豚ホルを考える

金曜日のひとり言、読み返すと熱にやられている感じが非常によく出ていますね。ええ、本当にやられてましたから。してやられたり。とても楽しそうな文章の端々から、本当は割れそうな頭痛に襲われていた私の痛々しさが見て取れます。はい、私だけですね。
という訳で、本日はすっかりと体調も戻り、仕事場からコンニチハ。朝から色々と処理を終えまして、ようやく一息ついたところで現実逃避。いやま、一週間休ませていただきましたので、それなりに仕事は溜まっているのです。
それはさておき。休んでいる間に、某所からホルモンの差し入れをいただきまして(私信:ありがとうございます、つのぽんさん)。少し前にホルモンの煮込みレシピを教えていただいた時に「ホルモン送るよ」と。ありがとうございます。私は人々の善意で生きています。日本社会の善意を測る羅針盤のような人間です。
で、送っていただいたのが「豚ホルモン」の「てっぽう(直腸)」です。これがまた、あんた。まぁ美しいホルモン。ピンクのホルモンにたっぷりの脂。見ただけで旨さが伝わってくるのです。
レシピには、そのまま焼いて塩で食べても美味しい、と頂いていますが、残念ながら熱に浮かされたウカレポンチな私の体力ではちょっとそこまでは…。という訳で、いきなり寸胴にドカァーン。ババァーン。
これね。ホルモン好きな方には分かって頂けると思うのですが、新鮮なホルモンの香り。これすごくイイのです。香るホルモン。生の豚ホル、しかも2kgなんて量は初めての経験だったのですが、すげぇッス。旨そうなホルモンの香り。
これに秘伝のアレやらコレやら放り込んで強火でぐつぐつと。ひたすらぐつぐつと。味付けには秘伝のアレだとかコレだとかを放り込んで、今しばらくぐつぐつと。弱火でぐつぐつと。とまぁ戦う事、二時間弱。完成。出来たよホル煮。
でまぁコレをいただくのですが。さすがはアレですよ、最強インフルエンザ。味覚の方も随分と弱っていたようで。そして動きもイマイチ鈍かったようで。出来上がりが予想以上に醤油が多すぎました。辛い。レシピ通りに作ったつもりでも味覚が鈍い分だけ入れすぎたようです。
とはいえ、これはこれで飯の友・酒の友には最適。早速いただきましょうか。いえいえ。これだけではないのです。何と「ガツのニンニク漬」も一緒に送って頂きました。えっとね。コレ最高。無茶苦茶旨い。
ニンニクの匂いがしっかりとしますので、これだけで食べるよりは野菜と炒めるともっとイイでしょうね。私はそのまま喰いますが。はい、ニンニクの力でインフルエンザと闘うのです。内なる力で闘うのです。ってか、どうせ翌日も寝て過ごすんだから臭くても構いません、一向に。
では頂きます。旨。旨いよ。飯進む。食欲の無かったこの何日かで一番飯が進みました。恐るべしホルモンパワー・ニンニクパワー。がしがしとカッ喰らって、禁断のビール(発泡酒)にも手を出してしまいました(グラスに2/3ほど)。
いやもうビックリ。発泡酒って苦いのですね。子供の頃にオヤジのビールをくすねて呑んで苦かった、そんな感覚です。すっかりと体が子供返りしてしまったようです。そういいながらもすっかりと飲み干してしまいました。ご馳走様。
おかげさまでこの日を境に日に日に生気を取り戻しました。やはりアレですよ。肉とホルモンが一番の薬なのです。ヨーグルトくらいしか口にしていなかったのが、ホルモンを喰えばそりゃあ一気に復活するというものです。
あ、今思い出しました。最初に病院へ行った時に言われたのでした。「食欲無いでしょう?ウドンなどの消化のいいもの食べて下さいね。焼肉とか食べたくないでしょ?」と。いや先生。なんで焼肉ピンポイントなんですか?
何ですか、私の顔に焼肉に関する何かが憑依していたのですか?確かにあの時は軽く聞き流していたのですが、どう考えてもおかしい。何か、何かがあるはずですよ。まぁ、連日の焼肉直後の通院でしたから、匂っていた可能性はありますが…。

まさか、日曜日(発症前日)に喰っているところを見られた!?
そのホルモンのおかげで復活したのですから、痛み分けという事で。

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