マンネリとは無縁「焼肉 ポッサムチプ」

心の底から湧き上がってくる焼肉欲。もうね、なんだろ、こう、抑えきれないのね。で、昨日は仕事の方もちょいと遅くなり、御料人様も残業。待ち合わせたところで「お腹空いた」「今から作るの面倒」という午後10時。向かうは一カ所。
ま、いつもようにポッサムチプの店の前。まさかこの時間なら満席って事はあるまい、と入ってみれば珍しく3組しかお客さんがいない。お聞きすれば、この日はものすごーく暇だったとか。こんな日もあるんですねぇ。
でまぁ注文はいつものように生の全部盛り。いや、ここで気付くべきだったのかも知れません。そう、この日は珍しく暇だったんですよね。え〜と、赤肉は5種類。本日も「量は少なく」お願いしましたので一人一切れずつ。
あ、その前に。生の用意が出来るまで、ということでツマミにホルモン。ニンニク効かせた煮込み。これ異常に旨い。何これ?酒無くなるって。適度に辛くて甘くて、ああ、そうか、こういう突き出しって最近あんまり食べてなかった。
何かね、白い御飯がやたらと欲しくなるのです。これって絶対にメニュー化して頂きたいと思うのです。「くにきや」さんのスジ煮込みや、今は無き「とく丸本舗」さんのスモツに対抗するには、これ、いいですよ、うん。肉までの繋ぎになりますね。
で、今回のお題。「新しい塩だれの試食」です。というか、どういう訳だかここ最近、このお店に来るとテーマが出来てしまいます。あ、いいんですが。早速お味見。まずはそのまんまで頂きましょう。
レモンの香り、いや匂いですね、これが強い。酸っぱいとはいわないまでも、なかなか柑橘。あとは酢と醤油でしょうか?ポン酢醤油の口当たり。でも、私たちって実はあんまりレモンなどを使わないのですよ。
ですからあまりお役に立てないかもね、といいつつ。そこへ早速塩焼きが。コモモと赤ツラミ、そしてテール。早速使ってみましょう。まずはコモモ。うん、結構いけるかも。でも何となく肉の旨味に塩だれが丸め込まれた感じ。
続いては赤ツラミ。恐らくコメカミ辺りじゃないかなぁ?という肉。普通のツラミよりも筋張っているのでこりこりとした食感を楽しめていいのです。これも塩だれで。ああ、やはりあれですね、ツラミの濃厚な味が遙かに勝っている感じ。
ここで唐辛子の投入。いわゆる一味を表面に浮かせながらテールをいってみましょう。あ、このテール、いわゆる輪切り骨付きではなく肉の部分のみ。なので非常に食べやすくてイイ!なのです。さて。
これがなかなか旨い。ほう、レモンダレと唐辛子の組み合わせは意外といけます。旨い。実にあっさりと頂けます。で、さらにヒレのシッポもこのタレで。あれ?この横についているのは塩?梅塩ですか。ほう。
まずはタレで半分。うん、旨い。唐辛子を入れた効果もあるのですが、ヒレの脂を流すのに実にいい。と、こういう書き方すると「サシ肉が嫌いなんじゃないのか?」と思われるのですが、まぁそれもあるかも知れません。
サシ肉って少なくていいんですよ。そうですね、一回の焼肉で2〜3切れくらい。私個人はそのくらいが適量。でも、やはりお任せでお願いすると全体的にサシ肉は多くなります。ま、全然問題なく喰うんですが。
さてさて梅塩。これ旨いですねぇ。この時には分からなかったのですが、この塩って「おしゃぶり昆布」の梅味みたいです。実は大好きなんです。なのでこれで肉を喰えば当然のようにビンゴ。超ビンゴ。
あとでお聞きしたところ、普通に売っているとか。分かりました。買います。手に入れます。この塩舐めながら酒呑めますから。そして続いてのホルモン。これもレモンダレと梅塩で食べ比べ。ホルモンは梅塩の方が旨いですね予想通り。
とはいえ、実は何も無しの方が好きだったり。ホルモンは脂の甘みをじっくりと味わいたいので、塩やレモンは必要ないのが持論です。というか、レモン、邪魔かな?という感じ。酸味はホルモンにはイマイチ。
で、更にやってきた塩焼きはカタコブとブリスケのカッパと…。ま、いつものように記憶の外。仕方なし。でも旨かった。これはレモンダレが合いましたね。実に合う。ただし、唐辛子は必須。なのでもしかすると唐辛子が合っているのかも知れないですが。
途中、ナムルなども頂いてまして、相変わらずこのナムルの盛り合わせが旨い。肉も当然旨いのですが、ナムルが旨い焼肉店というのはいいですね。わしわし喰っちゃうし。今回の赤ピーマンのナムル、実に美味しゅうございました。
プチトマトもわっしりいただいて、さてこの辺りで終わりかな。本日の塩だれ試食会は楽しかったなぁ、と思っているとタレものが。あの…。今日は少なくとお願いしたのに…。そうか、今日は珍しく手が空いていたから…。
ということでタレの盛り合わせ。いやっほおおおぉぉぉ!この際だからがっつりと喰うよ。喰っちゃうよ。あ、御料人様はちょっと摘むだけでいいからね。私が喰いまくりますからね。もうすっかりと22:00を越えたけど、気にしない!
でまぁサンカクだとかツラミだとか、もりもり。赤ツラミはタレの方がいいね、何て言いながらもりもり。いやぁ、もう本当に幸せ。時間が遅いから腹七分目の予定でしたが、結局しっかりと満腹になりました、御馳走様。
どうやら私たちには時間が遅いから、とか、ダイエット、とかそういう後付の理由では量を減らすことが無理なことが分かりました。だって、神様が喰わせるんだもの、焼肉を。いくら抗ったところで無理というものです。

悪魔の仕業かも知れないところは目を瞑ります。
むしろ所業がよろしくない(私たちの)。

今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888

5 comments to “マンネリとは無縁「焼肉 ポッサムチプ」”
  1. ここ最近思うのですが、
    近未来の日本では政府が「焼き肉禁止法」で国民を
    縛っていて、牧場は厳戒な警備体制のもと、
    統治され一部の限られた人しか食べられないという
    体制下になっていた
    という未来が来たら…
    てつやさんは
    まちがいなくターミネーターのマイケル・ビーンよろしく、
    反乱軍のリーダーになってるだろうなという
    妄想、いや予想が頭をよぎりました
    やっぱり立ち上がりますか?
    ちなみにその時は私もMADMAXのトゥーカッターの
    様な格好で加勢いたしますよ(笑)
    故郷で炭火をおこして待ってる家族の為に
    頑張りましょう!

  2. >dagingsさん
    はい、中毒ですね。
    ミートジャンキーとでも呼んでください(笑)
    美味しいから仕方ないですが…。
    >katsusandさん
    大丈夫です。
    きっとその「一部の限られた人」になりますから。
    むしろ反乱軍から狙われる立場になります。
    高層ビルの最上階全面防弾ガラスのフロアで、七厘のホルモンを頬張りながら「下界の虫共が騒いでおるわ」という台詞こそが私に相応しいのです(笑)

  3. そうですか、さすがですね。
    いつの日か対決は免れない、
    悲しい運命になりそうですね。
    その時は「あの時、出会わなければ良かった」と
    言う名セリフを残しときます。(笑)

  4. >katsusandさん
    その時は仕方ありません。
    ドラクエのラスボスのように「儂の味方になれば 世界の(焼肉の)半分をやろう」か、
    ラピュタのムスカのように「(煙がしみて)目が!目がぁ!!」と叫ぶことと思います。
    とどめは痛くないようにお願いします(笑)

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