人間の尊厳を考える

どうやら風邪のひき始めのようです。いやぁ油断しました。新年会を前にさっさと体調を戻さねばなりません。こんな時は熱い風呂に浸かって日本酒を熱燗で飲んで寝るに限ります。大抵の風邪はこれでイチコロ。駄目な場合は宿酔で私がイチコロ。
とまぁ、そんな訳でいよいよ今週末、明後日には新年会。人数もほぼ確定しました。うん、やはり10人前後ですか。久しぶりに賑わいそうですぞ。賑やかな焼肉は楽しくて結構。今年は楽しくなりそうな予感をはらんでいるのです。
はらんでいるといえば、昨日のひとり言への反応を見る限り、世間の焼肉好きは私と同じ症状を抱えているようですね。いわゆる「はらんだ腹」です。体の中で着々と何かを育てている様は傍目には実に微笑ましい。いや、嘘です、見苦しいです。
いわゆる「標準体重」といわれるものが世の中には氾濫しているのですが、これが実にくせ者です。そう、体を構成するものが「肉」なのか「脂」なのかによって、価値が変わってしまうのですよ。
いやね、これが牛だったら何も問題がないのですよ。「ビールを呑ませてサシを入れた黒毛和牛」など、聞いた事がありませんか?私はあります。更に「無理矢理に飼料を食べさせて脂肪肝になったガチョウ」などもあります。その肝臓は高級食材ですよ。
つまりはですね「酒を飲ませて、飯を大食らいで、腹回りと内臓に見事なサシが入った人間」という誇らしい表現で語られるのですよ、私たちは。ええ、「たち」ですよ。そこのあなた、自分は違うと思っていませんか?着々と育っているのですよ、あなたの脂肪子ちゃんは。
全く、これが筋肉だった場合には、全く違った評価がいただける訳ですよ。鍛え上げられた肉体、などと褒め称えられるのです。そして非常にモテたりするのですよ、同性から。え?同性ですか、じゃあいいです。ボク、モテタクナイデス。
ま、もっとも、世の中には色々な趣味の方がいらっしゃいますから、サシの入った人間も好まれたりするかも知れませんがね。ええ、○○専ってやつですね。
いや、そういう話じゃありません。もう、生命の危機が迫っているのかも知れないのですよ。痛風やら生活習慣病やらがすぐそこに迫っているのです。いかん、これはいかん。何としても人並みのサシに戻らなければ。

脂肪を「サシ」とか言っている間は危機感が足りません。
内臓脂肪は危険ですよ、本当に。そこのあなたもですよ、御同輩。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)