夏の富山満喫’08の壱「板前料理 おら」

今年もまた我が第二の故郷富山へと行って参りました。そう、法事です。私が初めて富山の地を踏みしめたのもこの季節。そんな訳で久しぶりの富山の夏を満喫です。いや、法事です。それ以外はたまたまの出来事です。あくまでもメインは法事です。


デパ地下最強法事のため、仕方なく仕事を半休。欲望という名のサンダーバードに御料人様と二人して乗り込んで北陸の地へを目指して。いつものごとく、旅行は電車に乗った瞬間から。取り敢えず大阪大丸にて肴を調達。発泡酒と共に運ばれていく我が身体と魂と天ぷら盛り合わせ。これがなかなか旨かった。コンビニやキヨスクではなく百貨店の底力

さて列車はすすむよどこまでも。半日近くを列車という監獄に繋がれたままようやく到着。ちなみにアルコール解禁な監獄は世界広しといえどもそんなに多くはありません。飛行機と列車くらいです。人はそれを旅行と呼びますが。で、色々とあって到着。明日の法事に備えてガソリンを投入せねばなりません。

まずはおから勝手知ったる第二の故郷。荷物を放り込んで目的のお店へ。「板前料理 おら」の暖簾をくぐります。お久しぶりです。いつもの人なつっこいご主人の笑顔で出迎えて頂きます。まずは喉がからからなので生ビールから。ぐびりと喉越しを味わっているところに先付けは【おから】から。具沢山。そしていいお味。

こういう一品が旨い煮魚の出汁と思われる濃厚な味付け。旨いわぁ。そして【鰯の煮付け】が。いやーーー!旨すぎ!これは辛抱堪りません。ちょっと生姜の効いた煮付けの旨さは日本酒が欲しくて欲しくて。しかし、今回は翌日早くから法事が待っています。いつものようにご機嫌で呑んでいたら絶対に間違いなく宿酔のために遅刻しますから。

当然の岩牡蠣そんな訳で少し我慢。で、この季節外せない、というよりもむしろコレが目的の【岩牡蠣】をいただきます。肉厚濃厚旨味の富山の岩牡蠣。うひょーーー!来たよ、これ、来ましたよ!まずは身の厚いところから。口腔に広がる夏の海の濃縮な旨味。あうあう。味付けいらない。牡蠣の旨味だけで十分。これ以上足すものも引くものも無し。

刺盛り旨し幸せを全内臓で感じつつ、よし、刺身をお願いします。【刺身盛り合わせ】はヒラメ、カレイ、甘海老、イカ、カレイのえんがわまで。爆裂旨い。はじける旨さ。瀬戸内の魚のふわりと柔らかい食感ではなく、ぶりっとはじき返すような歯応えとそこから一気に広がる磯の旨味。堪らんぞ!ちなみに瀬戸内の魚も好きですよ、ええ。

梅貝は北陸の味特にカレイは透き通るように綺麗なカレイ。これが驚きの旨さ。確かハリカレイと呼んでらっしゃいましたが。種類なのかなぁ?で更に造りは【梅貝の造り】が。関西あたりで梅貝といえば小さな巻き貝で、煮付けたものを爪楊枝などでくるりと取り出して食べる肴ですが、こちらでは立派な大きさの梅貝を造りにしてくれます。

まずは薄にごりからもうね、これが堪らない。アワビともサザエとも違う絶品の旨さ。こればっかりは店によっての旨さの差が出過ぎちゃいますね。こうなるといよいよアレがむくむくと。すみません、日本酒をお任せで。全てを店に委ねるという方針は信頼出来るお店でしかできない荒技。【玉旭 うすにごり生】が。当然富山の地酒。

さらに岩牡蠣日本酒度が+6と結構な辛口で

2 comments to “夏の富山満喫’08の壱「板前料理 おら」”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)