞きたくなりますよね?で、取りあえず聞いてみると、身振り手振りで教えてくれます。
そうすると、なんだか分かったような気になって、次回注文するときに、ああ、あの肉だな、美味しかったな、と思うわけですよ。こういうのも有りかな、と思いますね。単に特上・特選という分け方だけではなく、本来の専門用語でも浸透させるというのは売り方だよな、と。
でまぁ、ハラミ。タレのハラミ。あのね。今回の中ではこのハラミが超絶品でした。旨い完璧に旨い。何といいましょうか、これだけのハラミは人生の中でもそう何度も喰えませんよ、といいたくなるほどの旨さ。
とはいえ、この辺りはある程度好みの問題もあるのですよね。繊維の強いごろりとしたハラミが苦手な方にはそこまで絶賛するほどでは、と思われてしまうかも知れませんが、肉の歯ごたえを旨さの要素に数える私としては、このハラミ、最高です。
この辺りまでは、普通にメニューに載っております。ここで「火山ロース」がやってきます。火山の謂われは、その立ち姿。って、肉が立っているわけですよ。そんな莫迦な。というメニュー。莫迦メニュー。
クラシタをそのまんま、見事なまでに一枚肉。網に乗せれば網が一杯。素晴らしい絶景。これぞ焼肉の醍醐味。こいつを片面しっかり焼きまして、もう片面は軽くあぶったところで、トングでぶら下げてハサミでじょきじょき。
見事な霜降り肉ですから、ハサミで切った脂がしたたり落ちて、そこから炎が立ち上がります。これがさらに「火山」を思わせるのです。火事でもいいかな?という恐ろしいネーミング。乾燥してますから火災には十分お気をつけて肉を焼いてくださいませ。
まぁ、でかいので一気に焼き上がると喰いきれないという弱点はありますが、そこはそれ。食べ盛りの私たちには一気に喰える旨い肉なのです。いやぁ旨かった。こういう豪快な焼肉は家庭ではなかなか出来ませんから是非ご予約の上お試し下さい、という店の回し者。
実際、3〜4日前に予約しておかないと出来ないメニューだそうですので、食べたいという方は本当に予約してみてください。というところでホルモン。辛口ホルモン盛り。しかも「激辛ホルモン盛り」だそうです。激辛って。
確かに辛いものは大好きですが、そんな激辛って、嬉しいじゃないですか。うは、辛!辛いよこれ。でも旨い辛さなのです。ただ辛いだけならすぐにイヤになるのですが、旨味がしっかりしているのでクセになる、止まらない。
こういう辛くて旨いモノって覚醒作用というか常習性というか止まらないですね。どんどん喰いたくなる。なるほど、最初の辛口ユッケが普段より辛くなっていたのはこの布石ですか。いやぁやられました。旨かったです。
全員額から汗を流しつつ完食。ご馳走様でした。いやいや本当に旨かった。え?まだ辛口クッパもあったのですか?いや、すみません、腹が、一杯です。その辛口クッパってのはすげぇ気になりますが、さすがに喰い切れそうにありません。次回、機会があれば是非いただきます。

無事第一回2005年忘年会は終了いたしました。
第二回はくにきやさんの予定です。うは、楽しみ。

今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888

7 comments to “忘年会at「ポッサムチプ」”
  1. >おがちゃん
    迎え撃たせて頂きます(笑)
    >ぜんちゃん
    その前に、第二回を仕切ってください。
    >骨なしさん
    はい、既に第二、第三が決定しております(笑)
    >こまつさん
    是非新年会の方もご参加下さい!
    第二回は盛況に執り行っておきますので(笑)

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