夏は焼肉の季節「焼肉 一龍」

さすがに金曜日の夜、いきなり気が向いたからといって入れるほど甘くは考えておりませんでした。ええ、見事に「ポッサムチプ」も「くにきや」からも満席ですみません、とのこと。本当は前もって予約したかったのですが、今回は一人のつもりだったので。
で、何気なくぜんちゃんにメールしたところ「行く!」の二つ返事。で、それから電話かけたのですが時既に遅し。これからは一人でも予約します。ちょっと厚かましいですが。
そんな訳で、ではいつもと違うお店でも。と選んだのは「一龍」なのです。私にとっては大して珍しくもないですが。でも、この夏のクソ暑い時期にでもきっちりとホルモンが喰えるお店、となると案外限られるのです。なので今回は「一龍」に決定。
まずはビールで生もの。ミノ刺。このお店のミノ刺しは本当の刺身。湯引きなどではなく、生のミノ。これを胡麻油と塩で頂きます。あふ、この肉厚ぶりぶりのミノの刺身。こりっとした食感が堪らんです。
薬味は針生姜。これをミノでくるりと包んで一口で。もうね、本当に旨い。生のホルモンの旨さが凝縮されております。ちなみに、夏場は生姜やニンニクなども一緒に食べるようにしています。これは食中毒対策の一環。
決してこのお店が不衛生、ていうのではなく、生の肉(魚も含む)にはやはりそれなりのリスクがあります。これを軽減するのが山葵や生姜。それならば郷にいれば郷に従い食べるのです。ま、冬場はけっこう使わなかったりしますが。
というところで今度はタン刺。ぜんちゃん曰く「くにきやのタンユッケと同レベルの生タン」とか。ええ、確かに。多少部位は違うかも知れませんが、レベルは同じくらい。要はほっぺたがどろりと滑落しそうな旨さ。
もうね、この時点でとろとろですわ。疲れた体をすっかりとリセットしてくれている。ま、とろけてますが。生の〆は「チレ刺」で。ふふふ。このチレ刺がね、もうね、日本一の称号を与えております、心の中で。
チレ刺に関しては、他店でも食べたのですが、この一龍のチレ刺は超絶品です。何だろう、チレって、ほんの少し苦みがあるんですよ。それが、このお店ではほぼ、というか全く感じられない。鮮度もあるでしょうし、その後の手当というか味付けも含めて最高なのです。
最初、チレ刺に対して抵抗があった(というか今まで喰ったものがイマイチだった)ぜんちゃんもこれには絶賛。いや、マジで旨いです。焼くよりも生が旨い。あ〜また喰いたくなってきた。
とまぁ、ここまではよくあるパターン。ここからが最近では珍しい事件です。いや、事件ていうか。注文が偏った。え〜と、テッチャン、小腸、コブクロ、ウルテ、タケノコ、ハラミと完全ホルモンメニュー。
出てきた皿はハラミ以外見事に真っ白。いやぁ、これは堪らん。頂きます!片っ端から焼いて喰うという悪魔が乗り移ったかのような喰いっぷり。特にコブクロの旨さは秀逸。ぶりっと焼いてニンニクたっぷりのタレで喰らうのです。
このお店で唯一困るのがタレが私の好みでないところ。なのでコチュジャンとおろしニンニクと粉唐辛子でガンガンと攻めのタレを作るのです。これがもう旨い。ウルテなんて見事な包丁で花開き、タケノコは肉厚な所をがりがりとかっ喰らう、うはぁ。
その上、ハラミ。いや、このお店のハラミってここまで旨かったっけ?本当に驚きの旨さ。この日のハラミはマジで旨かったです。卒倒もの。途中、今回は注文しすぎたかなぁ、等と思ったのですが、何のことなく完食。見事な完食。ご馳走様でした。見事に腹一杯です。
本当は、途中で生ビールからマッコリに変えたいところなのですが、残念ながらここでは好みのマッカリがないのです。で、中ジョッキ三杯呑んだらキツかった。ビールの方がきつかった。次回からは酒の選択も考えねばなりません。というか、むしろ白飯喰ってやろうかと思う自分の若くたぎる情熱に驚いております。

さすがに大飯と焼肉コンボは二十代で止めておかねばなりません。
喰ったら喰えそうな自分が一番恐ろしくもあるのですが。

今回のお店:焼肉「一龍」
兵庫県神戸市長田区菅原通2-1
TEL.(078)578-5230

4 comments to “夏は焼肉の季節「焼肉 一龍」”
  1. ご無沙汰しております。
    私も生マッコリが大好きなんですが無いとちょっと・・・
    です。
    丸貴屋に行きたい今日この頃。

  2. >道楽さん
    お久しぶりです!
    マッコリと焼肉は切り離せませんねぇ。
    そういえば、長らく丸貴屋さんも行っていませんでした。
    久しぶりに行ってみたいですね。

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