2017年前半最後の肉祭「AeB」

よーし!今年も半分終わったぜ!いやー今年も前半だけでいろいろあったなぁ、などと独りごちてみたけれども結局呑んで喰って騒いでいただけな気がする、貴方のてつやです。

ということで2017年前半最後の肉の日、六月二十九日にやってみました、久しぶりの肉の日イベント。このところ周りで肉の日イベントが多いもので、8月の焼肉の日以外はほぼイベント主催していなかったのですが、千葉は東金にあります「ほるもんセンター」ご店主からのご厚意で「豚ホルモン祭」を開くこととなりました。

で、この無茶なイベントを快く引き受けて下さったのが、垂水の「AeB」なのです。えーと、どの辺りが無茶なイベントかと言いますと、「豚ホルモン一頭分丸ごと」と「豚の頭丸ごと一頭分」に豚耳や豚尻尾などを追加してフルコースをお願いするという前代未聞のイベント。

使い回しの写真です

ちなみに、ここまでが私がお願いしたところです。これだけでも大概えらいイベントですが、シェフからのリクエストで、豚半頭分の「精肉付」です。うん、まるでグリコのオマケのように言ってますが、豚半頭です。後々写真もアップしますがまぁ大変。はい、当然お店は貸切でお願い致しました。

貸し切りで大暴れの予感

そんな訳でスタートするのですが、まずはストゥッツィキーノの【枝豆とヤングコーン】でウェルカム。ヤングコーン、軟らかくて香りがよいです、枝豆も旨いです。でもまだ肉じゃない。

野菜が旨いです

そして豚ホルモンの料理のスタートなのです。【レバーペーストとリエット】はとても三人分とは思えない量が。そうだ、忘れてました。ここのシェフはガッツリと量が多いのでした。そしてレバーやリエットに対してパンが少ない。これはアレですねスプーンですね。食べずに乗せるだけですね。レバーペーストは濃厚な旨味と香辛料、リエットは内臓の脂を使っているそうですが、ふわりと食感と口腔内でとろける旨さが堪りません。

いきなりのワインのお供

【ミミガーのサラダ仕立て】は豚の耳を細切りに、レモンドレッシングで爽やかなサラダに。ミミガーといえば沖縄料理ですが、見事にイタリアンな一品になっています。

おお、豚耳はこうきましたか

続いての【豚の頭のテリーヌ】は豚のブレーンまで全て使ったアンティパストに仕上がっています。これまた濃厚な旨味とサラリとした食感とが実に旨いのです。

脳から何から全部入りだそうです

【豚タンの燻製 ビネガーソース】の芳ばしさはワインを呑まねば居ても立ってもいられない。わりと立派な豚タンは食感も味もかなり柔らかめに仕上がっています。こりゃ上品なタンですね、旨い。

燻製大好きです

牛のテールスープってのはよく食べる機会があるのです。ええ、皆様ご存じだと思います。今回は基本が豚です。ということで【豚テールの白ワイン煮込み】という素晴らしくもワインの肴にぴったりなメニュー。もはや何も言いますまい。コラーゲンぶりぶり。こりゃトロトロの大人の旨味。そろそろお肌が曲がり角で出会い頭にゴミ収集車に正面衝突したような我々セレブには最高の逸品ですわ。旨すぎ。

尻尾まで食べますよ

えーと。【豚モツの唐辛子煮込み】。これは駄目なメニューだ。唐辛子のピリリとした味わいに豚ホルモンの甘味が上手い具合に調和して、ワインなら赤でも白でもドンと来い状態。豚の脂は甘味が結構あるんですよね。それが溶け出した唐辛子風味。旨さと刺激の出会いに乾杯(主にワインで)。

ピリ辛で旨いです

【豚モツ煮込み】といわれてやって来た一皿。うん、確かに煮込みです。見た目も間違いなく煮込み。でもおかしい。何といいますか立ち上がる香りまで上品。早速喰う。あ、やっぱり煮込みだわ。でもなんで?このワインに合う感じは何で?煮込みといえばホッピーでしょ?不思議、でも旨いからいいや。そんな投げやりな酔っ払い。

煮込みは大切

【食道とハツの炙り】はノド軟骨とハツを直火炙り。芳ばしさと軟骨のコリコリ感、そしてハツのしっかりとした内臓の旨味。なのですが、食道と恐らく気管の何ともいえない食感が堪らなく酒の肴。むしろこれだけを真空パックして新幹線の乗り場で売れば良いのに。私なら間違いなく買っちゃうよ。中田シェフ、二人で会社立ち上げませんか?

コリコリが美味しいです

ここで【レモンとサラミのサルサペペラーダ】ですが、料理の詳細聞き忘れました。てか、私、しっかり酔っ払い。この黒胡椒のきいたパスタは私好みの憎いヤツ。これをワシワシといただけばすっかりと腹くちてまいりました。いや、だって旨いもの、止まらないさー。

パスタ大好きです

さぁて、ここからです。ここからがシェフの独壇場。カウンターの上には豚半頭の精肉。まさかの腕バラロース腿までのマジで半頭。見た目で35kgくらいかな?と思っていたのですが実際には28kgほどだとか。いや、でもそれは貸切とはいえ18人では無理。当たり前ですけどね、当然切り分けるのです。

どんどんと捌いてます

シェフの解説を聞きながら切り分けられた部位を若い衆が焼いていく。この解体ローストショーというエンターテイメントにギャラリーは釘付けなのです。そりゃこれだけの肉の塊を直接目にする機会なんてそうそうないですから。

見事な一品

そして焼き上がる肉達。まずは【豚のTボーンステーキ】。牛は喰いますが豚ですか!まぁそりゃ豚も当然ありますよね、うん。そして旨い。肉汁がジュワリと染み出るこの幸せ。

立派です

さらには首の後ろ肉。【豚トロ】も。脂の旨味が堪らない。

見た目以上にしっかりと火は入ってます

この後はグラッパを頂きつつ肉をつまみにグダグダやってしまうこの幸せ。

そりゃ飲みますよ

えーとこれどこの部位だっけ?骨の周りの肉はいつだって美味しいです。

これも美味しかったです

ということで無事驚喜の宴会は終了致しました。いや本当に楽しかった。これだけの豚のホルモンと肉を手配して下さいましたほるもんセンターご店主、そして見事なコース仕立てのホルモンと美しいまでのエンターテイメントを披露して下さったシェフに心からの感謝です。こういうイベントはまた出来れば開催してみたいものです。

皆様のご協力よろしくお願いします。
基本他力本願なもので申し訳ない。

今回のお店:

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