北の大地に降り立つ〜釧路の夜二日目篇〜

暴風雨の中、這々の体でホテルに辿り着いて。さて、ちょいと休憩したのでそろそろ出かけましょうか。ええ、未だ雨脚も恐ろしい向かい風も収まってはおりませんが、それでも我らは出陣するのです。飯を喰うというただそれだけのために。つか、お腹が減ってきたのね。


この写真は前日撮影。だって雨風強くて...空港バスからの道中、駅のすぐ裏手にホルモンの暖簾を見かけていたのです。このお店の佇まいが通りすぎるには余りにも惜しすぎたのですよ。で、行ってきました。海鮮焼肉に行けなかった心残りをこの店で解放するために。ちなみに、店の外観写真は前日に撮りました。この日は余りの雨のため、屋外での撮影は不可能。

この超素敵メニューの数々さて、まだまだ日の高い夕方5時半。お店の引き戸をがらりと開けると、丁度先客が帰るところ。某牛丼専門店の様なカウンターだけの客席。端っこの方に陣取って、さて、どうしましょうかね。一応カルビや豚バラの文字も見えますが基本的には本当にホルモンのお店。うひょー、いいねー。この後もう一軒飲み食いに行く予定ですからつまむだけにしましょうね。

豚ホルモン。ひもまずは【ホルモン】から。お店の方に豚のホルモンであることを確認してから注文。基本はやはり豚ホルモンだそうです。いわゆる「ひも」ですね。これをタレで頂くのですが、このタレが実によい。とろみのあるタレではなくて水っぽいタレ。これにニンニクを投入。緑色のニンニクね。生のニンニクを使っているので変色しちゃってるの。

このタレが絶品もう後先考えずにどかっと投入。これでホルモン喰う。うはー、これは旨い。なんだか異常にはまっちゃいますわ。かんてきの炭でじっくりと焼く豚ホルモン。よーしもういっちょいきましょうか。【豚舌】を塩でお願いします。メニューにしっかりと書かれた豚舌。あ、ちなみに北海道ではハラミ=サガリであることを確認してきました。精肉店でもそうでしたし。

皮付きの豚タンで、豚タン。これが実に旨い。塩でお願いしておきながら、タレが旨いのでタンもタレで喰いましたがね。皮付きの豚タンはしっかりとした歯応えで実に旨味があります。成吉思汗というのも心惹かれるのですが、あまり喰いすぎてはいけません。そこで【朝鮮漬】とお願いしましょう。あえて朝鮮漬とメニューに書いてあるそのこだわりを確かめたい。

こんな風に焼きますすみません、朝鮮漬を下さい。「はい、キムチ一丁〜」。…全然こだわってないのね。ま、いいですわ。出てきた朝鮮漬はよく漬かっている酸味がちょっと出た感じ。おー旨い旨い。これで残りのビールを平らげて御馳走様でした。これは近所にあったらちょいと立ち寄って軽く頂くのに重宝しそうなお店ですね。

そして再び暴風雨との戦いへと出発するのです。釧路の繁華街は駅近ではなく港の方にあるのです。ええ、またしても向かい風。ちなみに折り畳みの傘では全く太刀打ち出来ないのでホテルの傘を借りました。ダイソーのビニール傘でしたが。

お店の中で吊って干してますそして再びやってきました前夜と同じ「炉ばた ひょうたん」へと。というのも、昨夜たまたま同席した地元の社長さんが「旨い日本酒があるから持ってくるからね」といわれてまして。そんな事いわれたら行かないわけがないじゃないですか。で、来ました暴風雨の中。取り敢えず御料人様と二人、ビールでも呑みながら待ちましょうか。勿論サッポロビールで。

ウドとホッキ貝のぬた突き出しは【ウドのぬた】です。上にはボイルしたホッキ貝。このぬたがまた実に美味しい。見た目で甘いのかな?と思っていたら思いのほかアッサリ。ウドが淡泊なので、どうやら上手い具合に中和されている感じ。うーん、ビールがすすむねぇ。そして本日のメインはいきなり始まります。ええ、前夜からお願いしていた大物。

大すけのカマ【大すけのカマ塩焼き】です。大物というのはマジでして、大すけってのがもともとがデカイのですが、今回のカマは特別デカイらしいです。しかも昆布森産であることを証明するタグまで付いてるの。すげぇ、これ二人で喰うのね。またしても炭火でじっくりと焼いて頂きました。で焼いている間に別のメニューも。

ホッキ貝、まだ生きてますさっきのぬたで火がついちゃったホッキ貝。これを刺身でお願いしましょう。旨そうな所見繕って盛り合わせでお願いします。この日はたまたま居合わせたお客さんは一組。屋久島でラーメン店を営んでおられたご夫婦。もうね一緒になって刺身作るところ覗き込んでました。だってホッキ貝生きてるんだもの。すげぇ!

ホッキ貝もツブ貝もまるごと一匹ずつな刺盛り「これに挟まれたら大変なのよ」といいながら手早く開いて刺身になるホッキ貝。いいなー、あ、ツブ貝もお願いしますね。え?時鮭?お願いします!ということで異常に縦に盛られた【刺盛り】の完成。ホッキ貝、ツブ貝、時鮭という実に充実北海刺盛り。量もとんでもないですけどね。ツブ貝もホッキ貝も新鮮そのもの。旨いの何の。

大すけカマ焼き出来上がり時鮭はしっかりと脂の乗った旨さ。先日の大すけにはおよびませんが、旨味は負けてはおりません。旨いなぁ!というところで大すけのカマが焼き上がりました。これ、デカイです。二人で喰いきれるの?という大きさ。牛に限らず魚も骨回りが旨いのでがっつりといってみましょう。あ、旨ーーーい!中まで火が入ってなかったらもう一度焼きますよ、とか言われてたけど問題なし。

大すけの胸びれあたり。実は先にこっちは焼けてましたとろりとした頬回りの旨さ。たまらねぇわ。骨蒸しだとかカブト焼とか、この手の旨味は絶対的ですね。旨すぎ。もう我慢しきれずに日本酒頼んじゃいましたから。そういえば待ち合わせていた社長さんは来ませんねぇ。まぁいいや、このまんま二人でがっつりと喰いましょう、そうしましょう。ということで更に追加なのです。

この写真では伝わりませんが、デカイです花咲蟹「花咲食べる?」ええ、いただきますよ。丸ごと一匹喰いましょう。お母さんが自分で茹でたという【花咲蟹」。あっというまに綺麗に捌かれて積み上げられます。うわぁ、これは見事。そして量が多いわ。では頂きましょう。うは、甘ーい!旨ーい!日本酒すすむー!ガンガンと呑める喰える。聞くところではほとんどの花咲蟹は地元で食べられているとか。

芋だんごも作りたてまぁこれだけ旨けりゃあね。最後に前日食べて忘れられない【行者大蒜入り芋だんご】をいただきましょうか。え?今作ってくれるんですか?だんごは前もって用意していて焼くだけなのかと思ったら、なんと目の前で行者大蒜を刻んでだんごをこねて

2 comments to “北の大地に降り立つ〜釧路の夜二日目篇〜”
  1. 週末に釧路へ行ってきます。
    ドッグショーで行くので時間は無いのですが、札幌から早朝に飛ばしても4時間半はかかります。
    グアムもいけちゃいます(涙
    やっぱり道外の人って感動するんですねっ=3
    札幌も沢山美味しい所が集まっていますので、ぜひ今度ご一緒に。
    ちなみに旦那の実家が北の国からに出た焼肉やで。
    もちろんブタサガリが有名なのでぜひ、ご賞味くださいね★。

  2. >あさみさん
    札幌・釧路は遠いんですねぇ。
    新幹線なら東京通り越して新潟辺りまでいっちゃいそうです(笑)
    もう美味しさに大感動でした。
    札幌も小樽も行ってみたいです!
    北の国からですか!
    それは是非行ってみたい!
    またお店の詳細教えて下さいね。

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