今度は何と京都旅行 〜萌える紅葉と煙る街の巻〜

一夜明けまして。昨日の牡丹鍋の余韻で、すっかりと寝過ごしてしまいました。うん、あれです。夜、ちょっと口寂しかったので部屋にビールをお願いしたら大瓶だったので呑むのが大変だったのと、トイレに頻繁に通ったからですね。
でまぁ平和な朝をお迎えしたのですが、ここで大変なことが判明。窓の外がね、真っ白。あーこれが昨日の列車を送らせた元凶の霧ですか。確かにこりゃ凄い。全くふもとが見えないのね。山の頂上あたりがちらりと見える程度。
実は今回の旅館は、笠置山(標高1,128m)の八分目あたりにありまして。本来でしたら木津川を見下ろす非常に見晴らしの良い場所なのです。が、もう見回す限り真っ白。そりゃあ列車も止まるというモノです。うん、納得。
納得したところで朝食を頂きます。まぁ、旅館の朝食ってのは何でこんなに旨いのでしょうね。これは昔からの謎なのです。普段は朝っぱらからそんなに喰わねぇよ。と思っているのですが、旅館は別。無茶無茶喰らいますよ。
しかし、昨夜の暴走特急のごとき食欲で白飯をかっ喰らった前科者。食べ過ぎないようにね。うん、茶碗に二杯で我慢。すげー我慢。ううう。お茶漬けは別でしょ?ね?という訳でお茶漬けをちょっとだけ。居候、三杯目からはそっと出し。
そんな風に、実に充実の食事の後は目の栄養も補給しましょう。という訳で紅葉狩り。しかし何ですね。「狩り」と言われると、ついつい何か獲物がないといけないのではないかという、無駄なプレッシャーがあるのです。
なので石段を登りつつ、紅葉の葉を拾ってみたり。で、よく考えりゃあ、こんなモノはゴミでしかないことに気がついて、そのまま放り出したり。そうそう。私に必要なのは目の保養。赤く染まった山景色を眺めていると、それはそれはお腹が減ります。暖色系は食欲をそそるのです。
そうは言っても今し方朝食を食ったばかりですから、いきなりキジ鍋なんて食べられません。食べられますが。でもここで食べたら、何のために朝食を小食ですませたのか分かりません。というか、小一時間で昼飯は、人間として問題があるでしょう。餓鬼道に落ちるというモノです。
さて、秋の紅葉を十分に満喫しまして(早っ)いよいよ下山のはこびとなります。山道をくねくねと下りながら、次回は必ずキジ鍋を、あ、そういえば私たちの泊まった旅館は鯉料理が名物だとか、鴨も旨そうだったなぁ、などと思いを馳せます。

所詮は紅葉など、鍋物の飾り程度なのです。
本当に、人間として問題がある暮らしです。

今回のお宿:「料理旅館 紅葉屋」
京都府相楽郡笠置町笠置山
TEL.(074395)2007(代)

4 comments to “今度は何と京都旅行 〜萌える紅葉と煙る街の巻〜”
  1. 素晴らしいぃお宿&お料理&紅葉ですね。
    楽しい旅でなによりでしたね♪
    イノシシ鍋を牡丹鍋って言うんですよね。大人になってから知りました。子供の頃、家族で伊豆に旅行に行くとかならずいのしし鍋が出ました。まだ酒も飲め無い頃でしたので、なんとなく食べてしまったので、今思うと惜しい事をしました。
    次の日、観光で「いのしし村」に行き、何も考えずかわいいウリ坊ちゃん達を可愛がりました。良い思い出です(-。-;)

  2. 旅は楽しいです。
    楽しくない時は、楽しくないことを楽しんでしまいます。
    雨が降れば雨を楽しみ、霧が出れば霧を楽しみ。
    そんな風に生きていくことが目標です(笑)
    牡丹・桜・紅葉は、猪・馬・鹿のことですね。
    昔の肉を食べない頃の呼び名です。
    って、「焼肉の歴史」あたりに書かないといけませんね(笑)
    猪の成獣はかなりデカイので怖いです。
    以前、道端でばったりと出会ってビビリました。
    食べると旨いのですが、実物を見ると更に食欲が増します(あれ?)

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