遅ればせながらの夏休み旅行〜滞在五日目、アメリカンビーフ!篇〜

長い間お付き合いくださいましてありがとうございます。おそらく本日と明日で「ハワイ旅行記」は終わる予定です。既に次にアップすべき焼肉情報はあるのですが、ここまで来ると最後まで終わらせてしまいたく思います。
思えば休みを挟みながらも三週間続けてしまいました。いやぁ、ネタとしては十分に絞りきったと思います。
というわけで滞在五日目。いよいよ明日は帰国ということになり、本気で自分たちの分も含めてお土産を買うことにします。で、ヒロハッティ(Hilo Hattie)へとお買い物に出かけます。どうせならとファクトリーの方へ。直行バスで観光気分のままに。まぁお買い物は普通に終わりまして。
ここで昼食を。アラモアナショッピングセンターへ移動後、フードコートをぐるりと見て回ります。う〜ん。やはりここでもアルコールは限られたスペースで呑まねばならないようです。ま、水でいいです。酒は後でゆっくりと。
そんなこんなでタイ料理に決定。メニューは当然の「生春巻き」と「カレーのプレート」をチョイスします。で、このプレート。結構な大きさのチキンの串が乗っかってまして実にスパイシー。旨い。ビールがないことを後悔しました。ええ、意志薄弱なのです。ついでに、付け合わせの野菜も辛くて旨いのですよ。あー、やっぱりビールが欲しい。
で、食後にショッピングセンター内を彷徨き、更に町中を散策してホテルへと戻ります。するともう夜。夕飯の時間。あ、あの間を端折ってますから。そんな、昼飯喰ってもう夕飯って訳じゃないですよ。喰うこと以外に覚えていることがない、といわれるとそうかも知れないですが。
まま、そんな訳で。最後のキチンとした食事ですから、ここはがっつりと肉!いってみましょう。ステーキ店を探します。町中にあるフリーペーパーから一軒のステーキ店を選びました。チャックス・ステーキハウス(Chuck’s Steak House)と、いかにも肉好きを誘うネーミングです。
さて、場所はワイキキビーチにほど近く。早速お店の方に入ってみますと日本人全く無し。ほう、西部劇のような内装。決して嫌いじゃないです。ハワイですけど。まずはご注文。ウエイトレスのオネェサン(ご年配)から「サキニ、ノミモノ」と。おおぉ日本語分かるのですか?あ、それだけですか。よろしく引率者様。というか、もはや専属通訳となった感がありますが、そんなこと無いですよ。はい。
で、ご注文はやはり肉。トップ・サーロイン・ステーキをミディアムレアで。大きさはレギュラーです。もう最後ですから。喰えるだけ喰いますよ、ってなもんです。当然ビールは頂きます。ええ、当然です。サラダバーとパンは自由にということなのですが、おそらく巨大な肉がやってくると思いますので抑え気味に。
さて、いよいよやってきたのは分厚い肉。赤身。まさに赤身。余計な脂は一切無し。これぞ米国の肉ってヤツです。ああ、写真を撮ったのですが、この大きさがうまく表現できません。こんな時こそ大きさ比較にタバコの箱が欲しいところです。
とまぁ、感動の後は齧り付きますよ。でね、この焼き加減最高です。ぶっちゃけ日本のステーキって、これに比べればお嬢様のお料理教室みたいです。もうね、肉の歯ごたえ、肉汁、火の通り方、堪らないのです。
まぁおそらく、日本人がこの肉を食べれば「堅い」とか「大味」などの評価が下されるんでしょうね。いやぁ、これは日本のステーキとは別物ですよ。おそらくこれを焼いた人は、物心ついた頃からこんな赤身だけのごつい肉を食べてるのだと思うのですよ。
生まれてからの喰ってる牛の量の違いというのが圧倒的な気がします。このステーキは絶対日本じゃ売れないだろうとも思いますから。肉評価が「サシ」と「柔らかい」という日本では、このタイプの肉って評価が低いですからねぇ、もったいない。
かけるソースは、酸味の強いソイソースなのでしょうか。バルサミコのような酸味を感じます。これもこの肉には合いますね。で、付け合わせのポテトも豪快です。これにトマトケチャップをばばばっとぶっかけて、下品なまでに喰らいます。ああぁ、すげー、旨いよ。これが旨いというのが不思議なほど。
まぁ場所の雰囲気も味のうちに入っているのでしょうね。これを小綺麗なレストランで食べたのでは、味気なかったかも知れません。うん、そういう意味でいい店です。客層も米国の高齢の方が多く、ウエイトレスの方も絶妙な距離感で放っておいてくれます。
実は、今回のハワイ滞在中、食事が終わるとすぐに店を出ていたのです。別に居たたまれないからではなく、深酒をしないようにという配慮もあって。でもこの店は出たくないのですよ。このままもうしばらく座っていたい、そんな店なのです。
で、アルコールを頂いてしまいましょう。マイタイとフローズン・グァバ・ダイキリ。マイタイは、やはり夜の仕様になっているのでしょうかアルコールが強めです。いきなり一口目でくらっと来るほどの。でも旨い。甘いですけどね。
そしてフローズン・グァバ・ダイキリ。これがあっさりとして美味しいのです。これは本格的に呑む方でもう一度来てもいいかもと思いました。お値段もそんなに高くもなく、マジ日本にこのレベルのお店があれば通いそうです。赤肉喰らいに。う〜。
そうこうしているうちに、いい時間になりましたので席を立ちます。フローズン・グァバ・ダイキリのグラスはお土産にいただけるそうなので聞いてみると、あ、聞いたのは引率者様ですが。なんと真っ新のグラスを包んでくださいました。ああ、アリガタヤ。
とまぁ、最後の最後。そんなに大きな期待をしていなかったのに、最高の時間をいただけました。う〜む。言葉が通じなくても居心地のいい店があるということに感動しました。うん、素晴らしい。日本では味わえない感動です。

日本で酔っぱらってろれつが回らない場合を除いてですが
よく、何を言っているのか分からないと言われます、私

今回のお店:「ステーキ&シーフード チャックス・ステーキハウス(Chuck’s Steak House)」
2335 Kalakau Ave. Honolulu, HI 96815
TEL.808-923-1228

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