東京旨い物紀行〜第一食〜

まぁ、いつものごとく旅のあとには旅行記を書くのが人生の旅人と呼ばれる私の宿命。ええ、書きますとも。誰はばかることなく書きますとも。喰いましたからね。今回もふざけていると思われるほど旨かったですからね。
さて。今回は平日の午後から出発。東京到着は夕刻。時間にして16時30分の予定。つまり新幹線に乗り込んだのは13時台とまだまだ明るい。ってか真っ昼間。でも呑む。発泡酒呑む。アレですよ。一気に仕事を片づけたので、昼飯喰ってる時間がなかった。今日のお昼は缶ビール。ヒトデナシ。
三時間の新幹線の旅。この機会に例の「ロースとカルビの分け方」の原稿を書こうと奮闘するものの、ずーっと下を向いて資料とにらめっこしている間にすっかりと電車酔い。飯も喰わずにビールを呑んで細かい作業は自殺行為でした。寝ます。
軽く仮眠をとって東京着。結局、クソ重たいノートパソコンは、ほとんど役立たず。まるで自分の人生をあらわしているかのような出来事ですが、そこは目をつむって現実逃避。この後、現実として襲いかかるのは重く肩が脱臼しそうな鞄だけ。
でもまぁアレです。別にこんな物をぶら下げて町中を歩く訳じゃなし。ホテルに放り込んだらデジカメをポケットに出陣です赤坂。東京の夜はこれからです赤坂。さぁ、と飛び出したホテル前が既に桜並木。ってか敷地内に桜桜桜。本日がほぼ満開。
普段は食い物しか撮影しないデジカメですが、本日はせっかくなので桜写真をいただきましょう。本当に珍しく、お花の写真。花より団子を座右の銘としてきた自分も大人になったと感慨深く。
という訳で、東京でお世話になるアマグリさんご夫妻と合流。今回の第一目標「韓国料理 EIKO」さんへ。このお店、同行者様がお一人で飛び込んだという非常に素晴らしいお店。いや、飛び込んだ人が凄い。ってのも場所が凄い。
普通に雑居ビルのような場所。しかも韓国系のお店(惣菜店、料理店、韓国カラオケ)などが密集する一角。いや、これは素晴らしい。とてとてと階段を上った2階にそのお店があるのです。はい、こんばんは。
ママさんの熱烈歓迎を受けまして、早速お料理をいただきましょう。まずはマッコリ。マッコリを瓶で。マッコリ旨いから好き。ビールだとか、ソフトドリンクは必要なしでいきなり酔っ払い準備完了です。
これをぐぴぐぴと頂きながら、さて何を食べましょうかね。このお店のお薦めは何と言っても「ポッサム」だそうです。ポッサム。その響きだけでも旨そうな予感がひしひしと。じゃあそれとチヂミください。海鮮チヂミ。
先にやって来たのはチヂミ。ほう、これは。下側が生地、上が卵でふわっと仕上げてあります。これは口当たりも素晴らしい。旨い旨い。そして食べ始めると止まらない、ピリッと辛さがマッコリを進めるのです。
いやいや、これはなかなか。自分で作ってもこんな風にはいきませんね、ってなことをアマグリさんご夫妻から聞きながら。ってかご自分で作られた事があるとか。私、お好み焼は作りますが、そういえばチヂミは未経験ですね。これはそのうち作ってみなければ。
続いてはガンギエイの和え物。これは凄い。カオリフェとはまた一味も二味も違った旨さ。全体に豪快感を醸し出す料理は、実に辛くて旨い。韓国料理全般に辛いのですが、このお店の辛さは、使っている唐辛子の加減なのかちょっと遅れてくるのですよ。
辛さが遅れる場合は、本来かなり辛い事が多いのですが、特に誰からもそういった指摘(辛すぎる)もなく、あれ?こんなものかな?と喰ってたのですが。よくよく考えると、私たち以外のお客さんも、店員の面々も韓国の方。しかも、私たちグループは辛い物好き。うん、一度冷静な判断を誰かに下して頂きましょう。
ってなことをつらつらと考えているところへ待望の「ポッサム」が。なるほど、蒸豚とヤンニョム、茹で白菜ですか。白菜で包んで豚肉と薬味を一口でいただくのですね。ええ、得意ですよ、サムギョプサルの脂なしみたいな感じですね。
包んだ野菜達を、さらにアミの塩辛唐辛子和えにつけまして頂くのです。はははは。旨い。これ旨いよ。あっさりと、でも辛味が食欲をがんがんと煽ってくれるのです。食の煽動者。これはいい!堪らん。
えらい勢いでがつがつと食べ、最後に注文したのはサムゲタン。あれですよ、このところの体調不良を、こいつで完全に治してしまおうという試みです。これがまた。ぐつぐつといい感じでやってきます。
しかも見事に鶏一羽に餅米が腹につまっている。本物。紛う方なしのサムゲタン。すげぇ旨い。コラーゲン補給は今しかないね、うんうん。
え〜と、この間マッコリは何度もお代わりされています。つまり、結構な量をいただいたのです。美味しく。実に美味しく。という訳で、この辺りで本日はお開き。ご馳走様でした。この後、軽くカラオケで遊んで、軽くぼったくられそうになり、東京怖い赤坂怖いと念仏のように呟きつつホテルへの帰路につきました。(ちなみにぼったくられそうになったのはカラオケボックスですよ。EIKOじゃないですから。)
いやいや、初日。第一食目は実に美味しくいただきました。最後にホテルのバーってヤツに行ってみたのですが、残念ながら最上階は満員御礼。というか、あまりの賑やかさにご辞退させて頂き、取り敢えず写真だけを。
結構高いところ苦手なのですが、40階だとかふざけた高さになると、既に感覚がないようです。うん、絶景。夜の街は綺麗ですね。

さて、明日のために早寝早起きです!
もう次の飯の準備は始まっているのです。

今回のお店:韓国味工房赤坂「EIKO」
東京都港区赤坂2-13-17伊藤総業ビル2F
TEL.(03)5549-9323
URL:http://www.akasaka-eiko.com

6 comments to “東京旨い物紀行〜第一食〜”
  1. もう、めちゃくちゃ美味かったです>韓国味工房赤坂「EIKO」
    新規メニュー開拓がんばりますっ!

  2. >おーちゃん
    これは旨いですよ、ええ。
    サムゲタンはお肌つるつるになるのです。
    脂ぎってる(中年)とは違うよ(笑)
    >アマグリさん
    全メニュー制覇を期待しています。
    >ながしまさん
    あのママさんのパワーは素晴らしいです。
    是非、美味しいレポートお待ちしています。
    >おがちゃん
    赤坂は色々と怖かったです(笑)
    合流できていれば、かなり安め(赤坂では)で呑めましたのに。
    今度は一緒に行きましょう。
    >こうさん
    カプサイシンの旨味ががががーーんと来ますよ(笑)
    自分でも、写真でご飯のお代わりが出来そうです。

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