初めての鹿児島旅行一日目〜地産地消は素晴らしい「菜々かまど」

七月一日以来、すっかりと更新を怠っております、てつやです。お久しぶりです。いやまぁ本当に久しぶりすぎて更新の仕方を忘れてしまいました。ということでリハビリを兼ねましてぼちぼちと再開していきたいと思います。またしても焼肉では無い更新になりますことをお許しください。



imageということで、今回のネタは九州は鹿児島旅行でございま〜す(サザエさん風に)。実はワタクシ鹿児島は初上陸なのです。鹿児島と言えば九州男児、薩摩隼人と男臭いイメージ。私のように軟弱が贅肉を纏ったような似非漢が立ち入っても良い土地柄なのか自問自答。ま、芋焼酎が旨そうだからいいんじゃね?という究極の結論を導き出しまして、はれて機上の人へとなりまして候。

imageあ、その前に。当然のように空港では酒呑みます。これがなくてはエンジンがかからない。沖縄へと行く場合はオリオンビール、北海道へ行くときにはサッポロビール。鹿児島なら…焼酎はなかったので神戸ワインをいただきましょう。うん、イマイチだった。仕方がないので生ビールで口直し。仕方なかったんだからね。別にもっと呑みたかったからじゃないんだからね。

imageさてさて。そうこうしているうちに飛行機へと乗り込みまして御料人様が買い込んできた唐揚げとミートボールでさらにビールをいただきます。あのちっこいビールが200円。なにげに嬉しい販売価格なのです。そして密室での唐揚げ攻撃というある意味、匂いのテロリストと化してしまいました私達。乗り合わせた方ゴメンナサイ。だってお腹空いてたんだもの。

imageでまぁあっという間に鹿児島空港へと到着。さすが欲望という名のスカイマークさんは早いです。一時間ほどで到着しちゃいますからね。んで、空港バスにて今夜のお宿へと移動。はっきり言ってこっちの方が時間がかかったような気がします。実際には短い時間だったのですが、もうそこまで来ていると思うとついつい気が急いてしまうのは関西人気質というヤツでしょう。

imageホテルに荷物を放り込んで、今夜の夕餉を頂きに行きましょうか。御料人様によって前もって調べて頂いていたお店、「菜々かまど」へと向かいます。ネットで情報収集は御料人様におまかせすれば大抵間違いないですからね。そしてこの店も大当たりでした。まずその佇まいがいい!細い路地の奥、え?本当に店なの?と思う場所に小さく照らされている看板。この雰囲気だけでも楽しくなるじゃないですか。

image魅惑の格子戸をがらりと開けばそこはめくるめく呑兵衛共の溜まり場。L字型のカウンターの奥には職人堅気で有りながら柔らかい物腰のご店主。いいねぇ。で、早速二人で鹿児島上陸を祝って乾杯。付き出しにやって来たのは【春雨のチャンプル風】。こいつを摘みつつさて何にしましょうか。やっぱり鹿児島の物をいただくのが通例ですね地消地産。

image【首折れ鯖の造り】からいただこう。こいつがまた旨いんだ。鯖の刺身なんてのは鮮度が命。なんて言うのか、こう、あー、旨いんだ。脂ののりは控えめなんだけど旨味がぎゅっと詰まっていて刺身自体がだれてないの。こりゃあ堪りませんわ。ウマウマと二人で喰いつつ目の方は次の獲物を物色しているわけですが、ここで目に付いたのが大鉢に盛られた貝。

image【ツブ貝】もお願いします。がばっと小鉢に入れて頂いたツブ貝は、ざっと数えても20個ほど入ってますよ。しかも結構大ぶり。いいねぇ。では早速。お、甘いねぇ。そうそう、先ほどの刺身の時にもそうなのですが、鹿児島の醤油って甘いんですよね。なのでツブ貝の味付けも必然的に甘いのです。しかしこれが焼酎に合うのです。ええ、焼酎いただいております。乾杯のビールなんてあっという間になくなりましたから。

image本当はキビナゴの刺身が欲しかったのです。しかし無いものは仕方がない完売してるんだもの。で、【イカ刺し】を。ぶりぶりで旨そうなイカ。喰ってみたら思ったとおり甘くて旨い。しかも甘い醤油にもすげえ合うのです。旨すぎ。よーしお父さん頑張っちゃうよ。【腹皮】なんてのもいってみましょう。鰹の腹皮は焼酎の敵。ん?味方?恐ろしく消耗してるんですが、焼酎が。

imageもうね、みるみるうちに無くなっていくの。腹皮の脂と芋焼酎の相性は異常。何らかの化学反応が起こっているかのように揮発してます、我が肝臓に。この調子でがんがんと喰って呑んでいると危険なので野菜もので息継ぎしましょう。えーと、どうしようかな。あ、これがいい!【ニガウリのサラダ】をお願いします。この苦みが大人の味覚。うーん、いいねぇ。

imageたっぷりの鰹節でいただくニガウリは心を癒してくれる南国の味。ええ、最近では関西でも普通にありますが。そのあたりは旅情と心意気で目を瞑っていただいて。そろそろイイ感じで腹もくちてきましたので最後にこちらをいただきましょう。【飛び魚のつけ揚げ】です。いわゆる薩摩揚げの一種ですね。すり下ろした飛び魚を油でじっくりと揚げていただきます。

imageう、旨、旨すぎ、淡泊なようでしっかりとした味付け。じゅわりと染み出す旨味の渦。ああ、口の中が幸せいっぱい。思わず涙が一条流れそうになりましたがおっさんが泣いても薄ら汚いので心の汗は秘めておきましょう。ということで御馳走様でした。いやーマジで旨かった。鹿児島の一軒めにして既に大満足じゃあありませんか。

いやいや、本当に素晴らしいお店でした。とっかかりの一軒目でこれだけの幸せ充実笑みがこぼれそうな体験をしてしまっては、鹿児島を愛さねば仕方がありませんわ。

我が心の故郷がまた増えてしまった瞬間なのです。
ということでこの日は大人しく帰ったのでした…続く。

菜々かまど
鹿児島県鹿児島市山之口町10-18
TEL.(?099)225-7588

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