炭火焼肉 くにきや

昨日の昼食は、まさに満足の中華でした。久しぶりの青い野菜を腹一杯食べましたので、残るは肉のみ。肉喰いたい熱は未だ冷めやらずというところです。
そんなわけで夕食に焼肉。「くにきや」さんへ行きましたよ。一日でこんなに贅沢ばかりしてもいいものかと、自問自答しながら店へ向かいます。途中、某有名ラーメン店や路上のメロンパン販売などは見向きもせず、脳味噌はひたすら焼肉に占拠されているのです。本来は開店と同時に食べ始めて、混み出す頃には食べ終わるという食べ方を予定していたのですが、『航跡〜横山やすしフルスロットル〜』が面白くて途中で抜けられませんでしたよ。なので、店に到着したのは6時。ちょっと出遅れました。まぁ満席かそれに近い場合は諦めます。諦めて別の店で食べます。と、覗いてみると珍しく一組しかお客の姿はなし。ラッキー。早速食べることとさせていただきます。
今回は生は「ユッケ」のみ。しかもハーフサイズでお願いします。はい、よろしく。肉が出来るまで、キムチとナムルでマッコリを頂きます。ふとメニューに目をやると、見慣れないモノが。「フィレ お試し価格でご提供」。ふーむ、私は焼肉にはフィレは反対派なのです。あの柔らかさがどうも納得できないと。肉はもっと雄々しくあれと思ってしまうのです。でも、この店で提供されるフィレということは、きっと旨いはず。旨いに決まっています。うーーーん。
きっとこれが以心伝心ということでしょうか、塩モノ盛り合わせにはフィレが。ありがとうございます。え?いやいや、是非とも食べさせていただきますよ。ええ、前言なんかすぐに取り消しますよ、こんな旨そうな肉。
早速焼いてみましょう。かなり厚めにカットされていますから、焼に非常に気を遣います。肉を横から覗き込んで、三分の一くらいまで火が通って色が変わり始めたところで肉を返します。で同じく三分の一くらい火が通ったところで完了。見事に三層構造。真ん中はピンクのままの見事な焼き具合。今回は一人焼肉が大正解です。網は全て独り占め、完璧な火の通りになるまでじっくりとチェック出来ます。
さて、お味の方はと口に運べば、やはり軟らかい。溶けるというよりは口の中で崩れていく肉。確かにカルビやロースに比べると「肉」という味に欠けますが、それを差し引いても旨い。たまらんぞこりゃあ。フィレに関しては焼肉よりもステーキの方がいいと今でも思っていますが、それでもこれは別格に旨いですね。大満足です。
そして、一目で惚れ込んだ「タン」も物凄い。いつも旨いのですが、今回は明らかに肉質が良さそうです。思わず「おおぉ」と呟くほどに。カットも普段より大きめで、霜の具合も違います。今回たまたま手が空いていたようでしたので、お店のご主人に聞いてみました。すると、リッチなお客さんから、かなり高額な設定で宴席を依頼されたそうです。そしてその時に仕入れた肉が、普段よりもランクアップのモノだったとか。そのお陰でご相伴に預かれたというのが真実のようです。うん、まさしくラッキー以外の何物でもありませんね。この肉もまだ食べられそうですので、興味のある方は是非食べに行ってみてください。あ、別にお店の方に頼まれたわけじゃないですよ。どちらかというと誰も食べなければ、私がもう一度口に出来るのですから。
そして、焼肉はまだまだ続きます。が、あとはいつものようにタレモノをチシャとピビンパで。この辺りで、やはり焼肉だ、と実感が戻ってきます。フィレは素晴らしい肉でしたが、自分にはタレのハラミ・カルビをチシャで食べる方が似合っているのかも知れません。うん、きっとそうです。だからといってフィレを食べないわけではありませんよ。あの旨さは必殺です。うーん。難しいお年頃です。

どちらにしても食べ過ぎには注意します。
十分食べすぎですか。

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