タイからの風を考える

このところの寒波は実に厳しかった。焼肉サイトをやっているくらいですから、季節は夏が好きな私にとって、冬の寒さは実に辛い。いつも言っているのですが「ツライ」と「カライ」は同じ漢字。ツライならばカライもので補填をすればよいのです。同じ文字。そんな訳で、先日「カライ鍋」を頂きました。
最近はひどく外食づいているような印象を持たれている私の暮らしですが、そんなことはないということを証明するために自宅で鍋料理。しかも、今回の鍋はタダの鍋じゃないのです。なんと「トムヤム鍋」なのです。
トムヤム鍋。いったいどんな鍋だというのでしょう?ってかトムヤムクンって喰ったことないと思う。思います。ええ、きっと。なので材料の想像もつかない。そんな訳で、同居者様に聞きながらのお買い物。
海老。海老は必須。そして野菜類は何でしょう?まぁ鍋だし、取り敢えずネギね。でやっぱりエノキでしょう?肉は…、鶏にしておきますかね。クセの強そうな青い菜っ葉がいいかな?では小松菜など。鍋といえば外せないのは豆腐。え?タイ料理で豆腐?いや、いいよ、きっと旨いに違いないから。
という訳で、全く元ネタが分からない鍋へと変貌しました。トムヤム(風)鍋です。ところで、何故トムヤム鍋なのか。実は同居者様が業務スーパーにて「トムヤム鍋の素」なる実に見たまま辛そうな調味料を購入してくれたからです。ええ、真っ赤。
取り敢えず説明書きには「二人前・大さじ三杯ほど」と書いてましたから、大さじてんこ盛りで三杯。はっきり言って真っ赤。「赤は三倍(杯)」というのはガンダム世代のお約束。なので真っ赤な鍋。ザクとは違うのだよ。
まずは海老。二十数匹。一人1ダース強を。そしてネギ、エノキと放り込み、小松菜、豆腐とおおよそトムヤムには似つかわしくない材料もぶち込むのです。真っ赤に煮えたぎった液体の中へと。ふふふ、ぐつぐつぐつぐつ…。
で、この鍋、予想以上に旨いのです、旨い。何これ!ってのも、この鍋の素、150円を切るお値段。この安さでこの味。まさに業務スーパーの名に恥じません。聞くところでは、タイでもコンソメスープの素のような「トムヤムクンの素」があるとか。ならばこれは本場の作り方に酷似しているといっても過言ではないのではないでしょうか?

豆腐や小松菜が入っている時点で全く違います、本場とは。
次回は材料もそれっぽくなるように吟味してみたいと思います。

3 comments to “タイからの風を考える”
  1. タイからの風、タイフーン?、バンザーイ
    うちの事務所の親分大蔵谷で業務スーパーやっとるでぇー

  2. 10年以上前に子供が通っていた長田区のYMCAでは、みんなが料理を持ち寄って手作りのクリスマス会をしていました。長田区はとてもオリエンタルな町で、韓国人・ベトナム人・インド人など色々な国籍の人がいますから、持ってくる料理もチヂミやカレーなど様々でした。
     その時にタイ人が持ってきたトムヤンクンが人生で一番美味しかったなぁ、出来るものならまた食べてみたい。

  3. >おーちゃん
    なるほど、それもアリですね(笑)
    業務スーパー増えてきましたね。
    私も近所でお世話になってます。
    >おがちゃん
    神戸は本当に各国入り乱れてますよね。
    行きつけのイタリア料理店のお客さんはほとんどインドの方という、なんの店だか分からない状態です。
    なのでイタリア料理といいながら、アチャールがあったりします(笑)
    本場物のトムヤムクン、喰ってみたいですねぇ…。

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