北陸で冬の味覚に出会う〜散策篇〜

お店を出まして。ご説明頂いたとおり、中央公園という場所を目指します。なんでもそこでは大がかりな催し物があるそうで。そんなことを聞いては行かない訳にはいきません。だから行きます。否定の否定は肯定です。
てろてろと歩いて数分。果たして目的の公園を発見しました。ってか以前兼六園に行くのに通った道だったようです。前回はカンカン照り、今回は雪道。どちらにしても過酷さを微妙に含んでの道のり。
無事に辿り着いた公園では、確かに催し物の気配があります。人がたくさんいる気配。これはこれは。雪の残る中多くの人手を集めているじゃないですか。そして屋台、というかテントの下では絶妙に旨そうなモノを売っています。
取り敢えず、ぬかるんだ公園の中、一通りぐるりと店を見て歩き、先ほど食事を終えたところなので一品のみの購入を決めます。そりゃね、普通にいくらでも食えますよ。私たちの食欲は、まぁ普通に1.5人前くらいですから。
しかし、ここで食べ過ぎて肝心の夜に喰えない、ってな事になっては大変ですから。ええ、一品のみです。散々考えて、考えて、考え抜いた結論は「ハタハタの天ぷら」となりました。これ一本のみ。
で、これがまた旨いんだ。何て事ないんだけれども、揚げたて(揚げたてが出来るまで遠巻きに見ていた)なので特別旨い。二匹で一串なので二人で分けるには好都合。ま、あまりの旨そうさに、写真撮る前に囓ってしまったのはご愛敬。いつものこと。
ここでビールなど欲しいところなのですが、紙コップで400円というインフレ価格に手が出ませんでした。なんですか、こんなに散財しているのに、こんな小銭をケチるとは。いかにも私らしくて素晴らしい。ええ、素晴らしい。自画自賛。
そして、せっかくなので町の中を歩き回って楽しみます。残念ながら、まだ昼間ということであまりお店は開いていないのですが、木倉町などという実に魅惑的な通を歩いてみたり。そこで巨大唐辛子着ぐるみに遭遇したり。あ、ホットペッパーのね。
いかにも雰囲気のある武家屋敷あたりの茶屋を覗いてみたりしながら、満席で入れなかったりと。ま、お茶よりも酒。夜まで我慢は平気な子なのです。なので取り敢えず駅の方を目指して歩き続けます。腹を減らすのも仕事のうちですから。
とまぁここまで書き進んで、ふと気がついたのですが。お昼に寿司を食べてから、串を二人で一本しか喰ってないじゃないですか。そりゃあ腹も減って来るというものです。ちなみに帰りの特急は18:43の発のサンダーバード。ゆっくりと食べるためには17:00スタートは必須です。
その辺りをふまえて駅前でお店散策。何軒か見てみた結果。前回、金沢で遊ばせて頂いて、帰りに見かけた気になるお店。やはりここにしよう、と。うん、初志貫徹、ここに決定です。何より、17:00前の段階で店が開いている。それだけで素晴らしい店だと決めつけてしまうほど北陸の冬は寒いのです。
という訳で、早速頂きましょうか。ごめんください、二人なんですがいけますかぁ?大丈夫ですか、じゃあカウンターで。

結局、最後の店は明日のひとり言となりました。
なんだか、引っ張りすぎているような気がしますが、気のせいじゃないですね…。

2 comments to “北陸で冬の味覚に出会う〜散策篇〜”
  1. てつやさんの心の機微が手にとってわかるようなレポートですね。
    わかるなー、うんうん。状態。
    かじられたハタハタも愛しいかんじ。
    最後のお店、楽しみだー。
    みゆき(唐辛子)に会ったんですね、わたしも一回見てみたいよ。神戸でも月末にハンズあたりに出没するらしいですね。

  2. 本当は、二匹並んで「コイノボリ」みたいだったんですが(笑)
    食欲に負けるのが私たちの常のようです。
    みゆきさんというのですか<着ぐるみ
    写真を撮らせていただけばよかったと後悔しています。
    ハンズで網を張ることにします(笑)

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