お好み焼・たこ焼「ゆき」

繋がったり繋がらなかったり。取り敢えず、大丈夫だということにしてしまいました。何か不備がありましたらお知らせください。色々頑張ります。頑張りますが解決できるとは限らないところに問題があります。ま、なるようになるでしょう。という訳でそのあたりはほっぽり出して。
土曜日に、ちょっとお出掛けを。といっても一駅ばかり電車に乗ってお昼ご飯。前回、東京からのお客様と一緒に行ったお好み焼店で「にく天」のリベンジ(死語)に向かったのであります。何と言いますか、負け気分のままで過ごすには近所過ぎるのです。なのでリベンジ(死語)。
駅を降りまして、てけてけとお店に向かうと何ということでしょう、満員御礼。立錐の余地も無し。いやまぁ、本当に立って食べている人はいませんし。席がないだけ。仕方もなし。なので別のお店へと漂流します。
が、その前に。長田といえば「バラソース」なのでバラソース本店にて辛口を購入。今回は土曜日ということで無事に購入に成功しました。危ないところでした。うん、忘れるところでした、ありがとう同行者様。
で、いよいよお好み焼店を選ぶのです。そういいながらも、既にこの店が!というところは目をつけています。きっと旨いはず。うん、自分を信じて。お店は「お好み焼 ゆき」さんです。もう、全くの行き当たりばったりでこってりとお好み焼へと向かうのです。
さて、早速御注文。予定通りの「にくてん」とお好み焼の味をみるならの「豚玉」を。よろしく、そしてビール中瓶(450円)もね。昼でも関係ないね。ビールはお好み焼のお供だよね。外せないよね。
と注文してから大瓶が500円という事実を知ってしまい驚嘆。むしろ落胆。がっくり。なぜ、なぜ「大で」という一言が我が喉から出なかったのか。魂の欲求が足りなかったのか…という軽い反省を、昼間から大瓶なんてダメだよね♪という僅かに残った良心の囁きでごまかすのです。
さて、肉天。実はですね、肉天ってのがどういうものなのかよく分からなかったのです。というか、今でもその定義がよく分からない。スジといえばスジ。いわゆる薄焼きのネギスジ。今までネギスジと呼んでいたものが「肉天」なのか、それともどこかに厳密な線引きがあるのか。目の前の鉄板に鎮座坐すお好み焼に心の問いかけ。返事はなし。当たり前。
それはさておき。旨い。これはいい。ソースではなく醤油にしてもらいましたが、実に旨い、ビールがすすむ。このね、淡泊さがいいの。いくらでも入りそうになるのね。で、間髪入れずに豚玉。コイツもソースたっぷり、鰹の粉をたっぷり、青のりもたっぷり。<旨>日本に生まれてよかった。</旨>(←今後これの事は“ウマタグ”と呼びます。)
この後、何か注文しようかな、とメニューに「ぼったこ」と。は?ぼったこ?ぼっかけのたこ焼きですか。ほうほう。これは。
以前、神戸たこ焼といって、ソースと出汁の両方をかけて食べる、ってのをここでも書いたのですが、そいつの「ぼっかけ」版ですか。これは是非とも頂きましょう。「すみません、ぼったこを一つ」これは当然の選択。
しかし、未だに粉モノは進化し続けているのですね。そばめしといい、ぼったこといい、元からあるものを「ええ〜い、一緒にくっちまえ」的な食べ方、いいです。好きです。ガッツリと頂きましょうか。
で、やって来たのは8個入った「ぼったこ」。なのですが、なぜか同行者様と一つずつ。あのー、一つしか頼んでませんが…、え?これで一人前?ってことは16個?いや、あの。すげーんですけど。これだけで一人で腹一杯っすよ。
なるほど、500円という価格は伊達ではありません。この辺りのお店の相場でいえば高いかな?と思ってましたが、これなら納得。で、これがね、旨いの。旨すぎ。
たこ焼の旨さにぼっかけ(スジ煮込み)の旨さが、出汁の中で混ざり合って。何といいますか、玉子焼(明石焼)とは違った、ダイナミックな旨さ。こりゃ堪らんですよ。その上、好みでソースをかけてね、とは。ああ、ビール、ビールをもう一本飲みたい。
ま、ビール欲のほうは同行者様にしっかりと止められまして。当たり前です。まだ一時を回ったところ。ここで沈没するには早すぎます。
いやぁ、しかしこの歳になってもまだまだ知らない旨いモノはあるんですね。しかもリーズナブル。そして人情あふれる町の姿に目頭が熱くなるのを禁じ得ません。ああ…。

本当は冷や酒が呑みたかった…
そんなことばかり言っているから、アル中呼ばわりされるのです。

今回のお店:お好み焼・たこ焼「ゆき」
兵庫県神戸市長田区久保町4-2-5
TEL.(078)631-5117

17 comments to “お好み焼・たこ焼「ゆき」”
  1. 「にくてん」といえば、この前TVで「高砂にくてん」というのをやってました。それには「じゃがいも」を入れるそうで。肉が入ってなかった様に見えたのですが・・・・・。
    それと、「にくてん」は神戸でも西ではポピュラーらしいのですが、東では無いらしいです。灘区生まれの私が知らない訳だ(笑)

  2. たぶん神戸のにくてんは死語でしょう。私の曾ばあちゃんのやってたにくてん屋のにくてんはちゃんと牛肉が入ってました(聞いた話ですが)し、すじとこんにゃくの入っているのはすじてんで、全く別物でしたから今のようなにくてんは昔の名前だけが先行して勝手に想像で作ったものでしょうね。
     親父が生きていればもっと詳しい内容がわかるんですが、残念。
     ちなみに、私が小学校5年生のとき(万博の頃)に親父に連れられて、元町に混ぜるお好み焼きを初めて食べに行った事を覚えています。今では神戸でも当たり前ですが。
     もっと小さなとき(東京オリンピックの数年後)にはイタリアのお好み焼きを食べに行くといわれて京都まで行ったこともありました。ピザとも言うらしいですが。
     年がばれますね。

  3. 「にくてん」談義盛り上がってますね。
    わたしもにくてんは経験したことがありません。
    にくてんももちろん気になりますがぼったこも!
    ソースも可っていうのがよいですね?。
    両方出してくれると、普段ソース派でないわたしも味のバリエション?などと楽しんだりしますから。

  4. おがちゃん さん>
    私が生まれたのが万博の前の年ですから・・・・・
    小学校5年生というと、ポートピア’81でした(笑)
    神戸の中でも、地域差が有りますねー。
    兵庫や長田って、ほとんど行かないので今度散策します。
    ミホさん>
    ウチの近所に有ったたこ焼き屋は、持ち帰りはソース、
    店で食べるとソース+だしでした。
    ソースは強制的に塗られてましたね(笑)

  5. Yoshiさん>
     我が家の近所は持ち帰りがだしでした。小さなポリ袋にだしを入れ輪ゴムできつく縛って・・・。ちなみに10円で3個買えましたね。お好み焼きは50円くらい。
     道端で行商のおばさんが、鯨の生肉を売ってた時代ですから。

  6. 15年ほど前の話ですが、灘でもソースと出汁両方出す店がありました。
    キャベツに蒟蒻が入ってるたこ焼きを出すたこ焼き屋もありましたよ。

  7. >おがちゃん さん
    酔っぱらってたので「>」の位置、間違いました(失礼)
    水道筋商店街で昔、ホルモン(生)をワゴンの様な露天で売ってるのは有りました。鯨肉も有ったかな?
    >こまつさん
    その店はもう無いのですか?灘区民としては是非知りたいです。
    私の知ってた店は、高齢化や震災で無くなったので。

  8. 私が肉てんを食べていたのは昭和40年代中頃の東山商店街でしたね(六軒もたまに)
    確かねぎ(もしかしたらすじが入っていたかも)の肉てんがメインで牛肉入りは高かったような気がします
    飲み物は当然アップル!

  9. >Yoshiさん
    ・蒟蒻入りの方
    かなり昔の話でしかもその辺には1年位しか居なかったので店名はもちろん(つか、店名なんて元々なかったかも…)場所とかも良く覚えてないのです。申し訳無い…ともかく、その1年の間のことなので摩耶小から上野中の間くらいの地域だとは思います。六甲の方に引越しをしたあとも、その店の近所を通ってるはずなのに店に寄った記憶が無いので地震前に既に閉店してたのだとは思うのですが…
    ・出汁とソース
    これ、食べた記憶はあるのですが、不思議と場所の記憶が無いのです。田舎時代にはソースのしか食べた事が無くて、神戸に出てきた時に初めて食べて、こっちではこういうもんなんだと思ったのですが、それ以降偶にしかそういう店が無い割にどの店でそういうので出てきたか記憶に残ってません…

  10. >Yoshiさん
    そうかー、わたしはソースがオプションっていうイメージが強いんですが。
    最初だしだけで食べて後半ソースもつける、みたいに。
    しかし昼のお酒はなぜあんなに美味しいのでしょうか。

  11. >おがちゃん さん
    私の近所に有った店は、だしは持ち帰りではダメでした。
    15年位前に無くなりましたが、当時で7個100円でした。
    >こまつさん
    私、摩耶小卒・上中卒なんですよ。
    あの辺りでしたら、ほとんどの店は無くなってますね。
    高齢でやめられた店が多いです。
    ありがとうございました。
    >ミホさん
    昼の酒は旨いですねー
    というか、さっきまで呑んでました(笑)

  12. なんかすごく盛り上がってきたのでもう一発!
     3個10円のたこ焼きも食べれないときは、駄菓子屋さんで蛸の代りに竹輪と蒟蒻の入った竹輪焼きを食べていました。子供の間では粉焼きと呼んでいましたがね。たぶん、竹輪で蛸のこくを、蒟蒻で蛸の歯ごたえを再現しているのだと思います。
     ちなみに、ぜ@板宿さん、いつから(ん)が付いたのですか?

  13. 出汁とソースについてはこんなHPがありますね
    http://www.sanuki-udon.net/kazu/kobetakoyaki.html
    そうそう、名古屋のたこ焼きってキャベツが入ってるんですよ!これってどう!?
    >おがちゃんさん
    新年会で気がついたのですが「ぜ」さんは呼びにくいということに気がついたのです
    「ぜん」だとそのへんのおっちゃんで呼びやすいかとw

  14. にくてん、、美味そう!
    ぼったこも量が多くて素敵♪
    全てがビールに合いそうですね。
    冷や酒…朝からでも明け方からでもお付き合いします。
    ええ、東京のアル中主婦と呼ばれても構いません。
    ああ、また神戸に行きたくなってきた。
    #旨タグ、使わせていただきます(笑)

  15. うわ、すごい。
    やはり地元の食となると盛り上がるのですね(笑)
    神戸たこ焼ってのは面白いネーミングだと思います。
    私の子供の頃は12個100円だったのですが、だんだんと高くなりましたねぇ<たこ焼
    にくてんはよく分からないのです。
    そういう呼ばれ方をしていたのかも知れないのですが、
    記憶にないというか…。
    その辺り、ゆっくりと検証したいと思います。
    なかなか、楽しい命題です(笑)
    という訳で、是非また神戸にいらしてください>アマグリさん
    その時までに、謎を解いておきます。
    また皆さんと昼間から冷や酒と行きたいと思います(笑)

  16. >ぜん@板宿さん
     なるほど、呼び難さでの改名ですね、了解しました。
     キャベツの入ったたこ焼きで思い出したのですが、福岡でよく見かける「八ちゃん堂」のたこ焼きは、キャベツが入っているのは勿論、丸く窪んだ鉄板と平らな鉄板ではさんで焼き上げるため、弾丸型のたこ焼きです。(ほとんどお好み焼きですが)
     JR大阪駅で「八ちゃん堂」の広告を見かけるのですが、売ってるのは見たことないですね。
     また、同じく福岡の大宰府天満宮の屋台では串に刺したたこ焼きを売っていました。(20年前)
     ところによって変わるもんですね。

  17. >おがちゃん
    串に刺したたこ焼き、そういえばどこかの屋台で見ました。
    でも、たこ焼を油で揚げていたような記憶があります。
    中身は分からないですが、喰っていないもので。
    一昨年のえべっさんでは、変わったたこ焼きが各種ありました。
    小さな小蛸を丸ごと入れたものや、大振りのもの、逆にビー玉くらいのものなど。
    今年はなかったと言うことは、評判が悪かったのでしょうか?

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