いよいよ常連化してきました「ホルモンX」

このところどうも外食に失敗しがち。御料人様と二人ならばまず間違いなく旨いモンが喰えるのですが、一人で喰いに行くと見事にダメダメな状態。御料人様と別行動の場合は間違いのない店で喰うのが得策。ということで先週末は「ホルモンX」へと。

ミノポン旨い!そして偶然、焼肉心に満ち満ちていたさいとーさん御一家と合流することになりました。ええ、神のお導き。それにしても最近のホルモンX利用率の高さは驚きです。思い立ってすぐに行けるというのがかなり嬉しいのでしょうね、ええ。その内に予約必至ということになればまた放浪の旅に出ることになりそうですが。

生レバーも旨いさて、さいとーさんといえば走る食欲ということで有名な方。大阪の肉王子と双璧を成す大食漢。しかもご家族連れ。ということは例のアレが出来そうじゃあないですか。そう「完全メニュー制覇」という誰しも考えるけど実行に移す莫迦はいないというアレです。さいとーさんと相談した結果、やることになりました、莫迦二人。

このお店では初生センマイすみません、メニュー全部お願いします!と元気よく注文。まずは突き出しの【ミノポン酢】をつまみながらビールで乾杯。子供達はお茶。相変わらずミノポン大好き。子供用に別の突き出しがあったのですが、さいとー家の子供達にはミノポンの方がお気に入りだったようで、お父さんのミノポンをこっそりと横から食べ尽くしてました。

ユッケもお初で、生もの。【生レバー】はいつもの旨さ。見た目以上の旨さを誇る一品。更に【生センマイ】なのですが、そういえばあまり喰った覚えがない。ええ、初めてでした。早速頂きましょう。水っぽくなくあっさりとしたセンマイ。鮮度の方は文句なし。これにもう少し甘味が加わると完璧。その辺りは肉質と洗いの妙なのでしょうね。

上ミノ、ミノ【ユッケ】もそういえば初めてです。肉は旨いしタレも良い。梨やリンゴなどの代わりに長芋が刻んで入っています。これはこれでトロリシャッキリの食感が楽しい。そうか、この店では生ものはレバーしか喰ってなかったんですね。いや、これは失敗。生センマイもユッケも旨いじゃないですか。一人焼肉の機会があればユッケをご飯に乗せるという荒技使いましょう。

牛ズリ、ハツ【キャベツサラダ】などもありましたが私はパス。ええ、肉を食いに来ましたから。いよいよ焼き始めます。まずは【上ミノ、並ミノ】から。肉厚のミノが二種類。はっきり言って旨い。シャッキリとした歯応えの並ミノ。脂を咬んで更に肉厚な上ミノのコンビネーションはホルモンの定石。鮮度が落ちるとアンモニアっぽい異臭がしますがそんな心配はまるでない。

キャベツサラダ。あ、喰ってなかった【ナムル】なども間に挟みつつ、続いては心臓二種盛り【牛ズリ、ハート】が。牛ズリはあれですハツスジ。個人的に大好物なので大層嬉しいのです。ハートはブロックではない程度の厚さ。これは標準的な大きさに比べるとやや大きめなのでしょうか、焼くのにはちょうど良いのかも。やや甘めの揉みダレによく合っています。

ウルテ、タケノコそして管セット【ウルテ、タケノコ】。喉ナンコツのウルテと、心臓近くのぶっとい血管タケノコがセットで。タケノコはあまりの肉厚に思わずイカ焼きかと見まがうほど。いや、これは立派なタケノコだわ。ウルテの方もキッチリと包丁で処理してあるので焼きすぎない程度で食べてもしっかり食感が楽しめます。うん、いいコンビネーション。

意外と旨いナムルは喰いましたちょっと赤いホルモンへ。【ネクタイ、赤ツラミ】へと移行。牛の食道ネクタイ。これもしっかりと包丁が入っているので食べやすい。味の方は見た目と同じく赤身っぽいのですが、やはりホルモンの旨味。赤ツラミはポッサムチプで時々頂いている部位ですね。ポッサムチプのものとよく似ているので同じ所から入手しているのでしょう。

ネクタイ、赤ツラミ【コテッチャン、赤センマイ】は脂多め。コテッチャンのさらりとした脂は焼きすぎないようにしないと流れてしまいます。コテッチャンは小腸ですね。コイツの旨さは脂の旨さと腸のコリッとした食感のバランス。ちなみにビールのあとに大ライスを頂いてそのあとにビール二杯目、そしてコテッチャンの旨さに耐えきれず更に大ライスのお代わりという暴挙に出ております。

小腸、赤センま、ここの大ライスはてんこ盛りではないので、ご飯てんこ盛りの会のメンバーとしてはお代わりは当然です。ええ、さいとーさんも子供達にご飯を取られてしまうのでお代わりしてらっしゃいます。ご飯とホルモンの相性はとどまるところを知らない食欲の扉を開いてしまいますね。赤センマイともよく合いますわ、旨!

大ライスに二杯目!【ハチノス、焼センマイ】もなかなかのもの。水っぽくなりがちな部位ですがしっかりとした鮮度。ハチノスに関しては下茹でしておいた方が食べやすいかな?というくらいでしょうか。もっとも、焦げないように気をつけてしっかりと焼けば何も問題はないんですか。センマイも生で喰ったのと同様実に旨いのです。

ハチノス、センマイ【てっちゃん】は肉厚ですが脂はほぼ無し。今はなかなか脂しっかりのてっちゃんは難しいですね。でもしっかりと肉厚なてっちゃんは旨いです。ええ、ご飯にもビールにもよく合います。やっぱりアレだわこの手のホルモンは大好きだわ、というのを実感させてくれますね。そして【焼きレバー】を。これがまたやってくれます、旨いです。

肉厚てっちゃん生で喰ってもまんま旨そうですが、炙るように焼いてタレ喰うとこれは別物。旨いなぁ。焼きレバーのぱさぱさ感が嫌という方もいらっしゃいますが、本当に旨い焼きレバーはしっとりと、そして甘味が際だつものです。旨いレバーを喰えば人生観が変わるんですがねぇ。そして【七色ホルモン】でホルモンを締めましょう。

焼きレバーもういつものように色々なホルモンが盛り合わせなので詳細は書きませんが、というか既に上記に記されてますので味の方は問題なく旨いです。ここでお店の方から「これも食べてください」と頂いたのが【ミノサンド、リードヴォー】の二種。脂を咬んだミノサンドと、本来は単品メニューのないリードヴォーをサービスで。

七色ホルモンさすがにホルモン全喰したのでご褒美でしょうか。リードヴォーはいわゆるシビレといわれる部位。焼肉用語のリードヴォーは本来のフランス料理のリードヴォーほど厳密じゃないです。仔牛の胸腺を総称してリードヴォーと呼んでいるようですね。脂がしっかりとしているので白飯で喰うといくらでも入ってしまいます。危険。

ミノサンド、リードヴォーさて。本当は赤身メニューも全食の予定でしたがさすがにきつくなってきたので【塩タン】と【アバラ】で肉の方は終わっておきましょう。もうね、喰いすぎですから。塩タンは四種類の薬味&タレ。軽く焼いて薬味で頂く。いい加減子供達は食べ飽きたかと思いきやまだまだ喰ってます。うーん、凄いわ。さすがさいとー家のお子様。

塩タンと四種の薬味アバラも肉質良いですね。私にはちょっと良すぎかなと思えるほど。「ゲタカルビも少しだけあったのでお付けします」とこちらも頂いて。ゲタカルビ旨すぎ。うひゃあご飯お代わりしちゃおうかしら。いや、さすがに三杯目はいかんだろう、と自粛しました。それにしても大満足。さいとーさんは【タン骨スープ】を頂いておりましたが私はそこまでは。

ゲタカルビとアバラ、旨すぎということで御馳走様でした。いやー喰った喰った。これだけ喰っても思いの外お安いのもこのお店の嬉しいところ。デザートを頂いて御馳走様でした。頑張れば完全制覇も可能でしたが、これは次回肉王子ゆうちゃん之助さんがいらっしゃった時までお楽しみとしておいておきましょう。そんな訳で、御一家と一緒に自宅までぶらぶらと歩いて帰宅いたしました。

このあと御料人様からの呼び出しで更に梯子酒へと旅立ちました。
ワインバー→台湾料理という御莫迦コースで週末の夜は更けるのです。

今回のお店:
ホルモンX(エックス)
兵庫県神戸市兵庫区中道通1-3-16
TEL.(078)576-7209

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