松阪牛がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 「焼肉 ポッサムチプ」

未だ仕事がバタバタと。ようやく終わりも見えかけてきましたが、自炊まで力およばず。ということで、このサイト的には三回連続登場のポッサムチプへと行って参りました。ご近所のさいとーさんご一家のお食事へと便乗。
キムチ!こちらのご家庭では、現在お子様の焼肉英才教育中。既にかなりの勢いで学習は進んでいる模様です。ええ、肉に対する情熱が吹き荒れる嵐のようです。ということで。今回もビックリするほど肉が出てきますが、いつもの事と笑って下さい。そして当然のように肉の名前を覚えきる事は不可能。
梅肉和えというか、今回の目的は「松阪牛」のみ。前回お店に伺った時に「週末に松阪牛のサンカクバラを捌きます」という宣言を受けていたのです。そんな事聞いて黙っていられるほど大人の階段は上っておりません。若しくは自制心が底辺の大人です。喰いたい。何としても喰いたい。しかし喰うための口実が見つからない。あ、さいとーさんが行くそうだ。行こう。
大人の特上厚切りタン普段回転の悪い頭も意地汚さというガソリンを注ぐと無駄に回転数が上がる事を確認しつつ、無事日曜日というのに高級和牛をいただく事に成功いたしました。で、いきなり目的の肉ではないところがこのお店の恐ろしいところと言って過言ではない。というか、それこそが、ポッサムチプの存在理由であり、魅力なのです。
ひっそりと赤肉まずはナムル・キムチ・大根の梅肉和えナムルなどで乾杯。この大根梅肉旨いわ。後々これが重要なアイテムへと替わる訳ですが、この時はそんな事にまるで気付かない。適当にビールのつまみにいただきました。旨かった。あっさり味で旨かった。そして、いきなりの焼き物が登場なのです。厚切り特上タン。
生肉三種盛りあー。厚切りだわこれ。厚切りってよりタンブロックだね。大阪の名店やまがた屋の拍子木型タンよりも長さが短い分、まさにブロックとしか形容できないタンの塊。この厚みですから当然のようにしっかりとぷっくりと焼かせて頂きます。ちなみに子供用は薄切りで食べやすくなっております。つーか、子供も同じタンかよ、と心の叫び。
レバーのユッケさすがは焼肉エリート。タンに舌鼓。その間にオトナたちもしっかりと焼いてがっつりと。旨い。塊のタン旨い。ここにこっそりと赤い肉が紛れ込んでいたのですが、タンに集中する余りすっかりと失念。腿系の肉であったと思いますが。あまりにあっさりと喰っちゃったので覚えている訳がない。ちなみに以後の肉達もそんな憂き目にあっております。
アボガドユッケ「ポキ」風で生は当然喰らう訳ですが、いつものホルモン系生三種。おや?ハツがないですね?と思ってましたらしっかりと後からハツブロックを生で。一切れの大きさに情熱を感じずにはおられません。そしてこれが旨いんだな。ざっくりとした歯応えが堪らない旨さなのです。とまぁ実は今回の目玉はここから。
脂付きハツとハツスジ怒濤のユッケ攻撃。レバーのユッケ。わははは。旨!レバー旨!玉子とレバーってのは合いますねぇ。濃厚すぎるという意見もあるでしょうが、これはこれでありです。続いてはアボカドのユッケ。これは素晴らしい。もうね、何て言うんだろう、まだちょっと若いアボカドの青い味とサシ肉の脂の旨味が見事に調和されていますがな。
ハツ刺まぁ敢えていえば海苔は要らなかったかな?というくらい。山葵でも放り込めばさらに旨くなったかも知れません。で、ここで焼き物はハツセット。脂付きハツとハツスジがセットで。ちなみに一枚物をハサミでじょきじょきと頂きます。旨い。ハツスジのコリッと感と脂付きハツのじゅんわりジューシーが堪らない旨さ。
ハツユッケで、更にユッケ。ハツユッケ。あ、ちなみに前述のハツ刺はこのタイミングで出てきてます。ハツオンパレード。うはぁ堪らないぜぇ!と、ここまで実はご飯の注文を控えておりました。本来なら「てんこ盛りご飯」をかっ喰らうのを常としております私とさいとーさんですが、今回お子様連れということで一つの危惧があったのです。
スジ炊き込みご飯おにぎりそう、やってきましたスジ肉煮込みご飯のおにぎり。これを恐れてご飯の注文を遅らせていたのです。よし。一人一個。以前のように一人あたり二個のいなり寿司という事はない。ではすみません。中ライスをお願いします。さてさて。ご飯が来るまでも肉はやってくる。シロミノ。ほう、何ですかこれは?
シロミノ(ハチノスの柔らかいところ)ふむふむ。店員さんの説明によりますと、ハチノスの固い部分を削いで、柔らかく白い部分だけをカイエンと塩で味付けしたもの。へぇ、では頂きましょう。なるほど、ミノではないですね。焼くとちりちりと巻き取られて。しっかり焼いて食べましょう。ほう、これは珍味。ニンニク醤油がよく合います。え?レモンダレで喰うんですか?ま、いいや、旨かったから。
タタキ!旨い!さて続いてはタタキですか。ほうほう。これはあっさりとポン酢で。旨い。いいッスねぇ。貝割れがぴりりと旨味アップです。さらにユッケ。ピリ辛ユッケ。ユッケ四段活用。これがまた、旨いんだ。辛味が旨味をアップしているこの絶妙さ。笑いが止まらない旨さ。わははははは。えーと。ところで松阪牛はいつやってくるのでしょうか?あ?今ですか。
ピリ辛激旨ユッケそう、既に敵は背後まで忍び寄っておりました。まーつーさーかーぎゅーうー!まぁこれはご立派な松阪牛じゃあないですか。あまりの興奮に部位の説明なんかすっかりと失念です。いやっほう!喰らうぜぃ!じゅわーと焼かれる肉。刺具合は赤身ではなくピンク色。むしろ白に近いピンク色。これサシ入り過ぎじゃね?
待ってました!松阪牛!いやいや、これをステーキハウスで喰ったらいくらくらいになるのでしょうか?ここポッサムチプだからこそ平気で喰ってますが、では早速いただきましょう。ミディアムレアが食べ頃。旨。何?旨。溶ける。肉が溶ける。頬も溶ける。莫迦?この旨さは莫迦旨?サシが甘いわ、これは堪らんわ、脳味噌とろとろ。
超サプライズ!石垣牛!いやーいいね!これはいいね!でも一人で二切れ以上食べたらこめかみの血管が詰まりそうなくらいのサシが堪らんです。そういう肉はちょっとだけ食べるのが旨さの秘訣。と言ってる後から今度は石垣牛の特厚ステーキ。絶句。あの石垣牛が、何で?今、テーブルの上には松阪牛と石垣牛の競演が巻き起こっておりますよ!?
焼シャブは軽く炙ってもうね、何この莫迦肉達は!焼いちゃうよ、喰っちゃうよ。って石垣牛一切れがでかすぎ。マジで焼くのに苦労するよ。でも表面はしっかりと、芯にピンク色が残るくらいの綺麗なミディアムレアでいただきます、旨。もうね、だめ。こんなの食い続けたら莫迦になる。よかった、今日はここへ来て本当によかった。
赤ツラミ、ネクタイ、尾肉更に焼シャブなども差し込みながら、赤い肉達がサシを振りまき大暴れなのです。この焼シャブも旨かった。軽く炙って巻いて頂く。あ、これはやまがた屋で食べた例の肉と同じ手法ですね。もうね、いいと思った事はどんどん取り入れるというそのどん欲さに乾杯(白飯で)なのです。これもポン酢でいただくとあっさり。旨ー!
可愛らしい中ライスそして赤ツラミ、ネクタイ、尾肉の三種盛り。ホルモンで口直しというなにか根本的な間違いがあるような気はするものの美味しく美味しくいただくのです。また塩ホルモンがご飯に合うんだなこれが。ん?塩ホルモン?もしかしてまだ塩ものしか喰ってない?もしや今からタレものへと移行していくのですか?
赤肉もタレでという疑問を、塩のテッチャン・アカセン盛りを持ってきた店員さんに訊いてみる勇気はありませんでした。まだ塩だ。とまぁさすがにここからはタレへと移って参りました。えーと。すみません。最近、もしかすると私の神経が摩耗しているのかも知れませんが、ココまでの肉の量って、既に一回の食事量を超えていませんかね?
テッチャンとアカセンそれでも出てくるものは喰える限る喰うのを自らの美徳としておりますから喰いますよ。で、ここで最初に出てきた梅肉と大根のナムルの出番。この酸味とあっさり味が命綱。タレで出てきたヒウチのサシが少なく感じている時点でおかしいのですが、そのくらい松阪・石垣の連合軍は手強かったのです。サシ多すぎ。強烈すぎ。
壺漬け(だった)ツラミでやって来たのが壷。噂の壺漬けシリーズ。壺漬けツラミだそうです。おーツラミ。いいねこれはいいね。このくらいの量なら美味しくいただけ…あれ?一枚のツラミが厚切りで、しかも長いよ?おかしいよこの大きさ。べろーんと伸ばせば網の直径と同じくらいの長さ。わははははは。小さくねぇよorz
壺漬けホルモン。魔法で喰っても無くならないらしいしかしこれが旨いのです。しっかりと焼いて小さく切って白飯の友。漬け込んだ肉は実に旨い。特にスジ系の赤身は味が染み通って旨さ倍増なのです。そしてサガリ。こちらも盛り合わせになっています。サガリ、そしてスジ。これまた旨くて旨くて。スジ肉がこりっと歯応え堪りませんな。
サガリとスジで、壺漬けホルモン。どーん。うわー。結構な量だねぇ、と持ち上げたら、この壷着け。マジで重いわ。笑う。笑いしかでない。これを皿に広げたら、そうね、盛り合わせ系の焼肉店で「肉抜き中皿(赤身肉無しホルモンだけを中盛り)」といったくらいの量でしょう。つまり、普通に二人で食べる一回の焼肉の量。
そびえ立つホルモンサラダそれでもようやく終わりが見えてきました。ああ、よかった…。ん?なですか?サラダ、ですか?大根千切りと、そこに見えるのはホルモン刺。うわぁ、これはうまそうだなぁ(ちょっと棒読み)。って、更に肉ありますやん。ゴメンナサイ。無理です。ちなみにこの時点で壺漬けホルモン・ホルモンサラダ・赤肉タレ(脳が忘れようとしている)・ハチカブ・多分テッチャン、という普通に二人前一回分の焼肉分量。
手を付けれなかったテッチャン参りました。確かに英才教育を受けている子供二人で一人分とはいえ、大人の方が先にダウンです。つーか、おかしいよ。今回のメニュー。肉と料理の種類を併せて36種類。一日20品目を目安とか、昔聞いた覚えもありますが焼肉メニューのみで30種突破。さすがに無理。というか、私の個人的なイメージとしては、韓国料理・焼肉店を三軒ハシゴしているのではないかという幻覚。
この肉のサシが少ないと感じるほどサシにまみれました申し訳ないですが、壺漬けホルモン半分とテッチャンはお持ち帰りにさせて頂きました。敗北感で苛まれつつ御馳走様でした。さすがに満腹。昼からジムで必要以上にカロリー消費しておいたので大丈夫♪などと甘く見ていた自分を反省です。ちなみにさいとーさんご家族は午前中にジムで汗を流してきたとか。つまり、全員が最善を尽くしたのですが天命は聞けなかったということですか。
ハチカブ。これは喰いきりましたもしもこれにチャレンジしたいという方は、是非お店の方に前もって予約を入れておいて下さい。恐らく下準備なしでこれだけ無茶なメニューはあり得ません。今回は松阪・石垣の両雄が並び立っておりましたので物凄い事になりましたが、それでも信じられないほどリーズナブルに終わりました。ええ、本当にビックリするくらいの値段で。本当にいつもいつもお世話になります。

お店へ私信:次回からはもっと量は少なくても大丈夫ですからね。
取り敢えず、家に帰ってしばらくは動けないほどの満腹でした。

今回のお店:焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888

6 comments to “松阪牛がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 「焼肉 ポッサムチプ」”
  1. コメントできないくらい、うっとりしてしまいました。
    マウスのローラーを3回まわさないと、下まで見切れません。
    食べてみたい、でも、絶対食いきれんやろな。この半分でいいのでは?と思う私は、焼肉浪人になるのでしょうか。

  2. >おっちゃんさん
    本当に、この半分で十分です。
    もしくはこの量を、あと大人二人参加でいいかも。
    次回からはドギーバッグ持参で行きたいと思います(笑)

  3. いつも拝見させていただいてます。
    てつやサンのブログを見て前から行ってみたかった、ポッサムチプ日曜日に行かせて頂きました。
    隣のお席でカメラを『パチッ!パチッ!』と撮っていらしたのはてつやサンではなかったでしょうか?チット嬉しかったです。
    お肉も本当においしかったです。
    一緒に行っていた友達も大喜びして帰宅。
    満足できました。
    てつやサンありがとうございます。

  4. >★メグ★
    はじめまして(かな?)!
    17:00から大人4人子供2人の一団でしたら私たちです(笑)
    写真も撮りまくっておりました。
    喜んで頂けましたら何よりです。
    私の店ではありませんが(笑)
    また見かけましたら声かけて下さいね。
    取って食ったりしませんので(笑)

  5. コメントありがとうございます★
    やっぱりあの家族(カワィィおちびちゃωが2人、大人4人)がそぉだったωですね!!
    また次回お会いできましたらお声かけさせていただきます。
    その時はよろしくお願いしますね♪

  6. >★メグ★さん
    すみません敬称略にしてしまってました(笑)
    是非声かけて下さい。
    もしかしたら、食べきれない肉をお裾分けさせて頂くかも知れませんが(笑)

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