お江戸の旅2009その弐「鷹匠、まるい」

東京二日目。昨日の暴風雨から一夜明けてお江戸は日本晴れ。いや、本当はちょっと曇っていましたが。ま、気にせずにお出かけお出かけ。本日は関東在住のお友達うたまろ氏と昼酒&夜酒の予定なのです。根津の蕎麦店に行くということでホテルを出立。

突き出しとサービスのにごり酒上野まで大江戸線で移動してからブラブラと街中探索。アメ横を一往復半してから不忍池をぐるりと回って途中で某高級焼肉店や受験の神様を拝みつつ、待ち合わせ場所。そしてお店へと。ここは以前御料人様と二人で行ったことのある蕎麦店「鷹匠」です。その時は事情があって酒が呑めなかったのですが、今回は解禁。

盛り合わせ、旨いということでいきなり呑みます。まずはビールから。と、猪口に何やら白濁液。にごり酒ですか。ほほう、これはこれは。早速これで乾杯。つきだしの【煮豆】は醤油味。これが滅法旨い。うたまろ氏はお代わりしてました。で、それとは別に【盛り合わせ】を。蕎麦といえばまずは一杯お酒をいただくのが礼儀ですから、肴は必要。

合鴨ロース、たまらんぜで、これがまた素敵。甘めの卵焼き、板ワサ、もろみキュウリ、豆、おから風?、山椒チリメン、古漬けというラインナップ。板ワサは非常に魚の味を感じまして、良い物なんじゃないですか?普段から安い蒲鉾しか食ってないですからその辺りはよく分かりません。もろみの方はといえばこれも甘すぎないピリ辛で実に旨い。

生湯葉ですおから風のはものが何だったのか結局分からず。ま、この辺りは気分のもんですわ。山椒チリメンも煎っているのではなく煮込んだチリメン。いやー取り合えず日本酒に変更です。すみません、燗酒お願いします。あ、ちなみに途中合流のうたまろ氏の同伴者様が来たところで、この盛り合わせはお代わりをいただきました。

結構な量です、湯葉そして不忍池で見かけた鴨が気になったので【合鴨ロース焼】を。そういえばハワイに行った時にも合鴨を見かけたのでローストダックをいただいたりしましたっけ。目に入った物を取り敢えず喰うというダボハゼか食用蛙のような生き様。ていうか、合鴨ロース、旨すぎ。恐らく自家製の柚胡椒をちょいとつけると旨さ爆発。

釜あげの蕎麦掻き付け合わせの水菜のサラダも秀逸なれども、私の心をガッツリと持っていったのはカレー風味の玉葱のピクルス。これは旨い。最初はてっきり漬物だと思っていただけに、口に入れた瞬間の驚きと興奮といったら。この絶妙な旨味は、そのうち自宅で再現してみようと思うのが当然ですね。いやぁ、小技がいちいち効いていますわ。

焼味噌は香ばしくて酒に合います酒の肴にいいのを、と【生ゆば】を。これは山椒か酒盗でいただくそうです。この湯葉と酒盗の絶妙なる組み合わせが堪らない。まさに酒盗。私の酒をどんどんと盗んでいくのです。えーい、仕方がないとばかりにどんどんと酒をお代わり。もうね、際限がないねココまで来ると。湯葉のアッサリと酒盗の旨味に終わりがない。

まずは「せいろ」さて。蕎麦といえば当然これでしょう【釜あげ蕎麦がき】いただきますよ。これがまた私達が想像している物とはちょっと違うのです。どどんと盛られた蕎麦掻きをしゃもじで切り分けて生醤油で。もう、すげえの。蕎麦の香りというかもう辛味大根との相性も完璧。悶絶するほど旨いのですわ。ちょっと蕎麦掻きを甘く見てましたね。

色白な二八のせいろちなみに揚げ出しやぜんざいや磯辺の蕎麦がきもあるそうなので、次回は是非いただきたいと思います。そういえば日本酒のお供を忘れていました。【焼味噌】をお願いします。焼味噌をちみちみと食べながら日本酒をいただくってのは実に粋ってもんじゃないですか。うんうん。で味噌。旨すぎ。粋とかいってられないでがっつく莫迦共。

ちょっと太めな「深山」なんというか、ね。香ばしさとちょっと甘い味噌の旨さが日本酒を合わされば止まるところを知らず。旨すぎというのも罪な物。いやーすっかりとほろ酔い気分。ではいよいよこの辺りで蕎麦をいただきましょうか。【せいろ】と【深山】を。私と御料人様で半分ずつして味を見る。うん、旨い。以前深山をいただいた時はかなり太いと感じましたが今回はそうでもない。

深山の方が香りが強いこのくらいの方がいい感じですね。喉越しもつるりと心地よく、ぐっと香りを楽しめます。せいろは二八。実に上品に。いやー満足満足。すっかりとご機嫌になっちゃいましたわ。ということで御馳走様でした。これだけご機嫌にいただいても一人あたり3,000円くらいというのが蕎麦で一杯の楽しさですね。

12:00から呑み始めてすでにこの時点で15:00と、実に三時間ほどの宴会。昼間っから。莫迦丸出し。しかしグズグズしていられないのです。というのも次に予定されているお店まではちょっと距離があります。タクシーで移動する訳ですが、開店16:00というのに30分前には並ばないと入れない可能性があるとか。え、ええーーー!ということで早々に移動。

このメニューが堪らない無事15:30に辿り着いたら我々が二組目。「今日は寒いから中で待っててね」とお店のご主人に促され、お店の中で開店まで待つことに。ここでうたまろ氏のお知り合いと合流する予定ですので総勢5名。カウンターは無理なので二階の座敷へと通されます。ほう、これはこれは。普通の民家じゃないですか。いいねぇ。

牛レバー刺は親と子でこういう風情のお店は大好きです。最早店構えすら大好物。ちなみにお店は「もつ焼 まるい」そう、ここからが我々の本番なのです。昨夜の西口やきとんは私の郷愁。ここは鬼のように強襲するわけです。まず注文からして違う。メニューを見せて「ここからここまでね」と生もの全て注文。一部欠品があったようですが、出来るものは全てお願いという無茶っぷり。

黒タン刺五人なのにビール大瓶四本という莫迦っぷり。勢いが大切。弱気なところを気取られてはいけませんからね。で、乾杯。いったい本日何回目の乾杯だろうか。ちなみに喰ったメニューを列記していきますね。一部抜けていたり分からなかったりした場合は適当に書きますからその辺りは酔っ払いのこととご容赦くださいませ。

馬刺はニンニクがよく合います【牛レバ刺】【仔牛レバ刺】【黒タン刺】【馬刺】【牛煮込】【冷やしトマト】【おしんこ】【ガツ刺】【ニンニク焼】【牛レバ刺(お代わり)】【ほほ肉ステーキ】【白】【黒タン刺(お代わり)】【コブクロ刺】【地鶏すきみ焼】【タンあみ】【タタキ】とまぁこんな感じ。この間にビールはサッポロの赤星と芋焼酎をボトルでいただくという豪快さ。

煮込み堪らん旨さ本当は全ての肉に対して感想を書きたいのですが、如何せんあまりの勢いと酔っ払いと会話の楽しさのために「細かいことを言うな!」という気分になっちゃったのですよ。これは仕方のないところ。取り敢えず覚えているところだけでも。レバ刺は親子でセットいただきましたが、親の方が旨かった。レバーの旨味がしっかりとしてました。

ガツ刺もたっぷりと子牛のレバーは柔らかくて淡泊。生レバーが苦手な人にはこちらの方がいいかも知れませんが、レバー好きにはちょっと物足りない。やはり濃厚な親のレバーをオススメしますね私達は。そしてそれをお代わりしているところからもその旨さを分かって頂ければ幸いです、そして馬刺。もともとお江戸の頃から桜肉は食べられてましたから旨いのは当然かも知れません。

なんとも素敵なステーキそれにしてもいいお味でしたよ、馬刺。馬レバ刺もあるそうなのですがこの日は欠品。実に残念。まぁきっと次回もあるでしょうからその時にいただきましょう。煮込みはモツ煮込み。色々な部位が放り込まれていて実に食べ応えがありました。出汁自体がホルモンの旨味が染み出しているので、野菜類を放り込んでも旨いでしょうねぇ。

ホルモンは焼も旨い七味なんてきかせてがっつりと頂くと酒がいくらあっても足りませんわ。途中で新香やニンニク焼なんてので箸休めしながらがんがんとかっこむ肉、肉、肉。不思議なくらい喰っちゃいますね。ステーキやタタキも実に旨いのです。そういえば、最初に生ものを喰っていると、お店の方がやって来て「焼きもの始まります」との宣言。

鳥すきみ、コブクロ、豚タン、タタキでしばらくすると二階までどんどんと上がってくる煙。うは、こりゃあいいわ。一気にもつ焼気分が高まります。煙に巻かれている時にこそ本来の「モツを喰っている感」が湧き上がります。最近の小綺麗な店とは一線を画した昔ながらの良いところですね。いやー楽しい呑み会でした。実際には五人で喰ってますから量的にはそんなに多くはないですね。

赤星、つきだし、トマト、漬物店の雰囲気込みで腹一杯楽しんで御馳走様でした。ここでのお勘定もかなりお安く。うーん。東京の食べ物は高いというのは錯覚でした。というか、下町ならば地元神戸とどれほどの差もないということですね。いよいよ東京の繁華街から離れていく自分達を感じてしまいます。ということでうたまろさんありがとうございました。お江戸の旅二日目。実に目一杯楽しませて頂きました。そして腹も一杯心も一杯。

もう一杯呑みたいところは我慢しておきました。
これ以上呑んだら翌日ダメニンゲン確定ですからね。

今回のお店:
蕎麦 鷹匠
東京都文京区根津2-32-8
TEL.(03)5834-1239

もつ焼 まるい
東京都墨田区業平
(詳細はお調べください)

2 Comments
  1. 馬ステーキが抜けてますね、あとタタキじゃなくて、ローストビーフだと思います。生肉と半生肉で満腹になるという異常な一夜、ありがとうございました。
    相方も満足してました。

  2. >ばかまろさま
    こちらこそ楽しい一日でした!ありがとうございました。
    修正はこっそりと行っておきます。
    やはり酔っぱらいすぎでしたw

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