途中下車は楽しい旅「三陽ラーメン、福田フライ、駅パオ」

先週の土日はちょっと縁があって山梨まで行って参りました。想像していたよりも随分と遠いんだなぁ、山梨。新幹線と在来線、特急を乗り継いで五時間強。で、そちらの方のお話はまた機会があれば。ええ、肉喰ってないので。

で、その帰りのお話です。我ら夫婦、よく東京まで遊びに行くことはあるのですが横浜は全く土地感がない。新幹線の乗り換えまでに結構な時間がありましたのでちょっと街中探索に出てみることにしました。ま、乗換に時間があったのではなく、乗換の時間を遅くして呑む気満々だったわけですが。そんなことは言うまでもないですね、いつものことです。

全く土地感がないので、こういう時には聞いたことがある繁華街に行ってみましょう。「横浜駅」は当たり前、「桜木町」、ほう。何となくよさげじゃないですか?ではそこへと。駅構内の地図を見てもピンと来なかったのですが、ふと横に貼ってあるパチンコ店の広告。そこには目印にJRAの文字。うんうん、間違いない。きっとこの辺りには素敵な酔っ払い空間があるに違いない。

駅を飛び出し向かった先は果たして思惑通りのイカガワシイ素敵な町並み。まだ16:00をまわったところだというのに既にイイ感じで酔っ払いが呑んでいる。その時、我ら二人の目に飛び込んだのは店の外まで席がはみ出す中華料理店。うん、これにしましょう。取り敢えず餃子とビールだけでも良いから腹に放り込みましょうということに。

すみません、二人いけますか?「奥のカップルシートにどうぞ!」とご店主。「ビールと餃子二人前?」え?あ、え?「ビールと餃子二人前とネギ鶏ね?」あ、それでお願いします。「カップルさんラブラブセット変更無し!」。うわーメニュー決められちゃったよ。つかラブラブセットってなによ?もう素敵すぎて顔がにやけるって。

オヤジ勝手にメニュー決めるのね。というかほぼ自分たちで選んでもそれだったからまるで問題なかったけど。30×50cmほどの壁に備え付けのテーブルが自分たちの空間。そこにやって来るニンニクの唐揚げ。【バクダン】というメニューだそうです。お通しですね。これがめちゃめちゃしっかりと火が入っているんですが苦旨いの。

ちょいと甘辛いタレが焦げ気味のニンニクと実にマッチする。うは、これは辛抱堪らん。普段はあまりビールは呑まない御料人様がくいーっとイッちゃう旨さなのです。そして鶏。【ネギ鶏】はこれまたチョイ甘辛なニンニクと香辛料のきいた鶏の炒め物。この香辛料がちょっと変わってる。今までに食べたことがない感じなですよね。

この甘辛さを満喫しているところにやってくるのが【焼餃子】が二人前。ほほう、大ぶりな餃子ですねぇ。奥の方でお母さんが作ってらっしゃるのがこの餃子の皮だったんですね。こちらの方にも例の香辛料。うむむ、中華料理に詳しくないのでよく分からないのですが、これがなんともクセになる感じ。いや、旨いです。ビールと餃子最強です。

ということで御馳走様でした。次の店を探す旅に出ようじゃないですか。ここからぐるりとJRAまで見て回り、さらに妖しそうな路地を探索したのですが、如何せん時間が早いからなのか日曜日だからなのか開いているお店が少ないのです。では先ほどの三陽ラーメンまで戻ってみましょう。というのもそのちょうど真向かいに気になるお店があったから。

看板には「立呑み処 フライ屋」。この佇まいが私達を誘っているとしか思えません。お店の奥へと入り込んでカウンターへ。ほう、禁煙席ですか。まぁカウンターは繋がっているのでほとんど関係ないんですけどね。私は生ビール、御料人様は酎ハイレモンで乾杯。ホワイトボードにある【ホウボウ刺身】を頂きましょう。

ほう、なかなか旨いじゃないですか。そしてフライのお店ですから当然そちらも頂きます。【玉子、アサリ、とりかわ】の三種類。「ソースにしますか、辛いタレにしますか?」と訊かれれば、当然喰ったこと無いタレの方で。やって来た串カツ(こちらでは串揚げ)は既にどっぷりとタレに漬かってやってきました。いや、これはちょっと良いですよ、ええ。

味の方はおろしニンニクと一味唐辛子と醤油でしょうか。もしかしたら味醂か日本酒も入っているかも。ぴりりと辛い味付けがビールを誘います。うーん、旨い。齢80は越えられていそうな御嬢様が揚げてくださる串カツ。堪りませんわ。まだまだ長居したい気持ちもあったのですが、そろそろ移動と言うことになりました。どうも御馳走様でした。

このあとは横浜駅へと移動して街中を歩いたりしたのですが如何せんこれ以上に良さそうなお店を見付けることが出来ませんでした。次回はしっかりと下調べしてから来ることにいたしましょう。いやー楽しい横浜探索でした。で新幹線に乗り込むわけですが手ぶらで載るほど惚けてはおりません。当然、欲望という名の新幹線で食欲を満たさねばならないのです。

持ち込んだのは【焼売セット】をいう肉焼売とエビ焼売のセット。そして【黒豚マン】を一つ。さらにビールは鉄板ですね。ホームでしばらく待って新幹線に乗り込みました。そう、いつもは東京駅からなのでホームに止まっているのと勘違いしました。新横浜だったのでした。さっそく焼売でビールを。ほう、旨いじゃないですか。

お土産用ではなくて蒸し立てですので実に旨い。そして黒豚マンのほうも。ってなにこれ?真っ黒?ああ、黒い豚まんね。すっかりと黒豚の豚まんだと勘違いしてました。喰ってみたら普通に美味しかったので何一つ問題なし。横浜の豚まん侮り難し。つか、そういえば「豚まん」でしたね。関東では肉まんと表記されることが多いのですが。

とまぁ色々と楽しませてくれた横浜でした。桜木町のお店は野毛という実に素敵な呑み処空間。次回はしっかりと下調べしてから御料人様と二人で行きましょうと固く誓い合ったのでした。やはり港町はイカガワシくて素敵ですねぇ。

もしあるなら野毛路地裏ツアーに参加したいです。
詳しい方いらっしゃいませんかね?

今回のお店:
中華料理三陽ラーメン
神奈川県横浜市中区野毛町1-38
TEL.(045)231-0943

フライ屋 福田フライ
神奈川県横浜市中区野毛町2-71

駅パオ
神奈川県横浜市港北区新横浜2-100-45
TEL.(045)478-6506

2 comments to “途中下車は楽しい旅「三陽ラーメン、福田フライ、駅パオ」”
  1. 焼肉好きでたまに読ませていただいていました横浜の人間です
    初見で三陽ラーメンとは、正直チャレンジャーというかすごいですね
    夜が更けるにつれ活気が出てくる界隈の中でも一際目立つ人気店です
    味も面白いしあの胡散臭さと猥雑さは、癖になりますよね
    付近の焼肉関係としましては黄金町あたりが面白いかと思います

  2. コメントありがとうございます!
    予備知識なしでうろついてたので、視界に入った瞬間から目が離せなくなったこのお店に飛び込んでしまいましたw
    今度は日が暮れてからの街も楽しみたいです。
    焼肉情報もありがとうございます。
    次回の候補にさせて頂きます。

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