中華料理「群愛飯店/南京町店」

どうやら風邪を引いたようです。こりゃ参った。週末はおとなしくご近所で引き篭もります。電車になど乗らなくても生きていけるのですから、世間に病原菌を広める必要なし。なのでまったりと自宅療養中です。といいつつも、キッチリと昨夜は肉を喰らいました。そちらはまた後日。
というのもですね。ついこの間の水曜日。「くにきや」さんの新年会があるということで、このサイトのスタッフ約三名お呼ばれしてきました。ありがとうございます。しかも昼間。真っ昼間から中華料理。しかも廻る円卓。円卓の騎士、三獣士(飢えた獣)。
ま、なんですよ、昼間っから、しかも思い切り平日に中華と言えば呑まない訳がない。例え仕事が忙しかろうとも、目の前の料理と酒に手を出さないなど失礼にも程があるというモノです。なのでビールで乾杯、イタダキマス。
まずは鯛の刺身。これも中華では野菜と混ぜて盛っていただきます。今回はほとんど全く自分たちで手を出しません。お店のおねぇさんにお任せです。これはこれで王侯貴族だった頃の記憶を呼び覚ましてくれます。そんな頃はありませんが。
この刺身が旨い。いや、いつもいつも旨いしか言いませんが、私の場合、旨くなかった場合には、なかったことにするという特殊技能があります。よく他人から、何でも旨そうに喰うね、などと言われます。がこれも私の特殊技能で、不味い場合は一気に飲み込むので不味そうな表情を見せないのです。
その辺りは戯れ言です。さて、美味しく刺身(鯛)をいただいた後は、フカヒレ。ご存じですかね?鮫のひれ(誰でも知ってる!)です。はっきり言います。こんな風に、形が整っているフカヒレ、私初めて食べます。しかも、箸で摘んでも形が崩れない。すげー、で、うめー。
続いては牛肉と野菜のオイスターソース炒め(かな?)です。こいつも旨い、ってかビールがすすむのですよ。気化しているかのようになくなるビール、注がれるビール、なくなるビール。くり返し。永遠の輪舞。やはり、牛肉の前では全ての意識が平伏してしまうのでしょうか。ってか、旨いんだこれが。
そんなことを言っている間に、いつの間にやら紹興酒に変わっていました。あらびっくり。平日昼間(仕事残ってる)なのに紹興酒を呑んでいる私。素敵。まるでシエスタ。人生のシエスタ、食休み。
ここで、高級中華の代名詞「北京ダック」の登場。おー、ダックー!かっこいいぞダックー!。っても皮しかないけどな。あ、身もあったか。
焼肉に置いては「巻き巻き大僧正」の名を持つ(今持った)私ですが、ここでは全てをおねぇさんに委ねます。ええ、美味しいように巻いてください。巻かれたものに巻かれます。いや、巻かれるのは「長い物」か。そのくらい血迷っているのです、旨いから。
このダックのうめぇこと。まぁね、すっかりと酒が回ったところに北京ダックですよ。もう、すっかりとくつろいじゃってますよ。
で、続いてはスープ。ウニとかにと玉子のスープ。うーにー、かーにー!これはすごい、ウニの香りでいっぱいのスープ。あー、白いご飯にぶっかけて喰いたい。そんな事をくにきやご主人と心を一つに思うのです。汁飯は最高!
宴は続きます。続いては、ん?味噌田楽?なんだこれ?え〜と。フォアグラだそうです。フォアグラ。ガチョウの脂肪肝。私の脂肪肝といい勝負しそうな脂ののり。うん、いい勝負だった。歴史に残ってもおかしくないほどの名勝負。脂でいっぱい、口に広がる濃厚な旨味。旨ー!あー白飯が欲しい…。
ここで真打ちのカニ。マツバガニとお見受けいたしました。ああー、冬だよ、冬はカニだよ、決定!この後、カニの写真は一切ありません。もうね、喰うのに必死。超集中力。これだけの集中力があればスプーンでも曲げそうな勢い。旨、旨!
とまぁ、ココまで実に酒と共に歩んできたのですが、いよいよ本気で腹に溜めていきます。私が中華料理に置いて三本の指に入れてしまうほどの料理がやってきました。ええ、そうです。「中華焼きそば」です。ああー、やーきーそーばー、待ってたよー。
どういう訳だか、この中華焼そばに目がないのですよ昔から。脂ぎっとりで平麺。チンゲンサイが入っていれば更によしというこの焼そば。やはりアレですよ、炒飯や焼そばってのは子供の頃に染みついた旨いモノへの執着ですよね。
ってなことを夢想していましたら、饅頭が出て参りました。中身は芋かな?のアンの饅頭。これは意外とあっさりと甘くて美味しくいただいちゃいました。というか、今回さすがに平日昼間と言うことで、スタッフ一名途中退場。で、その一人分は私の分。途中から二人前喰ってます。饅頭も二個。でも、もそっと喰っちゃいましたよ、旨かった。
さて、宴もいよいよ終わりを迎えます。いわゆる終焉。美味しかった食事ともお別れです。「蛍の光」の代わりにタピオカを喉に流し込みます。いいですね、このデザートは。つぶつぶがテロテロと喉を落ちていく快感はたまりません。
どうもごちそうさまでした。いやぁすっかりと満腹です。こういう会に呼んで頂けるとは感激の極みです。そして満腹を極めました。まさに腹一杯。立錐の余地もないほどの満腹。そんな表現はないですか、そうですか、そうですね。
すっかりとご馳走になった上にお土産までいただいてしまいました。本当にありがとうございます。今回、何で水曜日の昼間かといいますと、今年二月から第一第三水曜日が定休日になるそうなんですよ「くにきや」さんが。なので、最初の定休日にお誘い頂いてしまいました。
というわけで、これからお店に行かれる方は十分にご注意くださいね。ええ、第一水曜日に営業していると思って行かれてもお店が閉まっています。ま、近所の旨い料理店でご主人に会えるかも知れませんが。

さらにその横で酔っぱらっている私にも会えるかも知れません。
ってか、昼間は全開で呑むのは控えることにします、今度からは…。

今回のお店:中華料理「群愛飯店/南京町店」
兵庫県神戸市中央区元町通2-4-3
フリーダイヤル0120-393-635

4 comments to “中華料理「群愛飯店/南京町店」”
  1. もう、人でなしの域に達してしまいました。
    旨かったです、昼間っから。
    こういう中華は久しぶりでした。
    最近の最高中華は酢豚でしたから。
    いや、酢豚好きですよ。本当に。
    「週に一回酢豚が食べられるのが中産階級」だと
    自分の中で定義づけて頑張ってきましたから(嘘)

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