初夏のお江戸は上天気〜其之弐〜

さて、昨日の続き。
どのくらい続きかというと、亀戸大根あさり鍋で満腹になったので、ちょっとギネスでも呑みに行きましょうか、となりましてお店直行。あ、そういえば写真撮ってませんでしたが、ツマミに出てきたスティック状の揚げ麺を御料人様が恐ろしい勢いで完食していました。それも結構な量を。
適度に腹もこなれたので(いや、喰ってたけど)、エスニック系のお店でつまみましょうかということになり。では、と案内されて辿り着いたのはベトナム料理。おお〜いいッスねぇ。喰いましょう喰いましょう。
まずは生春巻き。好きなんですよ生春巻き。たっぷりと野菜が食えるし、何といってもあの辛いタレが好き。で、このお店では一人前が二本。注文係のながしまさんはウエイトレスのオネェサンに押し切られて二人前を注文。ノーと言えない日本人。
ま、喰うんですけどね。そして、これ、旨いよ。見目麗しきお姿だけでなく海老がぶりぶりと旨い。基本的に海老や蟹が苦手な方ですが、これは旨い。あ、そうそう。私が苦手なのは鮮度が落ちていたり、解凍に失敗した甲殻類です。旨いものは何でも大好き。
酒の方はネップモイというウオッカ。これが旨い。メニューに「40℃」と書いてあったので、もしや熱燗かしら、などと白々しくボケつつ呑むと、確かにきついが旨いのです。ああ、なんだこれ、ナッツのような香ばしさ。旨めぇ〜。
で、ロックで呑み始めたのですが、どうもきつすぎる。どうやらソーダで割る飲み物みたいです。注文係のながしまさんが「ソーダはいらない。ロックで」と言い切ってましたが間違いだったと判明。ノーと言いすぎる日本人。
そしてお目当てのソフトシェルフライ。たしか、メニューには「ソフトかにフライ」とありましたが、間違いではない。うん、喰う。ああ、ソフトシェル。旨い。旨いよ。カリカリに揚がった足の部分や甲羅の縁が香ばしく。そして中はジューシー。
あああ、もう、コレだけでいくらでも呑めるよ。当初、ネップモイは残るだろうと思われていたけれども、すっかりと飲み干す勢い。やはりソーダが決め手。自宅で呑む時にも間違いなくソーダを用意しよう。
ここで約一名、不振な動きを始めてます。後ろの席で食べている炒飯が気になる模様。いや、無理だって。ここ来るまで結構喰ってるから、という制止を振り切って、パイナップル炒飯(だっけ?)をご注文。男らしいぞ!ながしま!
当然、横から頂くのですが、これがまた旨い。米の一粒にまで綺麗に油がまわって味は適度に薄口。香菜も香り高くて堪らんです。ああ、これ、もう一人前注文しようかしら。という莫迦さ加減でしたが、何とか思いとどまって御馳走様でした。
すっかりと満腹になりましたので、これでホテルに帰ってゆっくりとするとしましょう。今回も両国に宿を取ってますから実に静かに、そして錦糸町からはあっという間。
ちなみにその後、御料人様に中華料理を喰っている莫迦夫婦(アマグリさん・ながしまさん)から、物凄くご機嫌な表情の写真付きメールが送られてきました。悔しいので浴衣でビール(雑酒)を呑んでいる写真を送り返したのはいうまでもありません。
そして明けて翌朝。お土産に頂いた葛餅を朝食代わりにむしゃむしゃと貪って。これがまた亀戸名物という、実に「下町満喫ツアー(たった今命名)」の朝には最適です。旨。甘いの大好き。
さて。本日の最初の目的は蕎麦。お蕎麦を食べましょう。お店は白金という、ちょっと聞くと高級住宅街ですが、まだまだ下町情緒も残っている素敵な町へと繰り出すのです。ああ、旨い蕎麦が食いたい。
途中、キョロスクという素敵な空間でマグカップを買う素敵なご夫婦(アマグリさん・ながしまさん)もいらっしゃったりしましたが、バスに乗り込み一路蕎麦を目指すのです。ああ、旨い蕎麦が食いたい。
で、実に順調にお店にたどり着いたため、開店前。仕方がないので時間を潰して、さぁいよいよ蕎麦だ蕎麦。以前から楽しみにしていた蕎麦をいよいよ喰らうことが出来るのです。ああ、旨い蕎麦が食いたい。
まずはビールで乾杯。これは基本。11:30という素敵な時間から、板ワサをツマミにビールの酒盛り。もはや誰一人として暴走が止まりません。ああ、旨い。午前中のビールは格別ですね。
更に玉子焼もいただきます。この玉子焼は、いわゆる「出汁巻」ってヤツでして、お出汁たっぷり、とろっとろの旨さ。ああ、旨い。ビールで流し込まれる玉子焼が愛おしい。大根おろしがまた酒を呼ぶ。
そして天麩羅盛り合わせ。ほら、天せいろも捨てがたいですが、酒の肴に天麩羅喰いたいじゃないですか。昼前から酒を呑むのが良いとか悪いとかではなく、今、目の前にあるビールを如何に美味しく頂くかが大切なのです。
天麩羅、旨い。これは旨い。天麩羅だけで独立したお店ができそうな旨さ。もっとも、そんなに天麩羅を食い歩いている訳じゃないので、世間の天麩羅水準はわかりませんが、塩も天つゆも実に美味しかったので、ビールをお代わりします。(日本語がおかしい)
最後に蕎麦掻きがやってきまして。忘れられているのかと心配していましたが、いやいや、まるで問題なく。これがまたとろりと舌のどごしが堪らなく。ああ、もう、これは参った。ビールをお代わり。
よく、「蕎麦掻きで一杯呑んで」などと言いますが、そりゃあこんなもの喰ったら酒呑むってよ。本当なら熱燗が欲しいところですが、そこは我慢。ここで呑んでしまえば終わってしまいます。うん、夕方まで呑み続けるね。
では。いよいよ仕上げにお蕎麦を頂きましょう。せいろを三枚と御料人様だけが「とろろ蕎麦」をご注文。うん、そのチョイスは素晴らしいと思うよ。だって、私もちょっと頂けるでしょ?味見てみたいの。
さて、蕎麦。細い蕎麦で十割か一九らしい(ながしまさん談)です。これが喉越し実によい。つるっといっちゃう。いつもここでは一人で二枚食べるとおっしゃるながしまさんは食べ始めた途端に二枚目をご注文。
そして、私の方はといえば一瞬。瞬殺。旨。でお代わりを。というところに先に注文していたながしまさんの分がやって来ましたので、先に頂きます。二枚目も瞬殺したところで、他の皆さんも完食。で、ながしまさんが二枚目へと突入。
私、二枚喰って、一息ついていると、更に蕎麦がやってきて。いや、すみません。もう喰いました。は、早すぎてゴメンナサイ。どうやら、あまりに勢いよく喰いすぎたので、お代わり出し忘れたと勘違いされちゃいました。
ま、流石に三枚喰うと後が困るのでお断りしておきました。この後の予定がなければ、頂戴していたところですが。はい、御馳走様でした。昼間っからいい気分なのです。さてさて、そろそろ移動しましょうか。次なる目的地は月島です。ええ、もう言うまでもなく例の東京名物。

下町名物探索ツアーはまだまだ続きます。
というか、昼食でここまで喰ってる場合じゃないですが

今回のお店:
ベトナム料理「サイゴンマジェスティク」
東京都墨田区錦糸3-3-9
TEL.(03)5637-1031
亀戸天神「船橋屋」
東京都江東区亀戸3-2-14
TEL.(03)3681-2784
そば「三合菴」
東京都港区白金5-10-10
TEL.(03)3444-3570
※ギネスバーは店名を失念

7 comments to “初夏のお江戸は上天気〜其之弐〜”
  1. 本当に楽しい週末でしたね!
    もう、美味しい〜〜〜!!!
    ソフトシェルとネップモイ。今日、昼から食べたいのを我慢しました。仕事中だったので(笑)

  2. >アマグリさん
    久しぶりの東京で大堪能させて頂きました。
    昼からネップモイは…是非!(笑)
    >ながしまさん
    お世話になりました!
    炭酸、心に刻んでおります。
    神戸でも探してみます。
    いたくお気に入りです(笑)

  3. 懐かしいっすねぇ。。。ベトナム料理。。。
    特にネプモイとか、マジで久々のみたくなったっす!!
    ソフトシェルクラブとかも懐かしいし!!!!
    っていうか本当にてつやさんいろんなところに出現していますね。笑
    あぁぁぁぁぁタベテェェェ

  4. >GSさん
    ベトナム料理って旨いですよねぇ。
    アジア系はやはりDNAが喜ぶのかも知れません(笑)
    私、結構ピンポイントで出没してます。
    東京(下町)、神戸、京都、富山、金沢…。
    あ、あちこちいますね(笑)

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