大阪泥酔の日帰りの旅「大黒屋、ゆるり、やまがた屋」

まずは一昨日の会合ではすっかりと泥酔してしまいご迷惑をかけた関係者の方々に深くお詫びを申し上げます。某アイドルとほぼ同時刻にほぼ同じような状態でシンクロしてしまいました。ちなみに風呂で全裸だった時間もシンクロ。

渋いです大黒屋えーと、そんな訳で水曜日。いつものように早めに事務所をでまして大阪へと向かいます。この日は移転予定の「やまがた屋」へ現店舗最後の食事へと向かったのです。が、予約時間は19:00なのでまだまだ時間はたっぷりとあります。こういう時にこそ彷徨くことが必要。17:00開店の「ゆるり」へと向ました。が、時間が早すぎた。

あっさりおから20分ほどの時間をどこかで潰さねば。と、そこで目に付いたのが「大黒正宗」の看板。その名も「大黒屋」。ほほう。これは是非とも伺わねば。こんにちは、いいですか?いえいえ物売りではございません。呑みたいのですが開店時間は…あ、大丈夫ですかそれでは。喉の渇きを癒すためにまずはビールを。あ、いただきます。

ちょいと頂きましたえーと漬物か何かありますか?え?今から切る?じゃあその【おから】いただきます。おーアッサリと美味しいですねぇ。ここから世間話がスタート。いつものことですが、齢八十ウン歳のおかあさんのお嫁入りから現在までの歴史を聞きつつちびちびと。「どこかお店の人?」いえいえ呑む方専門です。ええ、そこのゆるりに行こうかと。

「あーあそこのお兄さんのボトルがあるわよ」ほー、では勝手に頂きましょう。あ、ちゃんとおこづかい帳さんには事後報告しましたよ。てな訳でちょっと時間潰しのつもりがすっかりとご機嫌に呑んじゃいました。そう、この辺りからこの日の転落人生がスタートしていたことにこの時は気付くはずもありませんでした。

しっかりと野菜補給でまぁ御馳走様、とお店を出まして。この日の最初の目的地「ゆるり」へと到着しました。どうもお久しぶりです。すっかりとご無沙汰いたしまして。昨年の九月の末以来ですか。まずはビールを頂きながらどうしましょうかと考えます。あーそういえばこの後はどう考えても野菜を食わないですね。では前もって【有機野菜のサラダ】を。

鹿籠豚トントロの刺身旨!結構なボリュームで多種野菜が入ったサラダ。ふむ、これは旨い。もりもりと喰っているところでさいとーさんと合流。このお店で待ち合わせでした。お疲れ様、乾杯。さてでは喰いましょう。【豚トロ刺身風】は鹿籠豚。きめ細かい赤身しっとり脂身、これが豚の旨さ。ちょんと醤油をつけていただく。旨い。これは日本酒頂くでしょう。

自家製の燻製先ほどの大黒屋では大黒正宗の看板がありながら扱っていないという不思議な状況でしたのでここでいただくことに致しましょう。大黒正宗を冷やで。うー旨い。鹿児島料理なら焼酎なのでしょうが日本酒に合うんだから仕方がない。【燻製の盛り合わせ】も頂きます。日本酒で。最早セオリーなんぞはどうでもいいのです旨けりゃ。

ふかの湯ざらしは愛媛の郷土料理玉子、チーズ、ホタルイカ、レバー、手羽(あれ?腿でしたっけ)の盛り合わせ。スモーキー、旨い、日本酒旨い。そして黒板メニューでどうしても気になっている品をお願いしました。【ふかの湯ざらし】。これ喰いたくなるでしょ?淡泊な白身にゼラチン質の皮が実に素敵なハーモニー。ふわっとした口当たりで実に旨い。

薩摩揚げ旨いよ日本酒でとろけるように喉を流れる快感。うひゃたまらん。更に【薩摩揚げ】も。注文を受けてから揚げる薩摩揚げは実に幸せな味。口腔内に無駄な油が残らないそれでいて旨味ジューシーな薩摩揚げ。幸せです。まさに幸福なる口福。このままここで終わってしまっても後悔はないのですが、このあとには焼肉が待っているのです。

ということで早々に御馳走様でした。ここからは西天満へと移動します。ちなみに私には大阪の地理は全く分かりませんのですべてはさいとーさんにお任せ。連れて行ってください、どこへでも。いや目的地はやまがた屋ですが。

キムチ山盛り多少迷いつつなんとか到着。ゆうちゃん之助さんは既に到着済み。では乾杯!【キムチ】を摘んでこれからの宴を楽しみましょう。あーちなみにこの時点で結構酔ってました。あとあと考えてみたのですが、この日、実は昼飯を喰い損ねておりました。朝もバームクーヘンを数きれ食べただけ。そう、喰わずに早い時間から呑んでたのです。

まずはタンからまぁそりゃあ酔うわ。そんな訳で詳細は王子のページでご確認いただくこととして、私の方は記憶にある限り頑張ってみたいと思います。あぁ、なんて頑張りやさん。…すみません、ダメニンゲンで。まずは【タン】から。タンモトを含む二種類のタン。相変わらずの厚切り。ブロックなタンをじっくりと焼いていただきます。

六面焼きそうここでは全て焼きはお任せ。ひたすら焼いていただいた肉を喰うだけというパラダイス。ただ、ご主人の身体は一つお客は我々を含めて7人ですからご主人は大車輪の活躍。我らは応援するのみ。ジューシーなタン。じゅわっと肉汁が溢れださんがばかりのタン。旨いわぁ。タンモトもサシの甘味が何とも素敵。

男なら...このお店では肉の味付けは塩。塩で喰うホルモンの妙を楽しむのです。この辺りで飲物がマッコリへと【虎マッコリ】をボトルで。うーん、相変わらず旨いマッコリです。これも酸化が早いので管理が難しいんでしょうが、ここで呑む限りは味が変わっていることはないので大丈夫。ぐびぐび。そして更に廻る酔い。絶好調!

とろりとタマ刺続いては【タマ】ですか。ええ、あれです。それを刺身と焼きもので。サックリと切られるタマ。おもわずキュンとなりつつも旨そうとしか思えない薄情さ。刺身はとろりとした食感。エイの肝っぽい舌触り。これはこれで快感。そして焼きの方はそれがちょいと締まって味が濃厚に。うん、旨い。こういうちょっと変わった部位は鮮度がいいとひたすら旨いです。

牛の白子焼きとでも呼びましょう芸術的な包丁が入った【ネクタイ】はくるりと折りながら焼いていくというこの店独自のスタイル。その折れている様がさらにネクタイっぽさを演出…してるのかな?してないような気もする。お味の方はいうまでもなく。旨いねぇ旨い。そして【ハツスジ】は最近神戸の某店で喰いまくっている牛ズリと同じ部位なのです。

長いネクタイ恐らく初めて食べたのはこのやまがた屋だったと思いますが、見た目のグロテスクさと違って食感も味も実に爽やか。ハツの旨味に血管や筋系のサックリ感をあわせた感じ。旨味に関しては通常のハツよりこちらの方が私好みです。脂付きのハツはご飯に合うけどハツスジはマッコリによく合いますね。幸せ幸せ。

ハツスジはコロコロと焼く【ミノサンド】は脂を咬んだミノ。関西ではどこのお店でも見かけるようになりましたが数年前まではやまがた屋を初めとする一部のお店でしか無かったんですけどねぇ。つか、旨いからいいんです細かいことは。で【タンシタ】。そう、この辺りからは記憶がありません。落としてきました。多分このちょっと前に焼酎を呑み始めたからでしょうね。

ミノサンドそれでも写真があるのでそれだけでも載せておこうと思います。ちなみに、旨かったです。間違いなく旨かったはず。写真を見る限り素晴らしく魅力的な肉しか載っていないもの。【キモグレンス】や【サーロイン】、【小腸】。そして何といってもメインの【ハラミ】。こちらのお店の特徴としては「肉が長い」のです。

タンシタ、サーロイン、小腸、ハラミ!でろーんと長いサーロイン、小腸、ハラミを折り曲げながら押し付けながらありとあらゆるテクニックでその肉の最高の焼き加減を演出してくれるというパフォーマンス。素晴らしい。素晴らしいけど私の記憶は断片的だ。そして最後に覚えているのは【長芋】の所くらい。前回食べ損ねた長芋にようやく出会うことが出来たのですから。

長芋!そいうことで御馳走様でした。最後の方はすっかりと泥酔のため数々の方々にご迷惑をおかけしたようで大変反省しております。これからは酔いすぎないように自己管理をしつつ皆様と楽しい食事が出来るように努力しようと思います。ま、どうせ呑みすぎたら分からなくなるんですけどね。ちなみに昨日はまさに鉛の泥人形と化して死んでおりました。

そして今朝も三日酔いくらいの勢いで身体が重かったです。
昨日は完全休肝日だったというのに。

今回のお店:
大黒屋
大阪府大阪市福島区吉野2

酒縁 ゆるり
大阪府大阪市福島区吉野2-1-24
TEL.(06)6445-3577

炭・やき肉 やまがた屋
大阪府大阪市北区西天満6-5-3
TEL.(06)6367-3666

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