2009年”焼肉の日”宴〜宵焼肉・後半戦〜

さて、28日夜の部・後半戦は神戸元町「くにきや」へと戦場を移します。やはり焼肉の日イベントの会場としては老舗となったこのお店で喰わねば始まりませんからね。



野田のゆるりを後にした一行は欲望という名のJRに揺られて神戸へと移動して参りました。このところイベントはポッサムチプが多かったのですが、私としましてはやはり神戸の焼肉といえばくにきやなのです。自分の性に合う焼肉。一人でふらりと入ることが出来れば多分週に一回は行っているんじゃないでしょうか、小遣いが続く限り。

そんなくにきやにて今年も始まる莫迦の祭典。宵焼肉の日の宮入り、まさにクライマックスを迎えるのです。さぁ野郎共!喰いまくろうぜ!簡単な挨拶の後で乾杯。まずはビールで喉を潤す。つか、さっきまで呑んでたけどね。莫迦だからね。みんな知ってるから気にしなくても良いね。ここから参加の人々とグラスを合わせます。

まずは当然の【ナムルとキムチの盛り合わせ】を。肉を喰う前にカプサイシンで食欲を奮い立たせます。いや、そんな必要ないけどね。所々で胃腸薬やらウコンやら飲んでいるのは気のせいでしょう。思えば今回が焼肉の日イベントを初めて七年目。最初の頃から比べれば皆どんどんと体力が無くなっているというもの。それでも喰うのをやめることがないのが莫迦の証し。

そして生。【生レバー・生センマイ・ハツ刺】。私が愛して止まない究極の生センマイ。何といってもタレが旨い。この味だけはなかなか余所ではいただけません。そしてぶりっとハツ、しこしこ生レバー。いくら喰っても大丈夫。まさに幸せの生三兄弟。人数分を軽く盛り合わせて頂いているのでぺろりと喰っちゃいます。

焼きものは当然の塩から。【塩タン・特撰ロース・サガリ】の三種。このタンは特上タンですね、他の店でネーミングすれば。タンの根元の方の芯だけをぐるりと剥いてありますので柔らかく、片面を軽く焼くだけでも旨いのです。肉汁を落とさないように片面焼という考え方も有りです。そのくらいのジューシー&柔らかさ。

ロースは転がすように全面を焼くとこちらは肉汁が真ん中に集まってはち切れんばかりに膨れあがるのをがぶりと。前歯で噛み切るよりも一口で。くにきやの肉のカットは基本的に一口で食べられるようになっていますから。で、口腔内をはじける肉汁の旨味を楽しむのです。薄切り肉ではなかなかこういう楽しみがありません。

サガリは好みで。私はややレア目に。塩だけなので肉の旨味がしっかりと味わえるのです。筋張っていても肉の旨味がじゅわりと旨!堪らん。よーしこの勢いで【ツラミ】焼いちゃうよ。軽く炙るだけでちりちりと縮むので、そこをすかさず転がすように巻いて一口で。レモンなんて物は必要有りません。そう、ツラミの肉汁で全てを満たします。

ここで【炙りレバー】がやってきます。これは当然生で喰っても旨いのですが、それを敢えて表面がわずかに色づくほどに炙ることで甘味を更に引き出すという大人の食べ方。これはどんなに焼きレバーが苦手な人でも大丈夫なはず。表面の舌触りと芯の冷たい甘味を味わうといくらでも酒がすすみます、すみませんマッコリください。

そして塩のホルモンへと移行します。【上ミノ・脂付きハート・ソッチャン】三種。ソッチャンは小腸です。開いた小腸。やや長めにカットされたソッチャンを脂の部分を上にして焼いていきます。じゅわじゅわと脂が吹き出した塩梅でひっっくりかえして更に焼き色を付けたら出来上がり。脂の甘味が口いっぱいに広がって。幸せの絶頂。

脂付きのハツはしっかりと焼いて脂自体が飴色になる頃が私の好みの焼き加減。本当なら白いご飯に乗せたいところ。でも〆がきっと’アレ’なのでここは我慢しておきます。ミノはいわゆるサンドミノ。脂を咬んだブリッとしたミノです。これも旨いんだわ。マッコリとの相性は抜群ですね。ミノの脂をマッコリが臓腑深くへ流し込む快感。

さて、タレものへと移りましょうか。まずは赤肉。【上ロース・特上カルビ】のコンビネーションはいわゆるワンツーパンチ。見事なまでにやってくれます幸せ度急上昇。タレものは薄くカット、焦げないように注意して。あふう、旨い、これは旨い。上質なサシがとろけるように脳に快楽を直送。堪りませんわ。で、続いてはホルモン。

【テッチャン・ミノ・ハラミ・赤セン】は最強の取り合わせ。特に大好きなのが赤セン。くにきやの赤センは私にとっては特別なのです。この旨さはここでしか味わえない。いっそ赤センと白飯だけで夜の定食を作ってくれたら毎日でも通いそうな勢いなのですから。じっくりと焼いた赤センを早速口に放り込む。弾けるホルモンの脂。うひゃー!もう、これは、たまらん、(`ェ´)ピャー

怒濤のホルモンをクリアするといよいよ名物【ピビンバカルビ巻】へと。これがこの店の〆です。そう、御飯ものでしめるというまさに王道中の王道。You’re King of Kingsです。今回の巻用カルビは三種類。ゲタカルビは分かりますが後の二種は聞き漏らし。というかあちらこちらのテーブルをまわっていたので仕方がない。

では頂きます。まずはしっかりとピビンパを混ぜます。死ぬほど混ぜます。混ぜるほどに旨いといわれていますのでかなり気合いが入ります。でチシャに乗せてピビンパのせて焼いたカルビを乗せて。この時のかるびはしっかり焼いたウエルダンをオススメします。その方が御飯とのコントラストが際立ちます。で喰う。旨い、泣きそうに旨い。

もうねワカメスープとピビンパ巻の取り合わせは絶妙すぎて何も言えませんわ。いやー旨かった。さすがに宵焼肉このあたりでお開きとさせて頂きましょう。どうも御馳走様でした。やはり久しぶりのくにきや宴会は血湧き肉躍ります。また今度はゆっくりと肉を味わいに来たいと思います。さて、では翌日に備えてじっくりと休みましょうか。

僕たちの旅は終わらない!
ええ、本当に終わりの見えない旅を走り続けます。

今回のお店:
炭火焼肉 くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050
2 comments to “2009年”焼肉の日”宴〜宵焼肉・後半戦〜”

アマグリ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)