2015年6月12日 北海道の食材三昧「開陽亭 別邸 大三坂」

梅雨が終わったと思っていたのにガンガンと台風がやって来るというこの不幸。雨嫌い、湿気嫌い、暑いの嫌いと三拍子揃ったナマケモノには辛いのです。そんな時には爽やかな初夏に訪れた札幌のお店の記憶などたどってみます。

今を去ること一月少し前。札幌へと旅行してきました。結構前に決まったいた旅行だったのですが、なぜかよさこいソーラン祭とガッツリとかぶりまして行きの飛行機は満席でした。よくあることです。

札幌に辿り着いたのが夜ということで荷物だけをホテルに放り込んで早速晩ご飯に出発なのです。今回は前もって予約しておいた「函館 開陽亭 別邸 大三坂」へと。昨年こちらで食事をさせて頂いてあまりにも良いお店だったので二人とも楽しみにしてきました。
店構えも素敵

そして今回も前回と全く同じカウンター席に。この席がとても居心地良くて大好きなのです。まずは前菜に【モッツアレラとトマトのカプレーゼ】から。こちらのお店は北海道産の食材とワインをメインで扱っていますので当然ですがモッツアレラチーズとトマトは北海道産。うーん、旨い。サクッと美味しく頂けるのでやはりワインをいただきます。
北海道カプレーゼ

続いてはこちらのお店の名物【インカのめざめポテトフライ】を。フライといいますが実際には多めのバターで炒め揚げという感じです。これに使うインカのめざめは一年間熟成したという芋。だからなのか甘味がぎゅっと詰まって美味しいのです。
熟成インカのめざめ

珍しいところをお願いしようと【チカの香草パン粉揚げオリジナルマヨネーズソース】いただきます。チカとはワカサギの仲間だそうで、確かに味の方もよく似ています、香草とマヨネーズで実に酒の肴へと昇華されてますわ。旨い旨い。これは良い!
チカです、よく知らないけど

季節ものをやはりいただきましょう。【時鮭のポワレ オリジナルソース白ワイン風味ホタテ貝柱添え】はこの季節に堪らないトキシラズのポワレ。これにホタテまで乗っかってくるとどう考えても酒呑むでしょう。ええ、呑みますとも。トキシラズは身は柔らかくしっかりと脂ものってます。旨いなぁ。
季節の時鮭

あ、肉喰ってなかったわ。【自家製レバーパテ濃厚利金コンソメゼリー添え】をお願いします。当然ですが北海道産の鶏の白レバーを使ったパテ。しっとりねっとりと極上の旨さ。ジェルソースも良いお味じゃあないですかい。
パテはワインに合いますなぁ

パスタもいただきましょうか。【冷製イカ墨パスタ塩水ウニ添えオリジナルスタイル】。ははははは!これは素晴らしい。ウニがこれでもかと乗っかったイカ墨パスタは、ソースではなく麺にイカ墨を練り込んでます。これがまたわずかな魚介スープ感を醸し出して堪らんのです。うん、思わずお代わりしたくなるね、しないけど。大人だから。
ウニとイカ墨のコントラストが素敵

ここで私のたっての希望【カニクリームコロッケ甘海老ソース】いただきます。これがまた実に濃厚な蟹の旨味満載なのですよ。前回からすっかりと大ファンなカニクリームコロッケの魅力。ほとんど一人で喰っちゃいましたけどね。旨過ぎるからね。
油は正義

で、いよいよ〆はこれですとも。名物【うにぎり】ですわ、おにぎりちゃいまっせ、うにぎりでっせ。その名の通りウニをおにぎりの具にするんですが、当然ですがトッピング追加です。ウニを1つとイクラを2つ。溢れんばかりのプリン体三昧。旨味とはプリン体と見つけたり。う、旨ー!最初にウニとイクラをある程度食べないと巻けないのですが、それだけでもう一杯酒が呑めるという危険な罠。
これを食べねば終われない

いやもう大満足。これを食べに札幌に来たと言っても過言ではないのです。そのくらいの旨さのお店です。ちなみにほぼ1年前に一度来ただけの我ら夫婦をしっかりと覚えていてくれるというお店のスタッフにも感謝です。神戸から来たことまで覚えてらっしゃるとは思いませんでした。どうも御馳走様でした。

まぁこの後、もう一軒ワインバーにも行ったのですが、そのお話はまた機会があれば。そして店を出てから気がついたけど、鹿肉とかキジ肉とか喰い忘れてましたわ。これは仕方が無い、うん仕方が無い。

来年もまた来ると心に誓うのでした。
まぁ食べていたとしても来年も来たいのですが。

今回のお店:
開陽亭 別邸 大三坂
北海道札幌市中央区南5条西6 リッチ会館1F
TEL.(‎011)520-0155

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)