利き酒という名の大酒飲み会〜その1〜

見事なまでに予定調和。昨日の日曜日は鉛の体と激痛の頭と膝を抱えて布団の中で唸っておりました。そりゃそうです。毎年変わらない、我が家の光景ですから。学習しない犬です、コンニチハ。
例年通り、「新酒利き酒会」という名の飲んだくれの会合に参加して参りました。昼間っから日本酒を呑むという暴挙。今年はなんだかんだと参加者も多めになりまして、実に楽しく呑ませて頂きました。
いくつかの団体様もご一緒だった様で、私個人のお知り合いは、前回の新年会のメンバーということです。はい、新年会でこの行事も決定した様な次第。あえてメンバー紹介は致しませんが、あちらこちらのコメント欄でお察しください。
さて、集合は昼の12時。なんだかね、この時点で大きな間違いがある様な気がします。ほら、これから集まって14:00には呑み始めるんですから。ここに集まった人々は、間違いなくほんの数時間後には泥人形と化すのです。
例年、この集合時間は30分から1時間は遅れるのです。いわゆるルーズな人に引きずられまして。大体、昼間から呑もうという人間達ですからルーズで当然。ところが、ところが、今年に限って10分と過ぎずに全員集合。え?何?今年は気合いが違うのかな?
こうなると、逆に気合いが入りすぎて死人(酔いつぶれ)がでないのかと不安がよぎります。いや、ま、その場合は道端に放り出しておけばゴミ収集車(救急車)が拾っていくでしょう。ええ、そんなことは後で考えましょう。
ということで酒蔵へ到着。しばらく後に日本酒造りと蔵の紹介、そして蔵の中での見学会へと。私はもういい加減毎年見てますので、今年も見学は棄権しておきましょう。お外で待っています。
呑む場所は野外なのです。つまり露天。そのまま。なので寒風吹き荒ぶ中で待つのは辛いのですが、蔵の中も日本酒造りのためなのか充分に底冷えすることを知っています。だからどこにいても同じ。寒さに変わりなし、なので外で待つのです。
とまぁ色々とありまして、ようやくのスタート。この辺りは特に何もなく、マッタリと時間潰しをしてましたので。ようやくスタート。うん、ボク寒いの、早く呑もうね。
さて、今年のお酒。何でも昔の製法を記した書物が見つかったので、その製法で作られた新酒があるとか。そして残念なお知らせは「たれくち」が12月で完売。手にはいることはありません、とのこと。誠に残念。
今年いただけるのは「江井ヶ島地方の酒」と名付けられた古い製法の酒、オリが残っている未だ発酵中の「おり酒」、そして定番「赤石泊」の三種類。これを14人でいただきます。三升を14人。一人あたり385.71428ミリリットルですか。了解いたしました。
もっとも、全て原酒ですので度数はやや高めです。18〜19度と気軽に呑んでいるとあっという間に潰れますよ、ええ、よくわかっております。毎年へべれけになっていますから。
と、早速「おり酒」から頂きましょうか。うん、旨い。この酒は、トンドン酒と同じく、発酵途中の酒ですから、口当たりが微炭酸。しょふしょふと呑んでいると実にフルーティで柔らかい。と、油断させつつ実は結構な度数ですから要注意です。
次にいただくのは「江井ヶ島地方の酒」でしょう。新しいものは常に求めているのです。はい頂戴しますよ。ほうほうほう、これはいい。本当の日本酒の味というイメージを抱かせます。っても本当の日本酒という定義が分からないのですがね。ええ、ただの酔っ払いですから。
そして「赤石泊」は見事な原酒。その濃い日本酒はどっしりと私の肝臓を直撃します、ずきゅーーん。ああ、堪らん。堪らんよ。と、酒ばかり呑んでいる訳じゃありません。キチンと肴も頂きますよ。
さすがに明石ですから、魚は旨い。やはり魚と日本酒の取り合わせは最高ですね。ま、そんなことをいっている私たちには、雪が降り注いでいた訳ですが。旨い酒に水をさすではなく、雪見酒と洒落込みましょうか。
あのね。雪見酒ってのは、暖かい部屋や温泉に浸かりながらするから情緒があるんですよ。このね、クソ寒い野外で寒風と共に雪ですよ。そりゃあ酒もすすみますよ。あっという間になくなった頃には、誰ともなくお酒の追加が。これ、これが危険!
寒いからついつい呑みすぎるんですよ。こうやって人は人から泥人形(泥酔)へと変わっていくのです。しかも座っている間はいいのです。立ち上がると、まるで自分の足が自分の物とは思えなくなっているのです。ええ、なっています、既に。
本当は、がんがんと呑みたいのですが、この辺りでセーブをしていきます。というのも、野外の間はいいのですが、電車に乗った途端に一気に回ることを経験上分かっているからです。ええ、自分だけは分かっています。え〜と、みんなは大丈夫かな?
そうこうしながら湯豆腐や粕汁を頂いて、いよいよお開きとなりました。はい、見事にお開き。これからは自力で帰る、もしくは、更に呑みに行くのです。こちらの方も毎年恒例。さて、いったい何人が最後まで人間でいられる事やら。
取り敢えず、駅まで移動せねばなりません。移動です。酔っ払いにとって最も危険な移動。ま、予想通りですが、駅までの道すがら、酔っ払いが何人もつぶれかけていました。ふらふらと車道を歩く人、民家の壁伝いに前へ進もうと努力している男性。
これですよこれ。これこそが毎年の光景。特に今年は雪の中での呑みですから、間違いなく潰れていくのです。はいその通りです。数年前の自分の姿を踏み越えながら駅へと向かうのです。

点々と続く石を目印に家に帰るヘンゼルとグレーテルのように
ああ、やはり一日で書ききれなかった…。

7 comments to “利き酒という名の大酒飲み会〜その1〜”
  1. ああ〜ドキドキします。いったいこの先何が起きるのか(笑)
    泥人形…刺激的な単語です。
    来年はこの会に照準を合わせて神戸入りしたいです。(←もう勝手に参加宣言です)
    しかし、酒も肴も美味しそうですね♪

  2. うわー、美味しそうですねー、酒もアテもw
    …行きたかったなー….でも、仕事だった上に風邪(かと思ってたらほんとはインフルエンザB型)だったし…残念!
    次の機会には、仕事も体調も万全にしたいものです、とほほ。

  3. お二人とも非常に残念でした。
    来年は是非ご参加くださいませ。
    ってか、それまでにも何かイベントがありそうですが。
    どうも、私の手を離れたところで色々な企画が進んでいるようです。
    また何か決まり次第ご報告させて頂きます(笑)

  4. 最近異常にコメントが多いのは気のせいでしょうか?オフ会メンバーが関係ないコメントをカキコするのも原因のひとつなんでしょうね。
     早速コメントをひとつ・・・。讃岐うどんツアーを相談する為だけの飲み会をすることになりそうです。(ミホさんのblog参照)
     なんとも恐ろしいメンバーです、私も含まれますが。

  5. いやいや、コメントはどんどん書いてください。
    楽しみにしてますので(笑)
    讃岐うどんツアー楽しそうですねぇ。
    なかなか平日休みは取りにくいですが、頑張ってみましょう。
    というか、既に打ち合わせという名の飲み会が決定ですか、そうですか。

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