2016年・台湾の夏!7/31夕飯「金春發牛肉店」

本日十一日は残り蛭子。関西の商売人には正月よりも大きな祭かもしれません。商売繁盛で笹もってこい。笹は喰えないから酒持ってこいですか、呑ん兵衛な貴方のてつやです。

さて、台湾二日目の昼飯も終わって。ということは次は晩飯ですね。歩く、喰う、歩く、喰うを繰り返すのが我ら夫婦の基本的な旅のスタイルですから。燃費は悪い方ではないですが如何せん日に20kmくらいは意味も無く歩くものだから美味しいものが恋しくなるというものです。

ということで本日の夕飯は、この旅の絶対的な目的であるところの「金春發牛肉店」へと行って参りました。いやっほー!もうね、ここに来るのがどれだけ待ち遠しかったことか。

車が邪魔ですが

もう日本では喰えなくなってしまった牛の部位が食べられる最も近い国なのです。メニューを見て頂ければ判ると思いますが、そう、牛の脳味噌と骨髄ですわ。BSE騒動以降、脳と骨髄は全く日本では流通してません。廃棄処分されてしまいますので喰えないのです。フランス食材を輸入しているところに訊いてみたこともありますが全く不可でした。

魅力的なメニューが並んでます

それが喰えるのですよ?こんな幸せはありませんよ?ちなみに豚の脳味噌は沖縄で食べることが出来ました。美味しかったです。うん、それはこの際どうでも良い。何はともあれビールで乾杯。ここでも金盃は幸せの味。

ここではビールが呑めるので嬉しい

よーし喰うぞ!といってもまず出てきたのは【嘴邊肉】。豚のツラミみたいですね。酒の肴には打って付け。でもこの後の料理が気になって余り味を覚えていないという体たらく。

豚の頬肉

期待のメニュー先にやって来たのは【炒龍骨髄】。骨髄のほうです。トマトと一緒に炒めてあるのですが思いの外あっさり。こう、もっとトロリとしていてズルッと食べるようなメニューを想像してましたがプルンとした食感で実に食べやすい。個人的には食べやすいことは優先事項ではないのですが美味しいからこれはこれで良いのです。

骨髄ようやく頂けます

箸休めに【炒青菜】。まぁ野菜も食べたよ、的な意味合いですが。

野菜もね少しはね

そしてそして、いよいよ彼の出番です【咖哩炒牛腦】がやって来た!苦節十年。ようやく食べる機会がやって来たのです。カレー風味で炒めてあるので香りが分からないのが残念ですが、このぷるぷるとした感触が脳味噌だということを実感させてくれます。

ぷるぷるしてるよ

では早速。おうふ。とろけるかと思ったけどそうでもないですね。豚よりもしっかりしている感じです。炒めているので水分が飛んでいるからかもしれませんが思いの外食感がしっかりあります。これはいい!

ホルモン好きには堪らない

カレー風味はそしてアレを呼びます。はい、【白飯】いただきます。当然の牛脳!!!on RICEなのです。スパイシーな脳味噌と白いご飯のコントラスト。日本ではまずお目にかかれない、というかお目にかかってはいけない風景。まさに絶景。

やっぱりご飯は大切

満足です。大満足です。もうこれで今回の台湾旅行の目的を果たし終えたような気分です。長年食べたくて食べたくて震えるという西野カナも真っ青な私でしたがこれでようやく震えも痺れも収まるというものです。いやいや、本当に御馳走様でした。この後はいつもの様に夜市めぐりに繰り出すことと致しましょう。

目的を果たしたからといって旅の終わりではないのです。
むしろこれからはフリーダムな気持ちで喰います。

今回のお店:
金春發牛肉店
台北市大同區天水路20號

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