イイニクの日に滑り込む「炭火焼肉　くにきや」

昨日はイイニクの日（11/29）でした。こういう語呂合わせは大好物です。そして何人かの方からお誘いも頂いていたのですが、如何せん御料人様のお仕事が佳境。そして私も年内で終わらせたい仕事があったりして終わりの見えない労働という名の迷宮に迷い込んでしまっておりました。そう、帰宅の目処がついたのが22:00を過ぎていたのです。

ほとんどのお店がラストオーダー22:30という切羽詰まった状況。事務所から最も近い焼肉パラダイスといえば、そう、くにきやへと電話なのです。今からダッシュすればなんとかラストオーダーに間に合いそう。いや、もしも間に合わない場合は電話でオーダーしようか、そのくらいの勢いでお店へと飛び込んだのです。5分前という見事な時間に。

さて。ここからは落ち着いて焼肉を頂きましょう。程なく御料人様もお店へと。注文は「量を至って少なくお任せ」で。時間も時間ですから、喰いすぎは自殺行為です。ほら、せっかく体脂肪というしがらみを断ち切るための努力が無効になりますからね。でも生ものは普通に頂きます。史上最強の生センマイとレバ刺は必需。

相変わらず旨い！絶対旨味量が溢れんばかりの生肉たち。今回はサガリも頂きましたが、こちらは塩をしてあるのでこのままで、という食べ方指定付き。郷に入っては郷に従うのが俺流ですからそのまんまで頂きます。おー、旨い！口の中の温度で肉がほつれていく感触。これはもう快感！以外に例えようがない。

そして焼きものは塩焼きへと。サガリ、イチボ、ハツ、上ミノ。これらを網に乗せて焼いていくのです。じゅじゅーと焼ける様はまさに天国。肉にとっては地獄の業火。焼け過ぎないように十分に注意を払って。ああ、旨ーー！脂の旨味が見事にじゅーすぃーなのですわ。ああ、こんな時間なんて恐ろしい。でも喰う。

更にはタレへと移っていきます。この辺り早めの展開なのはそろそろいい時間になってきたプレッシャー。お店への迷惑と自分の体脂肪への配慮です。で、赤肉。特上カルビと上ロース（今回は間違い無し！）ですわ。焼きますわ。喰いますわ。うはーーー旨ーーー！深夜の焼肉は背徳という調味料まで加味されるのです、旨！

相変わらずの香り立つようなカルビは見目も麗しく味は更に愛おしく。あうあう、上ロースも見事なサシ加減が堪りませんわ。まさに口内革命下克上時代到来。ロースもカルビも群雄闊歩の戦乱ですわ。何の事か分かりませんが、そのくらいお口の中が幸せなのです。ちなみ急いで喰いすぎて口内火傷なのは言うまでもなく。上は大水、下は大火事（感涙と舌は火傷）。

そしてそしてホルモン軍団参戦。ハラミ、小腸、アカセンという強力布陣。アカセンぶりぶり、小腸ジューシー、ハラミはしっかりと焼いてほっこりと。あうん、旨いッス。このお店のアカセンは、私のホルモン大好き人生のスタート地点。このぶりぶりを喰って「私、ホルモンダメなんですー」とは決して言わせませんよ。

さて、ここでいつものお約束。ピビンパと肉をチシャで巻いて頂きます。これがもう終わりの見えない焼肉回廊なのですよ。肉焼く、片面焼けてひっくり返す時に次の肉、焼けた肉喰う、次々と焼いていく、そして食い続ける。ああ、幸せ。今回のカルビも微妙に部位を変えて三種類。サシ多め、スジっぽいなど楽しむのです。

ちなみにピビンパはラストという事でナムルのホウレン草が売り切れでした。報告・連絡・相談という社会人の常識を持ち合わせないピビンパは、常識はずれにコチュジャンを放り込んでわっつりと。うー、肉と米と葉っぱの取り合わせは永遠の輪舞曲ですなぁ。とまぁすっかりと満腹なのです。この辺りで御馳走様でした。

イイニクの日から取り残されるかという瀬戸際でしたが、やはり最後はお店のご厚意で踏みとどまる事が出来ました。もうね、大満足。まさにイイニクの日でございました。さぁ、この勢いで頑張るぞ！ということで本日からしばらくの間、旅に出て参ります。ええ、またネタを溜め込みに行ってきます。

それでなくても消化し切れていないネタがあるのに。
年末はイベントが多くて嬉し楽しですね！

今回のお店：炭火焼肉　くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050